食品科学科・麹作り、みそ仕込み実習 投稿日時 : 2021/02/04 食品科学科 食品科学科1・2年生で1月下旬~2月上旬にかけて、みその仕込み実習を行いました。 洗米・蒸米をした米に麹を種付けし、”床もみ”や”切り返し”をして麹を作り、さらに塩切りを行い『塩切り麹』としました。 大豆はシワ・ヒビ・黒色化などの不良な豆を取り除き洗浄、一晩浸水後、柔らかくなるまで煮ていき『蒸煮大豆』としました。 『蒸煮大豆』をつぶしたところに『塩切り麹』を入れ、良く混ぜ合わせた物をにぎりこぶし大のみそ玉にし、発酵容器に空気が入らないようすき間なく丁寧に詰めていきます。 その後、重石などを乗せて、みその仕込みが完成です。 麹作り実習では、麹菌の菌糸が米粒の表面から中に侵入している状態をよく観察しながら工程を進め、仕込み実習では、実際に手で蒸煮大豆を手でつぶし混ぜ合わせて生産する大変さを体感し、雑菌繁殖を防ぐためのポイントに注意しながら工程を進めました。 今回実習で仕込んだみそは、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌などの働きによって発酵・熟成されていきます。仕込んだみその色や香りが発酵中どの様に変化をしていくか、製品となるときはどの様になっているかなどを良く観察してみて欲しいです。 今後は、食品製造や総合実習の授業実習で、「切り返し」や校内販売のための製品にする「包装」などの工程を行う予定です。