ブログ

平成24年度 新任生徒指導主事研修(高等学校、特別支援学校)第2日

目  的生徒指導主事の職務・役割、生徒指導上の諸問題等についての理解を深め、生徒指導主事としての資質の向上を図る。
日  時平成24年6月29日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任生徒指導主事
研修内容1 説明「とちぎ教育振興ビジョン(三期計画)」
2 講話「不登校の理解と支援」
3 講話・演習「ネットトラブルの予防と対策」
4(1) 事例研究「組織的な指導体制の在り方-いじめへの対応-」(高)
 (2) 事例研究「組織的な指導体制の在り方」(特)
5 講話「生徒指導主事の職務の実際」
講  師県教委事務局総務課副主幹
総合教育センター職員
県立高等学校教諭
研修の様子
講話「不登校の理解と支援」
講話・演習「ネットトラブルの予防と対策」
事例研究「組織的な指導体制の在り方
―いじめへの対応―」(高)
事例研究「組織的な指導体制の在り方」(特)
講話「生徒指導主事の職務の実際」



研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度55.6 %44.4 %

②研修ニーズ

  • 中学校と高等学校の連携(強化策、連携事例等)
  • 発達障害のある生徒の情報収集と対応
  • 理想的な段階的指導

1  講話「不登校の理解と支援」

  【研修の目標】
 学校全体で取り組む不登校の予防と支援について理解する。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 決まった職員が行うものではなく、全職員が取り組む体制作りの大切さを改めて認識しました。
  • 不登校にさせない事前の予防対策(月3日欠席管理等)が大切であることがわかりました。
  • 校内で職員への研修が必要と感じました。
  • 実際の高校の取り組みによる「予防・支援」の事例は大変参考になりました。

2 講話・演習「ネットトラブルの予防と対策」
【研修の目標】
 生徒が日常触れているネット上の情報を体験することにより、誘発されるトラブルやその予防策について考えることができる。

【講話・演習を通しての主な意見・感想】
  • 技術の進歩と同時に、情報ツールも変化しており、それに合わせた指導体制を整える必要があると強く感じました。
  • 情報モラル教育の重要さを再認識しました。
  • いろいろなサイトを閲覧しましたが、想像以上でした。人権教育もからめて生徒指導していく必要性を感じました。
  • 保護者に対する啓発を考えなければならないと思いました。
  • いろいろなサイトがあることを改めて知りました。

3 (1) 事例研究「組織的な指導体制の在り方-いじめへの対応-」(高等学校)
【研修の目標】
 事例研究を通して、いじめへの対応における組織的な指導体制を図るための生徒指導主事の役割を理解する。

【事例研究を通しての主な意見・感想】
  • その時々にどう対応していくかを柔軟に、スピーディーに考えなくてはならない必要性と難しさを実感しました。
  • いじめへの早期発見、早期対応の重要さを認識しました。
  • 組織力の重要性を感じました。
  • 段階的指導または対応の方向性が見えた感じがしました。
  • 班の先生方の様々な対応を聞くことができてありがたかったです。


  (2) 事例研究「組織的な指導体制の在り方」(特別支援学校)
【研修の目標】
 事例研究を通して、危機管理における組織的な指導体制を図るための生徒指導主事の役割を理解する。

【事例研究を通しての主な意見・感想】
  • 子どもの自立、社会参加という観点から指導していくことの大切さを改めて実感しました。
  • 「自己存在感」のもてる環境を整えたいと思います。
  • 個々のニーズを考えて指導を行う必要性があると考えました。
  • 外部機関との連携を、事前に備えていく必要があると感じました。


4 講話「生徒指導主事の職務の実際」
【研修の目標】
 生徒指導主事経験者による実践的な取組を聞くことで、生徒指導主事の具体的な職務内容を理解するとともに、自らの取組のヒントを得る。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 生徒指導を「人づくり」ととらえる、教員誰もが関わる仕事ととらえることの大切さを認識しました。
  • 「叱る」と「認めてあげる」を必ずセットにするということが参考になりました。
  • 指示ではなく導いてやることが大切であることがわかりました。
  • この仕事に就けたことを幸せに感じました。