投稿日時: 2019/12/23
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高校生未来の職業人育成事業
~「電動ミニSLの製作と地域イベントへの協力」~
本校は、平成30年度及び令和元年度に、「高校生未来の職業人育成事業」の実施校として、栃木県教育委員会より指定を受け、より良い社会を目指して主体的かつ協働的に行動できる未来の職業人の育成に取り組んでいます。平成30年度は建設科が中心となり、市内にある中村八幡宮の末社2社の再建活動を行いました。添野工務店様にご協力をいただきながら、生徒の技術・技能の向上を図るとともに地域にも大きく貢献することができました。本年度は機械科・生産機械科が中心となり、電動ミニSLの製作に取り組んでいます。株式会社人財学園様のご協力の下、溶接技術の向上を図りながら製作したミニSLで、地域イベントに参加し、地域貢献できることを目標に活動しています。本年度の活動内容は次のとおりです。特に、人財学園様のご協力により、生徒たちが講習を受けている様子を中心に紹介いたします。
第1日目
鋼鉄溶接の基礎的な技術の育成を図るため、株式会社人財学園の溶接講師花塚秀次様を学校に招き、炭酸ガスアーク溶接の指導を頂き基礎的な溶接技術の向上を得ることができました。
第2日目
板厚の薄い鋼材の溶接技術の育成を図るため、引き続き溶接講師の花塚秀次様を学校に招き、SLの線路などに用いる角パイプや薄い板材の溶接方法の指導を頂きました。
第3日目
アルミニウムの基礎的な溶接技術の向上を図るため、引き続き溶接講師の花塚秀次様を学校に招きご指導いただきました。その際軌道やミニSL本体の製作に関するアドバイスも頂き、無事車体を完成させることができました。
地域貢献活動
完成した車体は、11月23日真岡市で行われました真岡市産業祭にて出展させていただきました。当日は、天候が悪く走行はできませんでしたが、展示という形で地域の子供たちに乗車していただき喜ぶ姿を見ることができました。
また、真岡市の中学生対象とした「栃木県産業教育振興会芳賀地区専門学科生徒研究発表会」が12月18日に行われ、本事業内容を発表させていただきました。講習から発表に至るまでの様々な問題や貴重な経験は、未来の職業人として大きく成長することができたと思います。