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大会報告
【美術部】栃木県高等学校美術展にて特別賞を受賞しました!
令和6年12月13日(金)~16日(月)に2024年度栃木県高等学校美術展が栃木県総合文化センターで開催され、美術部の生徒が特別賞を受賞しました。
今年度は本校からは絵画5点、空間展示・立体5点、デザイン7点の合計17点の作品を出品しました。各部門出品制限数いっぱいの出展となり、例年に増して多くの分野で多数の作品を出品することができました。
その中で、3年生の鈴木美瑚藻、同じく3年の栃木陽向が今回特別賞を受賞しました。いずれも絵画部門で油彩を主な技法としたF50号の1m近くある大作です。
鈴木さんの「描きかけの愛にフタをしないで」という作品は高校生活3年間で長い時間を過ごした美術室の自身が制作している場所を描き、そこでの思い出を振り返るように、平面絵画の周りに思い出の作品等を写した小さな写真を加工したものを糸で張り巡らせた作品です。額縁も一から自分で設計し、制作しています。
栃木さんの「自分らしさが繋がっていく」という作品は自分の小さなころの写真のパズルがメインモチーフとなっていて、18歳の成人を前に、少しずつ大人になっていく自分は幼少期からの自分の積み重ねであることに思いを馳せ、これからも成長していく自分をパズルを当てはめていく行為に重ねて制作しました。
今年度の外部で行う大きな展覧会はこれで最後となりましたが、次年度に向けて準備をし、3年生の作品から少しでも多くの学びを得て次回の作品に向けて励んでいきたいと思います。
「描きかけの愛にフタをしないで」F50/油彩・ミクストメディア/3年鈴木美瑚藻
「自分らしさが繋がっていく」F50/油彩/3年栃木陽向