第9回  平成28年 2月20日(土)



児童・生徒指導は、自己指導能力の育成を目指して行うものであることを確認しました。

実際の指導場面を想定して、自己指導能力を育てる指導の在り方について話し合いました。


  • 児童・生徒指導は、全ての教育活動において、全ての教職員により実践され、全ての児童生徒に対して行うものだと改めて確認しました。また、事例に対しての意見交換では、具体例を挙げて話すことができ、有意義な学びの場となりました。【現職】
  • 事例について意見交換をする中で、「そういう意見があるのか」と勉強になりました。ある子どもに問題があると、その問題だけに目が向いてしまいがちですが、その子のよいところを探して伸ばすことが大切だと感じました。【現職】
  • これまでの講座の復習のような講話で、この未来塾でどのようなことを学んできたのかを整理することができました。児童・生徒指導は、児童生徒の学校生活において、教師が行う指導の全てを含むものなのだと思いました。【現職】
  • 児童・生徒指導というと、正しい方向へと厳しく指導していくイメージがありました。しかし、その在り方として、児童生徒のよさを生かし伸ばすことの大切さや、児童生徒とのよい関係づくりから行うものだと分かり、考えが改まりました。【学生】
  • 自己指導能力の育成、自己存在感、共感的人間関係、自己決定の場を意識して指導していきたいです。事例について自分で考え、グループの人たちと意見を共有することで、新たな考えも浮かんできて、とても有意義な時間でした。【学生】
  • 問題が起きての対応だけが児童・生徒指導ではなく、未然に防止したり、自分自身で考えさせ、決定させたりするようなことも児童・生徒指導に含まれるのだと知ることができました。自己指導能力の育成につながる「三つのポイント」や「よくみる・よくきく」ことを大切にしたいと思います。【学生】







4月から5月にかけてよく見られる児童生徒の姿を想定して、そのときの学級の状態をどう捉えるか、その後の指導をどう行うかについて話し合いました。


  • 今回のような事例は、どの校種でも起こり得ることであり、学校を卒業した後も一人の人間として生きていくために乗り越えておくべき重要な課題であると思います。多様な視点、考え方を吸収し、状況に合った指導の手立てを選択していけるようにしたいと思います。今回の事例のような状況をマイナスではなくプラスと捉え、子どもたちの成長のチャンスとして考えていきたいと思います。【現職】
  • まず、クラスの実態や子ども一人一人の様子をしっかり把握し、そこから手立てを考えていくという手順は、当たり前のようでいて実際には忘れてしまいがちなことだと思いました。冷静になって手立てを考える大切さ、様々な視点から働きかけることの大切さを確認することができました。【現職】
  • 児童・生徒指導の問題は、学級を担任すると一人で抱え込んでしまうことがあるので、いろいろな先生方の意見を聞いたり、自分から情報を発信したりしていきたいと思いました。学生の皆さんの意見は、新鮮で勉強になりました。【現職】
  • 様々な視点から事例を見て、指導の方策を検討してみると、最終的には、子どもたち自身が自己決定をし、行動できるようになることが目標であることがよく分かりました。【学生】
  • 現職の先生の意見は、「さすが!」と納得し、勉強になることばかりでした。「集中させる」イコール「静かにさせる」ではなく、「一人一人を活躍させる」、「楽しく授業に向かわせる」という考えもあることに気付かされました。同じ学級集団であっても「波」があるなどということは、実際に子どもたちと向き合ってみないと分からないことなので、そういう話も聞けてよかったです。【学生】
  • 最後の研究協議にふさわしく、今までで一番意見を出し合うことができました。今日の協議で学んだことを、自分が将来教員になったときに生かしていきたいと思います。【学生】