令和6年度高校生未来の職業人育成事業

12月5日(木)

 天明鋳物師の江田さんに鋳型作りをご指導いただきました。

 製作した模型を見ていただき、鋳型はシリコンを用いた二折り法を使って、模型の上側と下側を別々に製作することに なりました。本日は、模型の下側の鋳型を製作しました。

1 粘土を厚さ5mm程度に引き延ばし、押し台を作ります。  2 ブロックで模型を囲む枠を組み立てます

                    

3 押し台に模型とブロック枠を配置します           4 はまり(合わせ印)と湯口を付ける

                  

5 2種類のシリコンを流し込む                6 石こうを流し込み、乾いたら下側の鋳型の完成         

     

 シリコンは、硬化剤の濃度を変えて、低い濃度から段階に分けて流し込みました。濃度がきちんと決まっていたので、シリコンと硬化剤の量を測るのにとても緊張しました。また、シリコンは分離しやすいので、よくかき混ぜる必要がありました。しかし、型を作る上では気泡ができないようにするため、硬化剤が入ったシリコンを脱泡したり、流しいれる時は静かに回しいれるなど、いろいろと気を付けなくてはならない点があり、それらを一つひとつ丁寧に教えていただきました。