学校通信

2学期の国際理解教育活動の紹介(1)

  今年もいよいよ師走になりました。これから益々慌ただしくなりますが、前回予告しましたとおり、本校の第2学期における国際理解教育等について、何回かに分けて、ゆっくりと振り返ってみます。

1 ALT紹介
  すでに、新任のALTが着任したことはお知らせいたしましたが、本人の自己紹介を掲載いたしま     す。今後ともよろしくお願いします。 
<本人自身によるprofile>
    I am Hendrick Garret Dekker. I am from Vancouver City in British Columbia, Canada. I am twenty eight years old.I have a Bachelor of Arts degree in English as well as a minor in linguistics and teaching English as a Second Language Certification. I enjoy teaching and learning about different cultures. I have much fun every day, surrounded by the teachers and students at Kita High.

2 English Focus Camp  
  恒例のキャンプが今年も9/13〜15の2泊3日の日程で、なす高原自然の家で実施されまし  た。このプログラムは、活動中は勿論のこと、日常生活においても使える言語は英語のみという、かなりハードなものです。今年の参加者は、生徒20名(留学生4名を含む)、本校教員6名(ALTを含む)、指導陣として迎えたテンプル大学教員3名の計29名でした。
 このキャンプは、生徒主体のアクティビティ中心の授業を通して、生徒の創造性と積極性を養うことや、英語コミュニケーション能力を高めることを目的に実施され、今年で6回目となります。期間中は、ペア・ワークやグループ・ワークによる言語活動が中心になりますが、室内でのレクリエーション、夜間にはインターナショナル・クイズコンテストなどもあり、最終日には "Sales Pitch" をテーマとしたプレゼンテーションを一人ひとりが行います。3日間という短期間ではありましたが、最終日には全員が、内容のある意見発表をしっかりと行うことができました。

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2学期中間報告

   秋も深まり、紅葉前線も街まで降りてきたようです。本校の木々も美しく色づいており、特に中庭の銀杏は今が最高です。 2学期も後半になり、久しぶりの更新となりましたが、9月以降の学校の様子を、第一弾として、講演会などに絞ってお知らせします。
   その前に1つ、新生徒会が発足しました。9月末の役員選挙の結果を受けて、10月14日に認証式が行われ、2年生を中心とする新役員が出揃いました。今期は第30期生徒会役員であり、節目の時でもあります。第29期の役員さん方には、大変ご苦労さまでした。新生徒会には、先輩方の成果に立脚したうえで、活発な活動により宇北高に新風を吹き込むことを期待いたします。
   2学期には、全校生を対象とする講演会が2回開催されています。1つは、10月16日に宇都宮東警察署から講師をお迎えして実施した薬物乱用防止講話です。麻薬や覚醒剤の問題についてのお話しがありました。2つ目は、10月27日に財団法人インターネット協会からの講師による人権教育講演会です。インターネットや携帯電話の落とし穴などについて、人権と関連させてのお話でした。いずれの講話も、今の時代においては残念ながら身近な話題となってしまったことについて、必要な情報、対処法などを、具体的にわかりやすくお話いただき、生徒は熱心に聞き入っていました。事件や事故防止の観点からも、自分自身でよく考え、正しく判断し、行動することを願っています。この他にも、学年ごとには進路講演会などが開催されました。
   職員も研修を行いました。10月9日に「学校のメンタルヘルス」と題して、西ヶ丘病院のお医者さんを講師として、対人関係やストレス予防などを中心に、最近の学校現場で遭遇する課題について、知識を深化させるとともに適切な対応などについても研修しました。今後の指導に役立てることができそうです。
   次回は、2学期の国際理解教育、英語教育などについてお知らせします。
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平成20年度後半も国際色豊かです。

 二学期が始まり、3週間目が終わろうとしています。この間、北高祭や秋季球技大会が開催され、生徒たちは、青春の力を思いっきり発揮し、いよいよ、それぞれにとっての○○の秋が到来したようです。
 本校は、国際理解教育を特色としていますが、平成20年度の後半の、ALTや留学生が9月8日から全員揃いました。
 ALTは、前任者のハワイからの男性が7月末で他校に異動し、8月から後任が赴任しました。カナダ出身の男性で、何事にも積極的、すでに北高に馴染んでいます。
 留学生も4人揃いました。
    コスタリカからの女性(4月から本校に在学しています)
        フランスからの女性(8月末から)
    台湾からの女性(8月末から)
    中国からの女性(9月上旬から)
いずれも2年生に在学しており、12月には本校生と一緒に修学旅行にも参加します。
 正面玄関前のポールには、カナダ、コスタリカ、フランス、台湾、中国そして日本の6カ国の国旗がはためいています。これらの国旗は、毎朝、生徒のIEA(International Education Activities)委員が交代で掲げており、国際色豊かに一日がスタートします。

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    校舎2階から見た6カ国の国旗
(左から順に、日本、コスタリカ、カナダ、中国、フランス、台湾) 

二学期が始まりました

夏も終わりを告げようとしていますが、このところ天候が不順で雨も多いようです。本校も第二学期が始まりました。夏季休業以降の学校の様子についてご報告いたします。

1 保護者懇談(7/22〜  )
 1学期の生活状況や学習状況の情報交換、夏季休業中の重要性の共通理解などが中心でした  が、1、2年生では類型選択と進路希望の確認、3年生では大学入試制度や受験校決定に向けての心構えなどについて、担任と保護者、生徒が懇談しました。

2 課外(前期7/22〜7/31、後期8/19〜8/25)
  前期は3年生、後期は全学年です。北高生は実質、8月18日までが夏休みというところでした。

3 1、2年生学習合宿(7/28〜7/30)
 1、2年生の希望者に対して学習合宿を実施しました。会場は、1年生は鬼怒川温泉のホテル、2年生は大田原の公共施設です。自学中心に1日10時間以上の学習。生活態度や学習態度も良好で、充実した合宿でした。今後、さらなる飛躍が期待されます。

4 一日体験学習(8/20)
  中学生を対象に一日体験学習を実施しました。中学生1,110名、保護者276名、中学校の先生31名の合計1,417名の参加を得ました。当日は、東体育館と西体育館の2カ所に別れて、学校概要の説明、ビデオによる学校紹介、生徒会役員による北高生活の案内、留学生の体験発表などがあり、その後、部活動見学を含めた校内見学を行いました。参加者のアンケートでは、北高の特色が理解できた、国際交流は魅力的だと思った、英語教育の内容がよく分かったなど、進路選択に当たって参考になったとの意見が多く寄せられました。

5  第二学期始業式(8/27)
    第二学期が始まりました。長丁場ですが、昔から、勉強やスポーツや読書など「○○の秋」といわれるように、様々な活動に適した時期です。9月には、北高生にとっての最大のイベント第28回北高祭(一般公開は9/5)が控えています。その準備も少しずつ始まっています。どうぞご期待下さい。

とちぎ元気フォーラムin帝京大学


 7月5日(土)「とちぎ元気フォーラムin帝京大学」と題したフォーラムが帝京大学理工学部で開催され、本校生5名が参加しました。このフォーラムは、福田富一知事が県政の諸課題について県民と直接対話をするもので、大学生を対象にしたものは、これまでも何回か開催されていましたが、今後、参加者を高校生にまで広げることを検討するため、今回初めて、試験的に高校生にも参加が要請され、それに応えるべく、県立高校として、本校生が参加したわけです。
 当日は、福田知事から、施策について、根拠を示した明確な説明があり、その後、参加者との意見交換になりました。大学生からの質問が多い中、本校生も、「県立高校への空調設備について、快適な学習ができるということでは導入をしてほしいのですが、地球規模の環境問題もあるので、その点については、どのようにお考えですか」「最近、大型店舗がふえて、地域の小売店の勢いが無くなってきていますが、是非、地域の活性化が図られるようにしていただけませんか」の2つの意見が出されました。
 参加した生徒は、知事の説明を通して、物事はいろいろな観点や立場から確かなデータに基づいて考えなければならないということを、十分に理解したのではないかと思います。また、知事さんや教育長さんと直接対話をすることができて、行政を身近に感じるようにもなったはずです。とても有意義な半日でした。