お知らせ

学問研究 つくば・東京


去る11月8日(木)に、一年生SSH行事「学問研究 つくば・東京」を実施しました。
6コースに分かれ、つくば市や都内の大学・研究施設を訪問し、見学・実習を行いました。

Aコースは、筑波学園都市内にある「高エネルギー加速器研究機構」を訪問しました。
当機構の名誉教授で栃木高校のOBでもいらっしゃる高崎史彦先生に講義をしていただきました。午後は、プラスチックシンチレーターと光電子増倍管を使って、実際に宇宙線を検知するという実習を行い、目に見えない素粒子を体感することが出来ました。
  

Bコースは同じく筑波研究学園都市の「物質・材料研究機構」を訪問しました。 

シャルビー衝撃試験や引張試験などの実習や走査型電子顕微鏡、光学顕微鏡を見学しました。

  

C・Dコースはともに午前に筑波大学を訪問し、大谷奨准教授より大学での学びに関する講話を伺い、大学ギャラリーを見学しました。大学生の日常を垣間見ることができました。
  
午後は分かれて、Cコースは農業生物資源研究所へと移動し、ブロッコリーのDNA抽出の実験に参加しました。実験の後は、農業生物ジーンバンクへと移動し、資源保全への取り組みについて説明を受け、ジーンバンクを実際に見学しました。
  
Dコースは作物研究所に移動し、遺伝子組み換え技術に関する講話をいただき、遺伝子組み換え作物の研究施設をバスの車窓から見学しました。
  

Eコースは先進技術館TEPIAとMicrosoft社、ANA機体メンテナンスセンターに行ってまいりました。
先進技術館TEPIAでは,医療や身近な生活,エネルギー開発などの様々な分野に活用されている最先端の技術を見学しました。
   
Microsoft社では、インターネットを利用して、海外にいる社員の方に直接質問するという体験ができました。
  

羽田空港にあるANA機体メンテナンスセンターでは,飛行機を製造している映像を見て,その後,格納庫に入りメンテナンス中の機体について説明を受けました。
  

Fコースでは、清水建設の技術研究所と科学未来館を訪問しました。
清水建設では免震構造についての簡単な講義、研究所の展示場の見学、大型の建築物を設計する際に行われる風洞実験についての説明、風洞での強風体験などを行いました。
科学未来館では各自で常設展示物を見学した後、講義室にて放射線についての講義を受け、同じく放射線に関する実験を体験活動として行いました。

  

各コースとも普段の生活では学ぶことのできない貴重な経験ができたと思います。
大学での学問や将来の進路を考えるきっかけにしてほしいと考えています。