ミヤコタナゴ
ミヤコタナゴのどのようにして育つのか

ミヤコタナゴはマツカサガイ、ヨコハマシジラガイおよびドブガイなどの川などにすむ二枚貝のエラの中に産卵するという、非常にユニークな産卵行動をとります。
二枚貝の中でふ化した稚魚はそのまま二枚貝内で育ち、自分で餌をとることができるようになる約3~4週間後に貝の外に出てきます。

このため、ミヤコタナゴはマツカサガイなどの二枚貝がいなければ生きていくことができません。
また、マツカサガイなどの二枚貝は、幼生の時期にヨシノボリやドジョウなどの魚のひれやエラに付着して育つので、これらの魚が生息していることも必要です。

このように、ミヤコタナゴが生きていくためには、他のさまざまな生き物が生息できる環境が必要となっています。