生産機械科2年 「MC実習」1週目

生産機械科2年 実習紹介


 本日は生産機械科2年生の「実習」から「MC実習」の1週目についてご紹介します。

 「MC実習」のMCとは「マシニングセンタ」の略称で、回転する切削工具を用いて材料を切削する工作機械のことを指します。似たような工作機械にフライス盤というものがありますが、マシニングセンタは以下の3点についてフライス盤と異なります。
 
 1 使用する切削工具の交換を自動で行う。
 2 切削工程をプログラムすることで自動で切削を行う。
 3 閉鎖された空間で自動切削を行うので周囲を汚さない。

 このようにプログラムによって自動で切削加工を行うことができるため、同じ部品をいくつか作成したい時や、複雑な形の部品などの加工に適しています。


 マシニングセンタ


 今回の実習では、板材の中央に穴を開けることを想定したプログラムを作成しました。まずは、板材の寸法から、穴の位置を計算によって求めます。この時に、原点の位置によってX軸-Y軸における数値が変わってくるので、原点からの距離をよく考えながら作業を行いました。


 板材の簡単な図面

 計算を元に考えた座標をプログラムにして入力します。


 プログラムを作成する様子
 
 次週のMC実習では、直線や円弧などの「図形」を形取ることを想定したプログラムについて学習していきます。

 さて、次回は9月11日(金)生産機械科1年 工業技術基礎について紹介します。