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第37回栃木県障害者卓球選手権大会 児童・生徒の部
本校を会場に第37回栃木県障害者卓球選手権大会が開催されました。
この大会は、本校発祥のサウンドテーブルテニス(通称STT)を通して、相互の親睦と交流を図り、障害者卓球の振興に寄与することを目的として行っている大会です。音を頼りに集中して行うスポーツで、静寂の中、ほどよい緊張感を味わえる貴重な体験にもなっています。小学部は体験的に模擬試合を行い、中学部、高等部普通科では熱戦が繰り広げられました。また、大会以外でも、小学部では楽しみながら卓球にふれ合うことを目標にする「にこにこの部」が設けられました。
なお、今年も障害者卓球連盟の方を来賓にお迎えし、エキジビションマッチを行いました。
小学部 社会科見学(黒川、神山学級)
クリーンパーク茂原に行き、焼却ごみ処理施設とリサイクルプラザの見学コースを回りました。
1000℃で焼却し、その熱を利用して発電した電気を利用する仕組みや、分別されたビンを色分けして粉砕し、更に別の施設に運ぶなど、施設の方の説明を聞きました。
そして、ごみ処理の大変さを学習することで、少しでもごみを減らすことが大切だと感じることができました。
創立110周年記念式典
平成31年2月8日、多くの御来賓の皆様、同窓生や保護者の皆様にも多数参列していただき、創立110周年記念式典が行われました。
「教職員は、県内唯一の視覚障害児者の学びの場として求められる、視覚障害教育の専門性の維持向上をめざし、これまでの長い歴史と伝統を引継ぎ、更なる発展のために努めて参ります。幼児児童生徒の皆さんは、これからも先輩方が築いてきた歴史と伝統を受け継ぐとともに、盲学校で学ぶ自信と誇りをもって、勉学に励んでください。」という校長先生のお話がありました。
また、本校の教育に御尽力いただいた皆様に、実行委員長であるPTA会長本宮由美様より感謝状を贈呈させていただきました。
式典のあとには、全幼児児童生徒による合唱と、栃木県オペラ協会の皆様によるアトラクションが行われました.48名の歌声が美しいハーモニーとなって会場に響き渡りました。美しい音楽に触れ、心も温かく穏やか気持ちになりました。120年目に向けた盲学校の新たな始まりに、関係者一同心を一つにした1日となりました。
御参列いただきました皆様、ありがとうございました。
給食感謝の集い
今年度は2月4日~8日を給食週間とし、イカメンチ(青森)やフェイジョアータ(ブラジル)など普段食べることのない珍しいメニューを楽しみました。
各学部で行われた給食感謝の集いでは、栄養教諭の内藤先生と調理員さん方に、感謝の手紙や作品を手渡しました。また、内藤先生による食育の授業も行われました。内容は以下のとおりです。
【小学部】
授業の前半は、普段なかなかお話することができない調理員さんに、感謝の気持ちを伝えました。手紙や好きな給食のメニューなどを作った作品を直接渡すことができ、調理員さんにもとても喜んでいただけました。後半は、給食を作るときに実際に使用している炊飯釜やスパテラ、しゃもじ、泡立て器などを触りました。家庭の物と比べてとても大きいことに驚きました。
【中学部】
2グループに別れて授業を実施しました。渋谷・井上・高橋学級は、食事のマナーについて学習しました。実際にお箸を動かしたり茶碗を持ったりしながら正しいマナーを確認しました。授業の後半では、内藤先生に日頃の給食に関する質問をたくさんして知識を深めることができました。
大橋・福田・木村学級は、みんなが大好きなメニューから、ハンバーグについて学びました。材料から作り方までを丁寧に教えていただきました。パン粉が入っていることや香辛料としてナツメグが入っていることなどをはじめて知った生徒もいました。各々の生徒が、内藤先生と調理員さんに感謝の気持ちと共に手作りのプレゼントを贈りました。
【高等部】
2グループに分けて授業を行いました。
2月4日(月)に実施した授業では、「土曜日の夕食の献立を考えてみよう」という活動を通して、一汁三菜や彩り等、献立を考えるときの大切なポイントについて学びました。仲間同士で話し合う活動の中で、仲間の提案した献立について「彩りが良いね。」「ヘルシーで身体によさそうだね。」「どうしてその食事にしたの?」などと活発に意見交換や質問をし合う姿も見られました。今回の学習を通して、いつも栄養たっぷりの給食や食事を準備してくれている内藤先生や調理員さん、そして家族へ感謝する気持ちをもつとともに、将来健康的な食生活を送るための知識を楽しく得られたことと思います。
2月15日(金)に実施した授業では、給食の献立で使われている食材にについて体験的に学習しました。普段、何気なく口にしている食材を生の状態で触ったりにおいを嗅いだりする中で、「つるつるしているね。」「この紙みたいなものはなんだろう。」「強いにおいがする!」など、新しい発見を楽しむ姿が見られました。内藤先生からは食材に含まれている栄養のお話もいただき、この学習を通して食べ物や食べることへの理解と興味関心がさらに深まったように思います。
幼小部 豆まき集会
節分に合わせて、2月1日に豆まきをしました。
役員が役になりきって「むかしむかしおにがきた」という節分の紙芝居を読みました。「まめまき」の歌を歌った後には、鬼が登場し、みんなで健康や安全を願って豆をまきました。