足利学校
おもな建物にはどのようなものがあるか

(1)三門

足利学校(あしかががっこう)には、歴史ある三つの門があります。

最初の門が、『入徳(にゅうとく)』と書かれた門、次に『学校』と書かれた門、最後が、『杏壇(きょうだん)』と書かれた門で、いずれも国の史跡に指定されています。


三門

学校門

寛文(かんぶん)8年に創建されました。足利学校のシンボルとなっています。


(2)孔子廟(こうしびょう)〔聖廟(せいびょう)〕


孔子廟

杏壇門をくぐり、正面に見えるのが、孔子廟です。

孔子をまつってあり、聖廟とも呼ばれています。

建物の名称は大成殿(たいせいでん)といい、寛文8年に造営されたものです。

建物の様式は、明の古廟(こびょう)を模したものと伝えられています。

聖廟の中には、孔子坐像・小野篁公像(おののたかむらこうぞう)などが収められています。


(3)史跡足利学校跡


史跡足利学校跡

史跡足利学校跡は、昭和(しょうわ)63年(1988年)から建物の復元工事が行われ、平成(へいせい)2年(1990年)に完了しました。

建物は、宝暦(ほうれき)6年(1756年)の姿に復元され、茅葺き屋根で寄棟造り(よせむねづくり)の方丈(ほうじょう)や栗の板を重ねて葺いた屋根がきれいな書院などがあります。