日誌

身近な有毒生物

皆さんの身近な場所にも毒を持った生物はたくさんいます。
今日出会ったのはそんな生物の一人。
「トビズムカデ」です。


北海道から沖縄まで日本に広く分布し,湿った場所の石の裏や落ち葉の中などにいて,基本的には身を潜めています。サイズ比較のためにペットボトルのキャップを置いてみました。10cmを超えるこの大きさが伝わると思います。やはり大きいとかっこいいですね。

毒があるため衛生害虫として扱われていて,庭いじりをしている人がかまれたり,まれに民家に入ってきて寝相で刺激してしまいかまれるといった事例もあります。
筆者もかまれたことがあるのですが,顎肢に毒腺がありかんだ際には毒を注入します。これが尋常じゃなく痛いです。いろいろな生き物の毒をこの身に受けてきましたが,純粋な痛みではムカデが一番痛かったです。



飼育自体はあまりおすすめできませんが,毒性がそこまで強くありません。気性が荒い奴が多い毒虫の中ではマシなほうなのです。

好きゆえに好意的な紹介になっていますが,あくまで毒を持つ生き物ですので身近で見かけたときには注意してください。