地歴公民科授業紹介

地理歴史・公民科は、中学校でいう社会科のことです。 地理歴史科では、必修の歴史総合と地理総合、選択科目に日本史特講などがあります。公民科では、必修で公共、選択科目が政治・経済や倫理などがあります。たくさんの科目が設定されているので、興味のある科目を選ぶことができます。


《歴史総合》

 「世界と日本の深いつながりを学ぶ」「歴史がつねに動いていることを知る」ことを目的として、「世界の中の日本」について18世紀から現代までの近現代史を学びます。1年次に必修で学びます。


《公共》

 急速な少子高齢化が進む日本において、また複雑で変化の激しい社会のなかで、主体的に判断し、多様な人生観や世界観、価値観をもつ他者とともに生き、課題を解決していくための力が必要です。その基盤となる力を身につけるために、個人として、また国家や地域社会、家庭など様々な集団を構成する一員とし、よりよく生きるために必要な法、政治及び経済などの社会生活に係わる基礎的・基本的な知識を学びます。2年次に必修で学びます。


《地理総合》

 現代の日本では、異文化への理解や新しい環境を受け入れる意識が求められていることから、自然と人間の相互関係から生まれる文化に注目し理解を深めます。また地球環境問題や資源・エネルギー問題などの地球的課題をとらえ、それに対応するための前提となる知識や見方・考え方を学習から得ます。さらに日本の豊かな自然環境を学び、その恩恵と、ときにもたらす被害とその防災について考えます。また地図やGISの活用をはじめとする地理的技能を身につけます。2年次に必修で学びます。


《日本史探究》

 古代からの日本の歴史を、地理的条件や世界の歴史と関連づけて理解し課題を探究していきます。


《地理探究》

 世界の諸課題を地球的な視野でとらえることにより、持続可能な社会の在り方について探究していきます。第1部で系統地理的考察を行い、次に第2部で地誌的な考察を進めます。そして第3部では習得した知識や概念を活用して現代世界における日本の国土像を探究・構想していきます。


《日本史特講》

 近世以降の歴史を、主に文化や思想を中心に学んでいきます。


《政治・経済》

 「公共」で学習した、基本的原理の理解の上に、政治・経済用語の基礎的知識の習得と活用力を身につけます。また現代の日本と日本に関わる国々の、政治・経済の特徴を理解し、広い視野に立ち、各種の資料を活用して諸課題を把握します。さらに国際政治や国際経済の枠組みの中での日本の在り方、諸課題の解決の方向性を理解し、社会問題への関心を高め、主体的な考察の態度を身につけます。


《倫理》

 現代における自己の課題と人間としての在り方や生き方や国際社会に生きる日本人としての自覚を養います。また自然や科学技術に関わる諸問題と倫理、社会や文化に関わる諸問題と倫理を学びます。


《地域研究》

 地域産業の概略と地域産業の抱える諸問題を学びます。また地域社会のために貢献できることを考えます。


《偉人研究》

 偉人、英雄について学ぶとともにリーダーシップ理論についても学びます。学校設定科目となります。

 

 



《ここで問題!!!》
問1 飛鳥文化といえば、厩戸王(うまやとおう)が有名ですね。この人は、中学校の教科書では、違う名前で載っているかもしれません。さて誰でしょう?
   ① 徳川家康  ② 織田信長  ③ 聖徳太子

問2 この厩戸王が建てたお寺は何というか知っていますか?
   ヒント:柿食えば 鐘が鳴るなり 〇〇寺

問3 このお寺には、モデル級のスタイルのいい仏像があります。百済観音といいます。 (画像検索してみてください。) この百済観音は、何頭身かわかるかな?
   ① 3頭身   ②8頭身  ③10頭身

 正解は・・・下の「…」をクリックしてください。 

 
《問題の答え》
 問1   ③ 聖徳太子
 問2     法隆寺
 問3   ② 8等身

 日本史の授業では、各時代の文化についても学びます。 世界遺産になっている有名なものから、地元にあるレアな文化財 など。興味をもって学習していけるといいですね。