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祝 フェンシング部男子エペ個人中浦秀哲インターハイ優勝 大会結果報告

投稿日時: 08/27 部活顧問

 2025年8月4日(月)~9日(土)の期間で、令和7年度インターハイフェンシング競技大会が行われました。

本校からは、男子フルーレ個人で安達奏人(2年生)・男子エペで中浦秀哲(3年生)と後藤彩斗(2年生)・男子サーブルで中村洵星(3年生)・男子フルーレ学校対抗(安達・中浦・後藤・中村)にそれぞれ出場しました。

 8月4日(月)に栃木を出発し、羽田空港から飛行機で米子鬼太郎空港に着き、島根県安来市に到着しました。(宿舎は、松江市に配宿されました。)

 8月5日(火)は、試合前の調整や監督会議・開会式等が行われました。

 8月6日(水)は、男女エペ個人対抗が行われました。後藤は、予選4勝(全勝)(シード1位)、中浦は、予選3勝2敗(シード38位)、でそれぞれトーナメントに進出しました。

 後藤は、トーナメント1回戦、15ー3で寺田幹選手(茨城キリスト・茨城県)に勝利しました。トーナメント2回戦は、15-9で船木海琉選手(秋田南・秋田県)に勝利しました。トーナメント3回戦、ここで勝てばベスト8進出になります。相手は、岩国工業高校(山口県)の高井秀選手でした。序盤リードを許す苦しい展開となりましたが、気迫で勝り、15-11で勝利し、ベスト8を決めました。続く準々決勝、序盤リードしたものの、途中足が痙攣するアクシデントに見舞われ、惜しくも10ー15で敗れ、結果5位入賞という結果でした。本人は悔しい気持ちが強く、来年は必ず表彰台の一番てっぺんにという気持ちがより一層強くなったと話していました。今後の活躍に期待したいです。

 中浦は、トーナメント1回戦、吉森蓮選手(和歌山北高校)に15ー7で勝利しました。トーナメント2回戦は、山本風惺選手(東海大翔洋・静岡県)に15ー5と勝利しました。続くトーナメント3回戦、ベスト8をかけた戦いになります。相手は、公式戦で一度も勝った事がない埋橋匠選手(星槎国際川口・埼玉県)との試合となりました。やりづらさもあったのか、序盤・中盤とリードを許す展開となり、非常に苦しい戦いとなりました。終盤で何とか追いつき、逆転し、そのままリードを守り15ー13で勝利を収めることができました。本人は、雄たけびと共に安堵の表情を浮かべていました。続く準々決勝が始まる前に、足を痙攣するというアクシデントに見舞われました。ドクターや看護師さんが緊急で足のケアをしてくださったのですが、足の痙攣は収まらず、そのまま試合開始という事になりました。動かない足を引きずりながらも何とか点数を重ね、15ー9で村田煌冴選手(安来・島根県)に勝利しました。続く準決勝も、足の痙攣が収まらず、さらに痙攣がひどくなり、試合途中5分間取ることができるインジャリータイムを取り、休息をしました。5分後少しは良くなったものの、状況はあまり変わらず、痙攣した状態で足を引きずりながらの試合となりました。何とか15ー14で北川獅旺選手に(大垣南・岐阜県)勝利し、決勝進出を決めました。決勝戦、相手は、佐々木碧選手(北陸・福井県)との対戦でした。足は変わらず動かず、リードを許す苦しい展開となりました。終盤に何とか同点に追い付き、延長戦(1点取った方が勝利)となりました。最後は、気迫で相手の懐に飛び込み、中浦のランプのみが光り、14-13で勝利が確定しました。本人は満身創痍のなか、よく頑張ったと思います。本人は、涙を流しながら優勝の喜びを嚙み締めていました。応援にきていた家族や部員をはじめ、インハイTVのライブ中継で応援してくださった先生方も涙を流しながら応援してくださっていたと後から聞き、本当に優勝して良かったなと心から思いました。応援ありがとうございました。試合終了後、すぐ表彰式が行われました。試合会場全体に男子エペ個人対抗優勝栃木商業高校中浦秀哲の名前がアナウンスされ、感慨深かったです。試合会場では、多くの人から「おめでとうございます」「感動しました」との言葉を頂き、今までやってきた事は間違えではなかったのだと、全国の大舞台で証明できた気がしました。エペ種目としては県勢としても初優勝という事で、頑張ってきて本当に良かったと思える瞬間でした。

 7日は、男女サーブル個人対抗が行われ、中村が出場しました。予選は2勝2敗(シード40位)でトーナメント進出を決めました。トーナメント1回戦、日下開晴選手(高松北・香川県)との対戦となりました。一進一退の試合展開となりましたが、9ー15で敗れてしまいました。本人は、とても悔しがっていましたが、9日の学校対抗に気持ちを切り替えるよう話をしました。

 8日は、男女フルーレ個人対抗が行われ、安達が出場しました。予選は、4勝(全勝)(シード1位)でトーナメント進出を決めました。トーナメント1回戦は、佐々木碧選手(北陸・福井県)との対戦になりました。6日のエペ個人対抗で準優勝しており、調子が良い相手だったので、序盤から果敢に攻めようと話し、15-5で勝利を収めることができました。続くトーナメント2回戦は、杉本悠樹選手(清風・大阪府)との対戦となりました。相手の変幻自在の技に翻弄され、自分の動きをなかなか出せず、リードを許す展開となり、それが終盤まで響き、12ー15で敗れてしまいました。本人は悔しがっていましたが、来年までに強くなってこの場所で借りを返そうと話をしました。

 9日は、男女フルーレ学校対抗が行われました。1回戦は、東京学館新潟(新潟県)との対戦でしたが、勝利を重ね、1-5で勝利を収めることができました。続く2回戦、今大会個人対抗で3位入賞の小野選手擁する乙訓高校(京都府)との対戦でした。何とか食らいつきながら頑張りましたが、2-5で敗れてしまいました。

 試合終了後、飛行機で帰路に着きました。飛行機が遅延するアクシデントもありましたが、何とかその日に栃木に帰ってくることができました。今回のインターハイは、男子エペ個人対抗の初優勝をはじめ、多くの経験をする事ができました。この経験を次の大会に活かしていきたいと思いますので、今後ともフェンシング部への応援よろしくお願いします。

 とても思い出に残る素晴らしい大会となりました!関係各位の皆様ありがとうございました。

 

 羽田空港にて            米子鬼太郎空港にて

  

試合会場にて

   

男子エペ個人対抗(中浦秀哲)最終ポイント

男子エペ個人対抗表彰式の様子

 

男子フルーレ学校対抗の様子