学校長より

栃木工業高校のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。このホームページを通して工業への興味・関心や本校への理解を深めていただければ幸いです。
 本校は昭和37年に創立し、今年で59年目となり、令和3年には60周年の節目をむかえます。県南地区専門高校の中核として社会の変化や技術の高度化などに対応しながら、工業界をリードする活力ある人材を輩出してきた学校です。
 本校には「和顔愛語(わがんあいご)」という校訓があります。これは「いつもやわらいだ顔で相手方の心をくみ取り、相手方の心持ちを察してその人に接する」という意味です。つまり、他人を思いやる心を大切にしなさいという教えです。工業を支える技術者の育成を目指すことはもちろんでありますが、心豊かな人間性を身に付けることも重要であると捉えています。 
 本校の特色の一つに、30年以上にわたるボランティア活動があります。国際ボランティアネットワークとして確立した「空飛ぶ車いす」活動です。使われなくなった車いすを修理し、ボランティアの方々の手を経て、困っているアジアをはじめとする世界の国々の人々に車いすを送るという活動です。令和2年2月の時点で、海外に届けた車いすの数が2102台になりました。今後も継続していきますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
 また、タイボランティア活動も、従来の活動に海外進出している日本企業の技術者の方々との交流を新たに加え、グローバルな視野を持った技術者の育成を目的とした「タイ王国ボランティア交流研修」として新たにスタートさせてから7年目をむかえ、大きな成果をあげております。ご協力をいただいております関係各団体や同窓会、PTAの皆様方に対して、心より感謝を申し上げます。
 また、栃木県教育委員会主催「平成28年度起業家精神育成事業」に研究テーマ「イチゴジャムレシピ ~栃工版こどもパソコンの開発と商品化へのアプローチ~」として応募し採択されたことをきっかけに開発した、「こどもパソコン・スカイベリージャム(SkyBerryJAM)」を使った小中学生向けのプログラミング出前講座や、栃木市と連携したサイエンススクールin栃工。本校のものづくりの技術を生かした、栃木市の冬を彩る、「うずまの竹あかり」や「光と音のページェント」ライトアップ活動など、工業高校の良さを地域に広める活動を通して、地域に信頼される学校を目指しています。
 本校の特色の二つ目は、学習や部活動に積極的に取り組み、精神と身体の調和を図りながら自分自身を向上させている、「文武両道」の生徒が多いことです。学習面においては、授業ばかりでなく、実習や資格取得などに真剣に取り組んでいます。また、運動部においては、弓道部、野球部、空手道部、ソフトテニス部、陸上競技部、バレーボール部などが県内でも上位入賞を果たし、全国大会、関東大会に出場しています。文化部においては、ロボット研究部や原動機部、電気技術研究部、電算機部が全国大会・関東大会に出場しているほか、本校のボランティア活動を支える福祉機器製作部などがあります。         
 令和元年度より、栃木県教育委員会から「人権教育推進校」の指定を受け、今年は最終年度の2年目を迎えます。女性差別、障がい者、外国人、インターネットによる人権侵害、性的マイノリティーなど様々な人権について、栃工生が社会に出る前に確かな人権意識を身につけ、正しい行動が取れることを目指しています。教職員や保護者、地域が一体となって人権意識を高める研究に取り組みます。
 さて、本校では令和元年10月の台風19号による大水害で未曾有の被害を被りました。災害からの復旧に当たっては、全国各地の皆様より多くのご支援や、励ましのお言葉を頂戴し感謝に堪えません。現在は着実に復興・復旧への歩みを進めております。完全復旧には、まだしばらく時間がかかるものの、全校を挙げて取り組んで参りたいと思います。
 最後に、今後、教育体制をいっそう充実させ、本校で学ぶ生徒や教職員が誇りを持てる学校づくりに努力していきたいと考えていますので、今後ともご理解とご協力をお願いいたします。
 
栃木県立栃木工業高等学校長  近 藤  正
 
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