第35回 清陵祭

9月4日(金)、35回目となる清陵祭を実施しました。

新型ウイルスの猛威がいまだ収まらない大変な状況の中でしたので、外部公開の中止や、展示の制限、ステージ発表の縮小などがあり、例年よりかなり規模が縮小してしまいました。

しかし、制約がある中でも「できることを全力で」という考えのもと、生徒一人一人が工夫を凝らし、当日は活気に満ちた清陵祭となりました。




例えば、展示においては、換気のため窓を一部開放しなければいけません。
そのような中では、例年1・2位の人気を誇るお化け屋敷はできないと思われていましたが、暗く塗ったフェイスシールドで視界を制限することで、スリル満点の展示を実現することができました。

また、教室内での三密が発生する可能性が高く、今年は難しいと思われた迷路も、体育館に巨大迷路を作ることで、例年以上に楽しめる展示となりました。

ここにあげたのはほんの一例ですが、各クラス・団体が工夫を凝らした展示を行いました。

ほかにも、食べ歩きができず、昼食の時間が固定となりましたが、生徒会が取りまとめて、弁当やアイスの販売を行いました。

午後には、十分な距離を確保するため観客は3年生のみとなってしまいましたが、文化部のステージ発表も実現することができました。


現在、社会では、新しい生活様式への転換が迫られています。

このような情勢の中で、それぞれが必要な感染拡大防止対策を考え、清陵祭を実施することができたことは生徒にとっても学校にとっても大きな学びとなりました。

今年度の実施方法について反省点もありますが、今回学んだことを活かして、次年度以降も、より充実した清陵祭を目指していきます。