H27トピックス

2016年3月の記事一覧

統一英語点字(UEB)の導入について

 

統一英語点字(UEB:Unified English Braille)とは、英語を使用する国々での統一を目指した英語点字の新たな表記法です。世界的なルールであり、日本でも英語の教科書や試験問題などに今年から導入されます。大きな変更点は、従来は「略字」と呼ばれていたものが九つ減って182個になり、「縮約」と呼ぶようになることです。(※1)

この改訂を受けて、本校でも下記のように変更をしていきます。

①平成28年度の中学部1~3年生の点字教科書に反映されます。縮約は2年生から段階的に覚えるので、新2年生は新たな表記を一から学びます。新3年生はこれまでに覚えたルールを一部修正する必要があります。

②高等部は、平成29年度の教科書改訂に合わせて、1年生から学年進行で変更します。

③大学入試では、平成32年4月入学分から導入されるので、旧表記で学んだ過年度卒業生は本校に問い合わせてください。

(※1)単語のつづりの一部を一マス、または二マスに縮めるもの。例えば、cancdoddayを⑤の点とdのように短く表記する。

●点字毎日活字版2016年(平成28年)3月17日(木曜日)の4面より一部引用しています。

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PTA活動 3・18 点字ブロックの日

今年も「点字ブロックの日」(3月18日)に、宇都宮駅構内及び構外で点字ブロック理解推進事業の一環としてティッシュ配布を行いました。この日は高等部生徒、保護者、卒業生、親の会、職員の総勢33名での実施となりました。今年度は啓発のためのポスターを手作りし、県内の高等学校、メディア、保護者や職員の居住地周辺のコンビニやスーパー、温泉施設、郵便局等々に掲示をお願いしました。保護者、職員、児童生徒で手分けしてお願いにあがり、100枚を超えるポスターが県内各地に配られました。写真のようなポスターを見かけた方も多いのではないでしょうか。

ティッシュを配っていたときの出来事…。高校生と思われる男の子が数人、声をかけてきたそうです。会話の一部をお伝えします。「目の不自由な人にとって、点字ブロックの上に自転車が置いてあったり、立ち止まったりしていると危ないんだよ。」「そうなんだ。じゃあ、これから友達に会うから、みんなにも伝えるよ。ティッシュを渡して説明するね。」ティッシュを配っていた保護者の方はとてもうれしかったと話していました。

このような活動を積み重ねていくことで、理解の輪が広がっていくことを感じます。御協力いただいた皆様、ありがとうございました。
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平成27年度卒業式

 3月10日(木)幼稚部1名、小学部3名、中学部3名、高等部普通科3名、専攻科保健理療科1名、専攻科理療科2名、計13名が卒業しました。

校長先生から、一人一人に卒業証書が手渡され、「盲学校の生徒として誇りをもって、思い出を糧に夢を実現してください。」とお祝いの言葉をかけられました。卒業生代表答辞では、「有意義な学校生活が送れました。学んだことを糧として一歩ずつ確実に歩んで参ります。」と感謝の言葉や卒業後の決意が述べられました。PTA会長様を始め、多くの御来賓の方々に御臨席をいただき、また、関係機関や旧職員の方々からも多数の祝電・祝詞をいただき、厳粛かつ和やかな雰囲気の卒業式となりました。

今年は、点字用紙を再利用し、高等部生を中心に家庭科や作業学習の時間にコサージュを作りました。心のこもったコサージュが卒業生の胸に輝いていました。
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