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2011年12月の記事一覧

アカデミアとちぎ『能に親しむ-謡曲・仕舞入門』講座

medium10/22,11/5.12.19,12/3(全5回実施)
 
「能」というと、一般に敷居が高い、庶民には縁遠い思われている芸能ですが、江戸時代には都市を中心に、武士はもとより町人も子どもも教養としてたしなんでいたそうです。
 medium扇がなかなか開きません。
今回の講座は『羽衣』という蔓物の名曲を鑑賞し、そのキリ(最終部分)を謡ったり、舞ったりしてみよう、というものでした。
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小学校3年生のお子さんからシルバー世代まで幅ひろい年齢の方々がご参加下さいました。
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『羽衣』は初めて取り組む曲としては、決して易しくない曲です。皆さんお宅でしっかり復習するなど、熱心に取り組んでおられました。
小学3年生あきお君のすばらしい謡を皆さんにお聞かせできないのが残念です。最終回にはゆみこさんが日本舞踊を披露して下さったり、和気藹々の中に日本の芸能の美しさ、奥深さ、多様性を改めて認識できた講座でした。
蛇足ですが、さくら清修高校生は、栃木県総合文化センターで昨年6月と8月、謡曲・仕舞を披露しております。大学にはサークルとして能楽部があるところもありますが、小・中・高校ではあまり聞きません。小学生から高校生など若い人々が日本の文化を継承し発展させてくれることを切に願いつつ、全5回(なぜかいつも雨降りでした)の講座を終えました。