この教材キットは、日本歌曲の歌唱の授業の実践例をまとめたものです。
いかに言葉を大切扱うかを第1の大きな課題として授業を展開しました。日本語の高低アクセントや強弱アクセントにふれ、言葉とメロディーの関係を考えながら楽曲を分析する作業や、詩の情感や言葉の語感から受けるイメージを音楽表現に結びつけることに注意し、一つの楽曲を深く考察していく内容になっています。
授業時数は7時間の扱いになっていますが、詩の情感や言葉の語感から受けるイメージを音楽表現に結びつけ自発的に歌唱表現する場面は、もっとていねいに時間をかける必要があると思います。
生徒にとって日本語の美しさを再認識し、日本の芸術歌曲の世界に愛好と理解を深めることが大切だと思います。
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