生き物LIVEーサザンカ

  サザンカとツバキは、寒さ厳しい冬をたくさんの花で彩ってくれる身近な樹木ですが、その見分け方を知っていますか?

 両者はとてもよく似ている上、交雑種や園芸種も多く、区別するのは難しい部分もありますが、大雑把に言うと…

 花弁がバラバラに散るのがサザンカ。ツバキは花がまるごと落ちるので、武士には嫌われたと言われています。

 サザンカの葉はやや小型で、葉の裏や葉柄に細かい毛があるのに対し、ツバキは厚くてつややかな感じ……等の違いがあるようです。

 最も分かり易いのは、晩秋から咲くのがサザンカで、ツバキは少し遅れて、早春の気配がするころ咲きはじめます。

 ですから、いま咲いているのは、ほとんどサザンカと言えますね。校内にもたくさん見られます。



サザンカ
Camellia sasanqua
ツバキ科

よく見ると、様々な美しい品種があります。
 
 
探してみて下さいね。

一方、ツバキはまだ蕾(つぼみ)の状態で春を待っています。
 

清陵のツバキはこれまた美しいので、咲きましたらまたレポートします。

寒い日が続きますが、季節は着実に春に向かっていますね。