R5 トピックス

2023年7月の記事一覧

第1回チェロ教室

 7月12日と13日の2日間にわたり、小学部から専攻科までの児童生徒がチェロ教室に参加しました。ボランティアの荒川育子先生によるチェロ演奏の鑑賞と演奏体験、合奏の3部構成で行いました。

 シューベルトの「アヴェ・マリア」や「あの日の川」などの鑑賞では、本校職員もコントラバスで演奏に加わり、児童生徒は、低音の深みのある響きを楽しみました。中学部高等部の合奏では、教師と一緒に「島人ぬ宝」をパーランクーで演奏しました。合わせる楽器が多くなると音色がより豊かに華やかになることを実感できて、生徒たちはとても喜んでいました。

 チェロの演奏体験では、荒川先生が一人一人に合わせて丁寧に御指導くださいました。「左手は、グレープフルーツを持つように指を広げて構える」とアドバイスを受けた児童生徒は、きれいな手の形で、上手に弦を押さえて弾くことができました。

   

ALT訪問

7月14日(金)に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ・P先生が来校しました。

 

<小学部>

〇グループA

 「Bowling Games(ボウリングゲーム)」では、倒れたピンの数をチャールズ先生の発音に続いて英語で上手に数えることができました。「♪Seven steps」では、皆で輪になり歌いながら体を動かしました。最後は一人ずつ英語でチャールズ先生と会話をし、児童も大喜びの様子でした。

〇グループB

 「Watermelon splitting game(スイカ割りゲーム)」や「Simon Says(サイモンセッズ)」では、集中して指示を聞き、徐々に素早く応じることができるようになっていました。また、お互いの好きなものや文化の違いについて、たくさん意見を交換することができました。

 

<中学部>

〇北山・神山学級

 最初に、お互いの好きなことについて英語で会話をしました。チャールズ先生との共通点がたくさん見つかり、親近感をもつことができました。次に、全員で協力して小さい数のカードから順に並べていくゲームを行いました。お互いの持っているカードについて質問し合いながら、うまく順番に並べることができました。皆で喜びを分かち合い、連帯感を感じることができました。

 

 

<高等部>

〇普通科2年1組

 「My ideal capsule toy(理想のガチャガチャ)」というテーマでスピーチをしました。カプセルの中身は自分の好きなゲームや列車の模型なので、自然と話に熱がこもりました。チャールズ先生も大絶賛でした。

学校公開

 7月10日(月)に、4年ぶりとなる学校公開を実施しました。本校保護者12名及び本校見学を希望する方28名の参加がありました。

 公開授業では、2時間目、3時間目の授業を自由参観としました。また希望の方を対象に本校施設内にある寄宿舎の見学も行いました。

 午前中の限られた時間ではありましたが、御参加いただいた皆様からは、「実際に子供たちが教材を使用している場面を見学できて良かった。」、「普段、見ることのできない他学部の授業を見ることができて良かった。」などの感想をいただきました。

 いただいた感想等を踏まえ、今後もより充実した学校公開を実施して参りたいと思います。御参加くださった皆様、ありがとうございました。

 

第Ⅰ期産業現場等における実習

 1年生は6/12(月)~6/23(金)にかけて、校内での実習を行いました。Ⅱ期からはいよいよ校外での実習となります。中学部と比べると、実習期間は倍になります。しっかり準備をして、有意義な実習にしたいと思います。

 2、3年生は、6/5(月)~6/23(金)にかけて、居住地近くの事業所でそれぞれ実習を行いました。

 反省会では、各自実習の課題(卒後、事業所を利用するための課題)をいただき、今後、それらの課題解決に向けて学習を積み重ねていきます。

 ある事業所では、「仕事は、挨拶に始まり挨拶に終わる。」とのお話を伺いました。改めてその言葉の大切さを感じました。

 「たかが挨拶、されど挨拶」。毎日何度となく行われる挨拶を大切にして、Ⅱ期の実習に備えていきます。

日本教育公務員弘済会からの目録贈呈について

 本校が日本教育公務員弘済会の研究指定校となり、研究助成金をいただくことになり、7月4日(火)には、その目録贈呈式が行われました。

 研究助成金は、本校教職員の視覚障害教育に関する専門性の向上のために活用します。研究の成果が日々の教育活動に反映されるように、教職員で力を合わせて取り組んで参ります。

 

小学部 遊び交流

 6月21日(水)、城山西小学校の5年生が来校し、遊び交流をしました。

 遊び交流では、最初に自己紹介をしました。グループに分かれて、好きな食べもの、得意なこと、呼んでほしいニックネームなどを伝え、最初は緊張した様子を見せていた児童も徐々にお互いを知って打ち解けることができました。

 その後、音源走とボール回しを行いました。グループの中で、順番を相談したり、名前を呼びあったり、声を掛け合うことで楽しく過ごすことができました。

たくさんの友達と交流できた経験はとても良い経験になりました。

 城山西小学校のみなさん、ありがとうございました。11月の交流も楽しみにしています。

  

第一回PTA研修会

 6月26日(月)、第一回PTA研修会を実施しました。

8名の保護者の方が参加され、「点字のしくみ」について、本校の職員が講師となり、講話や体験を行いました。

 説明を聞きながら、ひらがな五十音や数字、英字などの点字表記法について学びました。また、パーキンスを使用して、6点打ちで自分の名前を書くことに挑戦しました。初めてパーキンスに触れたという方も多く、点字読み一覧表を見ながら、苦戦している様子が見られました。

 参加された保護者の方から、「難しかったけれど、楽しく学ぶことができた。」「パーキンスの6点打ちが難しかった。マス空けや長音表記が難しい。我が子が、点字学習を始めたばかりなので、一緒に努力していきたいと思う。」などの感想がありました。

新着図書の紹介

 伊藤忠記念財団2022年度子ども文庫助成事業からの助成金で、新しい図書や読書機器を購入しました。多くの児童生徒に利用してもらいたいと思います。

 購入した図書等は、次のとおりです。

 

『さわる絵本 これなあに』

『音と光のでる絵本 スイッチくるくる』

『ふしぎな ふしぎな まほうの木』

『手で見る昆虫図鑑』(点字本)

『点字器で描ける絵と模様』全2巻(点字本)

『みんなのいのちをまもる!』全6巻(紙芝居)

『たつまきがおこったら?』全6巻(紙芝居)

『目の見えない私が「真っ白な世界」で見つけたこと』

『〈できること〉の見つけ方 ― 全盲女子大生が手に入れた大切なもの』

『百年厨房』

『点字表記辞典 第7版』

『点字表記辞典 第7版』(点字版)

 プレクストークPTN3(デイジー再生機)

                      以上