芸術鑑賞会

芸術鑑賞会

芸術鑑賞会【学校寄席】

6月15日(水)、宇都宮文化会館にて芸術鑑賞会が行われました。
本年度は学校寄席ということで、落語を鑑賞しました。

まず、落語入門として、若手落語家さんから落語に関しての説明をしていただきました。

三味線、太鼓、鉦(かね)などの鳴り物があります。
落語家さんの登場曲である「出囃子」は、ひとりひとり違う曲があるそうです。
始まる時(お客さんが入る時)から終わる時(お客さんが出る時)まで、寄席全体のBGMを担当されます。

入船亭小辰さんによる落語
   

桂かい枝さんによる落語「恋するオトメ」
   

林家二楽さんによる色物(紙切り)
   
さらさらとその場で紙に鋏を入れ、お話をしながらあっという間に桃太郎と犬を切りました。 残った外側の紙は切りくずではなく「B面」、そちらもOHPに写せば白黒反転の絵になっています。
   
会場にいる生徒からのリクエストを聞き、即興で切っていただきました。
「鬼滅の刃の炭次郎(妹を背負っている姿)」と「ミッキーマウス(シンデレラ城を背景に)」
   
紙を縦に半分に折り、アシンメトリーの切り絵も作っていただきました。
「ドラえもん」こちらのB面分かる人には分かります(笑)
落語以外にもこのような色物という演芸があるということも、驚きでした。

林家たい平さんによる落語「初天神」
   
笑点の元気いっぱいのイメージとはまた違った、噺家さんとしての落語を聞くことができました。

生徒代表挨拶、花束贈呈
      
学生時代はデザインを勉強されていた、たい平さん。課題に取り組んでいる中、ラジオで落語を聞き、この道に入ることを決めたそうです。
また、落語のように会話の中で直球ではなく変化球を意識して織り込んでいく中で、コミュニケーション力を高めてほしい、今回の芸術鑑賞会を普段のSNSのやり取りに活かしてほしい、とのメッセージもいただきました。

今回300年続く日本の伝統芸能「落語」に触れ、日本文化を深く知り、表現力と創造力、コミュニケーション力向上に繋がればと思います。