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学校生活[全日制]
化学[2年]~炎色反応の実験~
先週から2年生の化学の授業では硫黄の同素体実験と炎色反応の実験がおこなわれています。前回硫黄の同素体の実験風景を紹介しましたので、本日は炎色反応の様子を紹介します。炎色反応については前の授業でそれぞれの金属から発現する色を学んでいるため、実験では生徒に金属の成分は教えずに、発現した炎の色を見て、その金属が何なのかを考えさせました。
上の写真はリチウムの炎色反応の様子です。リチウムは鮮明な紅色を呈し、観察しやすい炎色反応のひとつです。続いて下の写真はナトリウムの炎色反応です。こちらは黄色の炎色反応を観察することができます。バーナーの炎から出るオレンジ色の炎とは明らかに違う色でこちらもわかりやすい炎色反応です。
下の写真はカリウムです。カリウムは教科書に出てくる金属の中では特に発色しにくい炎色反応で、白金線を使った方法などでは見にくい反応なのですが、実験方法を工夫することでこちらもはっきりと赤紫色を観察することができます。
この他にも今回はカルシウムと銅の炎色反応を確認しました。カルシウムとナトリウムは橙赤色と黄色で似ているため、その2種類で迷う生徒もみられましたが、両者の色の違いをよく観察し、最後に全員で答え合わせをしてその違いを確認しました。