進路指導室より

進路指導室より

今年度もよろしくお願いいたします

4月2日(水)

 

 令和7年度がスタートしました。今年度も益子特別支援学校進路指導部への御理解と御協力をよろしくお願いいたします。今回は、各学部の進路指導計画を掲載します。ぜひ御覧いただき、年間の見通しに役立ててください。

 

小学部進路指導計画.xls

中学部進路に関する学習計画.docx

 (別表1)中学部進路指導計画.xlsx  (別表2,3)中学部学習計画社会見学職場体験.docx 

高等部進路に関する学習計画.docx

 (別表1)高等部進路指導計画.xlsx  (別表2,3)高等部学習計画 職場見学ガイダンス.docx

 (別表4,5)高等部学習計画 インターンシップ相談会.docx 

 (別表6)高等部学習計画 産業現場等における実習.docx 

一般就労への移行率(宇都宮市のデータから)

3月19日(水)

 

 宇都宮市では写真のようなガイドブックが毎年発行されており(これがとても有用で!)就労系事業所の詳細な情報を知ることができます。

                  

 今回は、ガイドに記載してある「就労移行支援事業所」「就労継続支援A型・B型事業所」の契約者数と、福祉サービスから一般就労へステップアップした人数を調べ、パーセンテージを計算してみました。

 記載してある数字を単純に足して割ったものなので、完全に正確な数字ではありませんが、各就労系サービスからどのぐらいの方が一般就労に進んでいるのか、イメージはつかめると思います。参考にしてみてください。

《宇都宮市にある移行支援事業所 16か所》

 契約者数:158名  一般就労への移行者数:53名  割合:33.5% 

《同就労継続支援A型事業所 37か所》

 契約者数:690名  一般就労への移行者数:47名  割合:6.8%

《同就労継続支援B型事業所 76か所》

 契約者数:1281名  一般就労への移行者数:7名  割合:0.5%

 

 

進路先を選んだ理由

3月11日(火)

 

 卒業生の皆さん、保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。

 卒業後、福祉施設に通所する皆さんが、どのような理由で進路先を決めたか、保護者の方にアンケートの御協力をいただきました。在校生の皆さんはぜひ参考にしてみてください。

 

    

企業説明会に行ってきました

2月25日(火)

 

 去る2月22日土曜日に、宇都宮ライトキューブで「高校生と保護者のための合同企業説明会」が行われました。普通校に通う高校生と保護者向けの催しでしたが、特別支援学校教員も参加できるということで行ってきました。

                  

 およそ35の企業がブースを設け、各回15分の説明を計5回行うという形でした(本校で夏休みに実施している「福祉施設説明会」のような形)。初めに主催者から、進学する生徒が増えている中で、高卒の就職者は貴重で「売り手市場」だ、という話がありました。

 今回「株式会社オータニ」「株式会社コメリ」「栃木スバル自動車株式会社」「株式会社TKC」「株式会社真岡製作所」の人事担当者から説明を聞きましたが、こちらからも障害者雇用に関しての取組について質問することができましたので、今後の実習受入れ等について情報共有を行いました。

自立という目的達成に向けて

2月21日(金)

 

 少し前にはなりますが、就労継続支援A型事業所で働いていた卒業生が、一般企業に就職したという話を担当の相談支援専門員から伺いました。「自立」に向けてグループホームにも入り、新生活をスタートさせているとのことです。

 私たち自身、成長する過程で親や学校から1つのゴール(目的)として「自立」というものを言われてきました。もちろん、本校児童生徒も「自立」に向けて、日々学習に取り組んでいるところです。

 「自立」にはいろいろなことが必要ですし、また人によって「自立」に対する考え方も違うと思います。改めて「自立」について一体何をするべきか、子どもたちにどう伝えたらよいかと考えたとき、今さらな感じはありますが、高校時代の大谷翔平選手が活用していたことで有名になった「マンダラチャート」に目を向けてみました。

      こんなものです⇒  

 成功者の特別なツールのように思っていましたが、こうしてみると日常生活や学校教育にも活用できそうです。真ん中に「自立」と書いて、その周りには、例えば「仕事や通所」「人とのつながり」「清潔」・・・など簡単な言葉で埋めていくと、なんとなく子どもたちに伝えることも見えてくるように思いました。

 「目的」を設定したら「小さな目的」と「目標」を決めていく。このチャートでなくても普段からしていることですが、これは「全体像」が見えるのが良いところだと思いました。

 冒頭の卒業生も、相談支援専門員さんと一緒にこのチャートを使い、本人の目的・目標設定を行っていたとのことでした。 

進路が決まるまでに

2月4日(火)

 

 2025年もすでに1か月が過ぎました。高等部3年生の進路がほぼ決まりつつありますので、2年生のとき初めての実習に出かけてからこれまで、何か所の事業所にお世話になったかを調べてみました。

 こうしてみると、最も多いのは「2か所」の事業所で実習を行い、進路を決めるケースでした。(計24名中8名=33%)

 2年生で2か所実習し、3年生の1学期では感触が良かった方の事業所で再度実習を行ってそのまま進路先とするケースが多かったようです。また、「1か所」でしか実習をしていない生徒も2名いました。在学中の早期から放課後等デイサービスを利用し、関係性を深めたその事業所で卒業後もお世話になるというパターンでした。

 もちろん実習先が多い少ないでどちらが正解というものはありません。まずはお子様がしっかりと活動に取り組める事業所を探すことが第一です。その上で、各家庭によって作業内容や送迎範囲、食事、給与工賃、事業所の雰囲気等、それぞれに重視する判断材料があると思います。実習はそれらを検討する機会としてほしいと思います。

3学期の産業現場等における実習が始まりました

1月20日(月)

 

 本日から(一部生徒は14日から)産業現場等における実習がスタートしました。2年生は2度目、3年生にとっては高等部生活最後の実習です。

 それぞれの生徒が前回よりも少しレベルアップした目標を掲げ、やる気をもって出かけていきました。お受入れいただきました事業所の皆様、誠にありがとうございました。実習終了まで、御指導のほどよろしくお願いいたします。

 

         

 

★実習事業所☆(順不同)

マルシンフーズ(真岡市大和田)、関研磨工業所(益子町上大羽)、IJTT(真岡市松山町)

アットホームたたら(市貝町多田羅)、県東ライフサポートセンター・真岡(真岡市荒町)

わらくや(真岡市下籠谷)、たすかる市貝(市貝町赤羽)、スイッチ真岡(真岡市田町)

セルプみらい(真岡市亀山)、ハート二宮(真岡市久下田)、さくら作業所(真岡市下大田和)

おらが市貝食堂(市貝町市塙)、友愛作業所(益子町上大羽)、ワークショップ菜の花(益子町芦沼)

多機能型事業所そらまめ(真岡市田町)、そうそう長沼(真岡市砂ケ原)

Ichikai BASE(市貝町上根)、手仕事工房そら(益子町長堤)

ふらっと宇都宮ゆう(宇都宮市東岡本町)、はーとらんど(真岡市西田井)、きなり(筑西市玉戸)

チャレンジドファーム真岡(真岡市白布ケ丘)、アビリティセンター(桜川市明日香)

第二けやき作業所(芳賀町祖母井)、ミライエ(芳賀町芳賀台)、SBワークス真岡(真岡市高勢町)

スマイルサポート上三川(上三川町しらさぎ)

 

年始にあたって

1月9日(木)

 

 本年もよろしくお願いいたします。

 今回のTOPICでは、ある企業の代表取締役の方から年始にお伺いした内容を簡単に御紹介します。自分が育つため、人を育てるためのヒントが散りばめられていました。

 

・御自身が幼少期から「生きにくさ」を感じていた。(成人後の検査でADHDと判明した)

・友人から疎外される日々、母親だけは「あなたはすごい子だから」と言い続けてくれた。

・最初の就職は接客業、まったく売れず会社からペナルティを受けた。そこで、成績の良い同僚の「まね」をしてみたところ、売上No1で表彰されるまでになった。

・「お客様のため」ではなく「高いものを売る」という会社の方針に違和感を感じ、転職した。

・「環境のせいではない、戦うのは自分自身」との言葉を受け、思考を変えることにチャレンジした。

 

 このお話を聴き、「学ぶことはまねることから」「誰かのせいにしても道は開けない」「誰か一人でも信じ続けてくれる人がいることで人は育つ」等、改めて実感することができました。今年も「今」を一所懸命に頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。