進路指導室より

スマホ依存について

6月27日(金)

 

 今朝のニュースで、乳幼児に週5日以上スマホを利用させる親は、

・1~6歳児で17%強

・7~9歳児で31%強

という結果が出た、との報道がありました。おそらく実際はこれよりも多いのではないでしょうか。

 インタビューに答えていた母親からは「子どもには自制心はないので、親が管理しないといけない」との発言がありました。

 本校の児童生徒についても、多くの場合自己規制することは難しく、周りの大人が事の重要性を認識し、管理することが必要だと思われます。

 前々から保護者の皆様には学部懇談等の機会でお伝えしてきたように、卒業生の生活に「スマホ依存」が大きく影を落とす事例が見られるようになっています。ゲームや課金はもとより、副業詐欺やロマンス詐欺等の各種勧誘に巻き込まれる事例も出ているようです。

 「依存症」に達してしまった場合、治療には数か月から数年かかることもあると言われています。そして何より本人が「依存症から脱したい」という強い意志をもつことが、脱却の絶対条件だと言います。果たして子どもたちがその意志をもつことはできるのでしょうか。

 ”使わせる側”は表向き聞こえの良い文句を並べつつ当然自分たちの営利のことしか考えていませんし、その思惑はほぼ世界中の人々に見事に浸透したと思います。あとはその状況を受け入れつつ、自分の身をいかに守るかを考えるしかないのだと思います。