学校の様子

2学年 平和講演会「被爆体験伝承講話」

 令和3年3月22日(月)6,7限目 第一体育館にて、2学年を対象に「平和講演会」が行われました。国立広島原爆死没者追悼平和記念館より、被爆体験伝承者辻靖司 様 を講師としてお招きし、講演をいただきました。
 辻先生は最初に「今日の講話を聴いて、今何ができるかを考えてください」と生徒達に声をかけてから、お話を始められました。放射線の恐ろしさ、15歳で被爆した女性の被爆体験、そしてその方が被爆後も深い傷を乗り越え力強く生き抜いてこられた様子、また辻先生ご自身が伝承研修で学んだことを話してくださいました。生徒達は食い入るように画面を見つめ、深く考えながら話を聴いていました
 今日の講話を聴いて感じたことを家族や友達と話し合うことが、生徒の皆さんができる立派な平和伝承活動であり、核兵器のない平和な世界をつくる一歩であると、辻先生は呼びかけてくださいました。生徒達は、今日家に帰って家族と話し合うことを、辻先生とお約束しました
 最後に、今年は広島に行くことができませんでしたが、近い将来必ず広島を訪れ、自らの目で見て後続者に伝えていくこと、核兵器の廃絶に向けて自分達ができることに参加することを、生徒代表者が辻先生に力強く約束し、講話のお礼とさせていただきました。人類の過去を振り返って学び、未来に向かって、「平和な世界を築いていこう」という意志を固めることのできた、貴重な時間を過ごすことができました。辻先生、貴重なお話をありがとうございました。