生産機械科2年「機械仕上実習」


生産機械科実習紹介
 本日6/9(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。
 今日は前回の「MC実習」に続いて
「機械仕上実習」を紹介します。
機械仕上実習では機械系のものづくりの中でも重要な「切削加工」を行います。

        旋盤加工

 旋盤とは、上図のように材料を回転させて刃物(バイト)で外周を削りとる加工です。先週から3週に渡り、旋盤を使用して技能検定3級 旋盤作業の課題を製作しています。
 下図右側の材料を旋盤で切削加工し、左側の作品に仕上げます。
  技能検定3級 旋盤作業の課題と材料

 今回は「テーパ加工」と呼ばれる、角度を付けて斜めに削り出す工程を行いました。下図左の赤丸の部分について右図のような計算によって角度を求め、斜めに削ります。

       課題の図面                テーパ角度の計算
 
 この「テーパ加工」を用いてドリルのシャンクと呼ばれる柄の部分などが作られています。テーパ加工を行うことでドリルを確実にまっすぐに取り付けることができます。
機械加工に用いる工具や道具もまた、機械加工によって製作されています。


         ドリル(全形)            ドリルシャンク(柄)部

 このように、工業製品に用いられている機械的な技術を生産機械科で学ぶことができます。

 今回は生産機械科2年生の「機械仕上実習」について紹介しました。次回は6/12(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎について紹介します。