第2回読書会


第2回読書会

 

 今年度2回目の読書会は9月20日(木)放課後に行われた。課題作品は梨木香歩『西の魔女が死んだ』。心に小さな傷を負って学校に行けなくなってしまった「まい」とイギリス人で魔女でもあるおばあちゃんとのやわらかな交流が綴られている。あらかじめ出された課題は「まいはおばあちゃんの家で過ごしてどう変わったか」「おばあちゃんのいう魔法使いとはどういう人か」など。参加者はグループに分かれて思い思いにおばあちゃん談義に花を咲かせたり、魔法使いの意義について語り合ったりした。キーワードは「アイ・ノウ」。それぞれの感想を文章として残し、最後に国語科の岩渕先生から「みんなの聞く態度のすばらしさに感心しました。ほかの人の話をやさしく聞いていてこの部屋の空気がやさしさに包まれていました。手もとに置いて何度でも読み返したくなる本というものがありますが、今日の『西の魔女が死んだ』もそういう本だと思います。みなさんもそういった一冊を見つけて、読書の輪を広げてほしいです」という講評をいただいて閉会となった。