濱田庄司 | |
濱田庄司はなぜ益子(ましこ)に窯を開いたのか |
(1)益子を選ぶ
・古くから陶器の村であり、材料や技術の伝統が今もよく残るためです。
・人の手で損なわれていない自然と人間の接し方が今も活きています。
・何よりも益子に住む人の心を大切にしました。
(2)益子での仕事
・作る技術だけに留まらず、益子の土とうわぐすりを研究し、仕事にあたりました。
・益子の中級といえる土を十分にこなすことに最上の道があるとしました。
・焼き物の美が何よりも使い道と結びつくことで初めて正しく現れるという考えをもったのです。
(3)濱田庄司の作風
・益子の土の欠点と思われた厚手の器(うつわ)を、温かみを示すものとして生まれ変わらせました。
・太い筆による絵付けやひしゃくによるうわぐすりの流しかけは、おおらかな生命感を生み、健康なくらしに用いられる作品となっています。