学校長より

 栃木工業高校のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。このホームページを通して工業への興味・関心や本校への理解を深めていただければ幸いです。

 本校は昭和37年に創立し、今年で57年目迎えます。県南地区専門高校の中核として社会の変化や技術の高度化などに対応しながら、工業界をリードする活力ある人材を輩出してきた学校です。

 本校には「和顔愛語(わがんあいご)」という校訓があります。これは「いつもやわらいだ顔で相手方の心をくみ取り、相手方の心持ちを察してその人に接する」という意味です。つまり、他人を思いやる心を大切にしなさいという教えです。工業を支える技術者の育成を目指すことはもちろんでありますが、心豊かな人間性を身に付けることも重要であると捉えています。 

 本校の特色の一つに、30年以上にわたるボランティア活動があります。国際ボランティアネットワークとして確立した「空飛ぶ車いす活動」です。使われなくなった車いすを修理し、ボランティアの方々の手を経て、困っているアジアの国々の人々に車いすを送るという活動です。平成30年2月の時点で、海外に届けた車いすの数が2032台になりました。今後も継続していきますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 また、タイボランティア活動も、従来の活動に海外進出している日本企業の技術者の方々との交流を新たに加え、グローバルな視野を持った技術者の育成を目的とした「タイ王国ボランティア交流研修」として新たにスタートさせてから5年目をむかえ、大きな成果をあげております。ご協力をいただいております関係各団体や同窓会、PTAの皆様方に対して、心より感謝を申し上げます。

 本校の特色の二つ目は、学習や部活動に積極的に取り組み、精神と身体の調和を図りながら自分自身を向上させている、「文武両道」の生徒が多いことです。学習面においては、授業ばかりでなく、実習や資格取得などに真剣に取り組んでいます。また、運動部においては、ソフトテニス部、空手道部、弓道部、陸上競技部などが県内でも上位入賞を果たしています。文化部においては、写真部、ロボット研究部が全国大会に出場しているほか、本校のボランティア活動を支える福祉機器製作部などがあります。         

 さて、目立った活動として、栃木県教育委員会主催「平成28年度起業家精神育成事業」に応募し採択されました、研究テーマ「イチゴジャムレシピ ~栃工版こどもパソコンの開発と商品化へのアプローチ~」の「プログラミングが学べるこどもパソコン」の商品化を目指した取組があります。活動内容は、「こどもパソコン」を周知するために各種イベントに参加し展示・紹介の実施や小学校2120名、中学校445名を対象としたプログラミング出前講座と市場調査の実施、「こどもパソコンの新基板の開発」と「商品サンプル」の試作、新たに考案した「SkyBerryJAM」のロゴマークと「スカイベリージャム」の名称の特許庁への商標登録などが挙げられます。研究成果として、「こどもパソコン」の組立キット「SkyBerryJAM」が商品化され、平成27325日に栃木市アンテナショップで販売を始めることができました。
 さらに、栃木県教育委員会主催 「平成30年度起業家精神育成事業」として、「IoT化百葉箱クラウドシステムの開発と商品化の研究」というテーマで「こどもパソコン スカイベリージャム」の開発と商品化に向け、新たな企画に取り組んでいます。ホームページに詳細が掲載されておりますのでご覧ください。

 

 最後に、今後、教育体制をいっそう充実させ、本校で学ぶ生徒や教職員が誇りを持てる学校づくりに努力していきたいと考えていますので、今後ともご理解とご協力をお願いいたします。

 

栃木県立栃木工業高等学校長  須 釜 喜 一

 
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