カトリック松が峰教会
設計や建築に携わったのはどのような人物か

設計者は、スイス人建築家のマックス・ヒンデル(1887年~1963年)です。

ヒンデルは、明治(めいじ)20年(1887年)、チューリヒに生まれ、大正(たいよう)末期から昭和(しょうわ)初期にかけて16年間日本に滞在し、札幌(さっぽろ)、新潟(にいがた)、金沢(かなざわ)、名古屋(なごや)、横浜(よこはま)などで宗教施設、学校、病院、住宅等の設計を行いました。

函館市(はこだてし)のトラピスティヌ修道院、新潟カトリック教会、上智大学(じょうちだいがく)など多くの設計を行いました。


松が峰教会(まつがみねきょうかい)〔宇都宮天主公教会(うつのみやてんしゅこうきょうかい)〕は、ヒンデル45歳の時の作品です。

施工者は、当時横浜にあった宮内建築事務所の宮内初太郎(みやうちはつたろう)です。高い技術をもち、外国人からの信望が厚く、横浜を中心に多くの近代洋風建築を手がけました。