日光山輪王寺
輪王寺の起源はどのようなものか

昔の日本には「山々には神様が宿っている」という考え方があり、これを山岳信仰(さんがくしんこう)といいます。

栃木県(とちぎけん)においてもこの山岳信仰がありました。

天平神護(てんぴょうかんご)2年(766年)、勝道上人(しょうどうしょうにん)は弟子の一行と男体山(なんたいさん)の登頂に臨みました。

その時に勝道上人は男体山の麓(ふもと)を流れる大谷川(だいやがわ)のそばに聖地を見つけ千手観音を安置する寺を建てました。

これが輪王寺の起源といわれています。