日誌

令和3年度入学生 商業科

4/27 企業を知る(1)

 昨年3年生が作成した企業の動画を鑑賞しました。インターンシップ先企業を知るとともに、自分たちが動画作成を行う際に、どんな風にしたらよいか、どこに焦点を当てるかなど考えながら視聴しました。

令和4年度 4/13 オリエンテーション

 地域探究をより掘り下げていくために、次年度の課題研究につなげる準備段階の時間として本年度のスケジュール等を確認しました。主に前半はインターンシップ、動画作成、発表会、後半は課題研究についての事前オリエンテーションおよび個人探究、発表会の実施を予定しています。最後に、今学期の目標設定をしました。

まとめ:発表会へ向けて

3月15日(火)⑤⑥⑦ アイデアをまとめる

2月に予定していた活動を延期して午後の授業3時間を使い授業を行いました。

当初予定した「対面でのポスターセッション」から、「動画による発表会」へ変更したことを伝え、3年生が作成した課題研究発表会の動画を視聴しました。

その後、オンライン等を活用し、話し合っていたアイデアを班ごとにまとめ、発表用のポスターを制作しました。

現状把握ではデータに基づいた分析となるように、根拠としたデータを見やすい形で提示する。必ずそのデータの出店についても明示する。生徒はこの一年間で学んだことに気を付けながら、発表会に向け準備を進めました。各班とも仕事を上手に分担し、協力して進めており、発表がとても楽しみです。

12学期に商業科の授業を探究の時間に振替実施していたため、3学期まとめて探究の授業となっています。

 

3月17日(木)⑤⑥⑦ 動画撮影

予定していたSDGsカードゲームについても感染リスクの高い活動と考え、次年度への延期としました。

今日は自分たちの発表の動画撮影を行いました。動画は3分から5分程度で、声の大きさや、ポスターの配置など見る人の立場に立って撮影を行うよう注意しました。全員が発表に携われるよう分担を決め、主にスマートフォンで撮影し、編集を行いました。なかなか授業の時間だけでは時間が足りず、放課後残る班もありました。各班18日(金)までにTeamsに動画をアップすることになっています。

 

3月22日 1年生商業科探究の時間まとめ発表会

「足利の地域課題」を解決するための提案を動画形式で発表しました。当初は体育館にて対面でのポスターセッションを計画しておりましたが、コロナウィルス感染症の影響もあり、動画での発表に変更しました。総合実践室(2クラス全員が入れる大きさで、企業の模擬取引を実際に行うことができる特別教室。)で動画を視聴し、それに対するコメントや疑問点を付箋に記入しました。教室の壁面にそれぞれの班のポスターを掲示し、最後は各自が記入した付箋をポスターに張り付け、自分たちの班に張られた付箋を見ながら振り返りを行いました。

動画に字幕をいれたり、見えにくいポスターを拡大したり、各班とも発表に工夫が見られました。データに基づいた発表ということでRESASを活用しましたが、やはりデータの分析となると難しかったようで、多くの班が「足利の観光地」についての提案となりました。

しか、限られた時間や環境の中でよく努力し、各班の足利愛にあふれる発表会となりました。ぜひここでのアイデアを3年生の課題研究で実践研究としてほしいと思います。

 

アイデア発表会に向けての準備

2月21日(月)3時間目 振替で実施
 今日は久しぶりの探究です。計画はなかなか計画通りに進まず、調整の日々です。
今日は今後の予定、今やるべきことについて段取りを行いました。

 当初は22日の午後3時間を利用して集中して探究学習(アイデアをまとめる)を行うことを計画していました。また、24日の午後はSDGsカードゲームを活用した授業も計画していました。しかし、コロナ感染症の影響で予定していたグループワークを実施することができず、315日・17日に計画を延長することとしました。

 各班に担当教員が割り振られ、生徒はグループ毎に入試休み期間にもスマホなどを活用しグループワークが行えるよう、LINEのオープンチャットやグループを作成し、322日の発表会に向けて話し合いが持てるよう班長を中心に準備を行いました。

 なかなか計画通りに進みませんが、322日のポスターセッションでの各班の足利愛にあふれる発表が楽しみです。

アイディア出し

2022/1/12(水)

今回は「RESAS 地域創生政策アイディアコンテスト」で受賞した学生の動画をみました。発表会の参考としてみましたが、立派すぎる発表に生徒たちは発破をかけられた様子でした。

その後は、演習として「アイディア出しの練習」を行います。
今回は『ユニークなマラソン大会』として、「10代~20代」を対象に、「絆を感じられる」ことを目的としたマラソン大会を班で考えてもらいます。
「豪華景品がある」
「二人三脚マラソン」
「有名人が応援に来てくれる」
「マラソンに縁結びの効果があるうわさを流す」
「四人一組でエビフライ作り」
などユニークな発想が飛び交いました。

それを参考にし、「足利の地域課題」解決のアイディア出しを宿題としました。

「足利の地域課題」について

2021/12/15(水)

12/15、今年最後の探究は、「足利の地域課題」を一つにしぼり、アイディア出しの準備を行いました。
12月までの探究授業では足利の地域について調べてきました。
人口・産業・事業所・景観・少子高齢化・学校の魅力・観光地 などなど
そこから、「足利の地域課題」で自分たちの班が興味を持ったものを一つにしぼり、その原因と考えられるものを考えていきます。
「観光地の魅力」について実施した班は、観光資源が少ない・観光地同士が離れている・若者向けのものが少ないなど様々なことを挙げていきました。

次回は、今回の地域課題の原因をもとに、どのようなアイディアがあれば地域課題が解決されるか考えていきます。

講演会「足利の魅力と困りごと」

2021/11/24  
 10月20日,11月17日の総合的な探究の時間で、足利の魅力と課題についてマンダラートを活用して、項目やキーワードを書き出す作業をしていましたが、なかなか難しいようです。
 今回は、足利市総合政策課 まちの魅力創出課 小林孝之助様を講師としてお迎えし、「足利の魅力と足利の困りごと」について講演していただきました。まず、足利市の概要について説明していただき、足利市の課題、行政的な課題について教えていただきました。生徒たちも課題と感じていた「人口の減少」について話題にされていました。
 講話の中で地域課題が5つ挙げられ、そのうち2つの解決策の事例として「あしもり隊」の活動や、子猫がゴミステーションのゴミをあさっていることについての解決策について話していただきました。生徒は、残りの3課題「地域住民が職を求めて転出していくことに対しての解決策」や「太陽光パネルが増えている地域での景観の損失を心配する声に対する解決策」、「高校生たちが求める教育、学校とは」について考えました。

生徒たちは一生懸命考え、出した解決策は「若者を増やす」「優良企業をつくる」「生徒と教員の雑談会を開いて意見を言う」などでした。
 今後の探究の時間で検証する課題の手助けとなる講演会となりました。


 

足利市の魅力と課題(マンダラート)

 本日の1年商業科探究では、RESAS等を用いて調査した「足利市の魅力と課題」についてマンダラートを用いて項目のキーワードや課題を連想しました。

これまでのグループを解散し、新たな4人班での実施となりましたが、積極的にコミュニケーションを図り、マンダラートを意欲的に埋めていました。

 今後は、マンダラートに記述した「足利市の魅力と課題」について、興味を持った内容を深掘りしていく活動を行っていきます。

足利市の魅力を、より一層高めるようなアイデアや足利市の課題を解決するための方策を考えてくれることを期待しています。

<マンダラートを記入している様子>

RESAS出前講座

 9/29(水)5~6限の2時間を活用し、経済産業省 関東経済産業局 地域経済部 地域振興課の職員の方を講師としてお招きし、リモートでの講座を開催致しました。

 この講座を行う前、1年商業科の探究の時間では、生徒自身で探究のテーマを設定し、テーマに対する仮説→調査→整理・分析→まとめ→発表というサイクルを実践しました。
 探究のサイクルの中で「調査」という点に焦点を絞り、『根拠』のあるデータに基づき、生徒たちに今後探究活動を行って欲しいという点から、RESASというシステムを1年商業科でも活用していきたいと考えました。

 RESAS(地域経済分析システム)とは、地方自治体の様々な取り組みを情報面から支援するために、まち、ひと、しごと創生本部事務局が提供する「産業構造」、「人の動態」、「人の流れ」などのビックデータを集約し、可視化するシステムです。

 Webを開けばすぐに活用できる点や、無料で提供している点、地域を指定すれば自動的に地図やグラフを作成してくれる点など様々な利便性があり、生徒たちも9/28(火)に行った事前オリエンテーションで、すぐに活用できるようになりました。

 RESAS出前講座の当日は、生徒たちが様々な地域間のグラフを見て地域の課題や現状分析、改善策を一生懸命考えていました。今後の探究活動でも、RESASを活用し『根拠』のあるデータに基づき、深い探究活動をしていきたいと思います。

 RESAS出前講座をリモート開催して下さった職員の皆様、本当にありがとうございました。

<講座を真剣に聞く生徒達>
  

6/23探究⑧「まとめ・表現」

6/23探究⑧「まとめ・表現」

1年商業科、探究第8回目の授業では「まとめ・表現」について実施していきました。

 前回、「情報の分析・整理」したものをポスターの形に変えていきます。発表自体は夏季休業後の二学期になりますが、「口頭」で伝える「ポスターセッション」の形で一人「3分間」の発表を予定しています。

 最初にアウトラインを作成し、教員のチェックを通ったら実際のポスターを作成していきます。前回までの分析・整理の準備が足らないと今回の作業に入れず、四苦八苦する生徒も。

 生徒への提示例として、私が長年疑問に思っていた『炭酸飲料は体に悪影響があるのか?』という問いを提示しました。私が中高生の時分、部活動において炭酸飲料は害として説明されていたのに、今はその風潮があまり感じられなかったのが「問いになった要因」です。

仮説①「炭酸自体に悪影響のある有害物質がある?」

仮説②「果糖ブドウ糖液糖が体に害を及ぼす?」

仮説③「糖分の摂取量が多いと害がある?」

等の仮説を立て、「問いの答え」を提示しました。答えを提示してこれで終わりではなく、「追加で疑問を感じていること」について言及しました。調べたり考えたりする中で疑問は次々に出てきますからね。

このような形で生徒それぞれの問いに対してポスター作りが進行していきます。

 以下は生徒20班のテーマです。

 

『生徒のテーマ』

・水族館の水槽の中に大きい魚・小さい魚一緒に入れても良いのか

・遺伝によって身長は変わるのか

・日焼け止めはなぜ日焼けが防げるのか?

・友達が多い人と少ない人がなぜいるのか

・私立と県立の違いは何か

・ヨーロッパとアジアの音楽の違い

・クラス替えは誰がどんな方法で決めているのか

・和食と洋食のどちらが、健康によいのか

・USJで働いている人の稼ぎはいくら?

・何故、映画館に行ったらポップコーンなどが食べたくなるのか?

・なぜディズニーはランドとシーに分かれているのか

・なぜ動物によって特徴がちがうのか?

・どんなときに男女差別が起こるのか?

・なぜオフサイドのルールが変わるのか

・日本以外の曲なら洋楽に入るのか?

・麺は手打ちと機械どちらがおいしい?

・日焼け止めには効果があるのか

・なぜイチゴの品種改良をするのか?

・公園とはどういう物

・平安時代の食べ物は何があるのか

6/30は期末考査)

6/9探究⑥「情報の収集」

6/9探究⑥「情報の収集」

1年商業科、探究第6回目の授業では「情報の収集」について実施していきました。

 今回は前回に立てたテーマに対して情報収集をしていきました。

  ①テーマに対して仮説を立てる

  ②見通しを立てる

  ③確かな情報を得る

 ということを繰り返していきました。調べるのみでは調べ学習になってしまい、仮説を立てるプロセスをおろそかになってしまうので注意が必要です。

 タブレットPCを用いて教室で実施しました。Wi-Fiの関係上、インターネットの検索で思った速度がでないときもあり四苦八苦。逆に仮説を立てる時間を豊富に取ることができました。

 

6/16探究⑦「情報の整理・分析」

6/16探究⑦「情報の整理・分析」

1年商業科、探究第7回目の授業では「情報の整理・分析」について実施していきました。

 前回必要な情報を集め、足りない生徒は授業外で調べ集めたものを今回は整理・分析していきました。

  ①「問い+答え+根拠」の形にする

  ②論理的な整合性が取れているか

  ③答えが、問の答えとなっているか

  ④説得力のある根拠か

の4点を重視していきました。教員との受け答えで、「これの根拠は?」「これはなぜ?」と聞いていくと、「確かに」「わからないから調べる」とさらにさらに深めていきます。

班の中には「麺は手打ちと機械、どちらがおいしいのか」というテーマにしている生徒がいました。とても気になることですよね。生徒に「『おいしい』ってどういうこと基準?」と聞くと、「……なんですかね」と言う反応も。『おいしい』は個人差もあり、程度の差もあり、数値化するのが難しいですよね。それでも、それが気になり調べた生徒たちが出した答えは、とても気になります。

 

また、絶対にしてはいけない「盗用」「ねつ造」「改ざん」についても触れ、誤った情報を扱わない、作らないことの必要性についても説いていっています。

<ポスターセッション>

5/19探究④「探究のプロセス」

5/19探究④「探究のプロセス」

 1年商業科、探究第4回目の授業では「探究のプロセス」について実施していきました。

 今回は「トモノカイ」のワークブック内にある「朝食を取らないことは、本当に健康によくないのか?」など三つの問いから選び、各生徒に実際に仮説を立ててもらいました。仮説を立てた後は、実際にインターネットから必要な情報を調べ、自分なりの答えと根拠をまとめ、その後班内で発表し考えをさらに深めていきました。

 

 中には朝食を摂らない生徒や少量しか食べない生徒もおり、自身の生活を見直し始める人もいました。「朝食を取らないことは……」の問いに対しては、「朝食で何を食べたときの効能か」「健康とはそもそもどういう状態か」「高校生はどの程度朝食欠食率があるか」など様々なことを調べ考えていきました。 自分の仮説の通りにいかないこともありますが、生徒たちは自分の選んだ問いに対してひたむきに調べることができたようです。

※次回5/26は中間考査のため授業なし

6/2探究⑤「課題の設定」

6/2探究⑤「課題の設定」

 1年商業科、探究第5回目の授業では「課題の設定」について実施していきました。

 今回は、班グループで興味関心のある共通のテーマを設定し、様々なキーワードをウェビングマップ形式で書き出し、言葉のグループにしていきました。例えば、「学校」「家族」「スポーツ」「食べ物」「ファッション」などのテーマ。

 ここでは「相手の考えや発想は絶対に否定しない!」というルールを確認し、新しいアイディアが出しやすい雰囲気作りをし、そこからテーマを決め、様々な問いを作っていきました。

 「なぜ学校には私立と県立があるの」

 「なぜ大きい水槽で大きい魚と小さい魚は共存できるの」

「身長を伸ばすことができるのか」

など興味深い問いが多々出てきました!すばらしい!

4/28探究③「問いを持つ練習」

4/28探究③「問いを持つ練習」

 1年商業科、探究第3回目の授業では「問いを持つ練習」について実施していきました。

 今回「自分の興味関心のあること」を書きだしていきます。「楽しかったこと」「好きなこと」「気になること」「やってみたいこと」5分間という短い時間で懸命に書いていました。私個人では「筋トレ」「卓球」「旅行」「映画」などを書きました。

生徒個人で書いたものを4人グループで共有し、その中からみんな共通で興味のあるものを選んでいき、代表で選出されたものに対して、前回使ったウェビングマップ形式でさらに書き加えていきました。

その時のコツとして5W2Hや視点の移動を意識するよう伝えていました。

班の共有でも考えの幅が広がり、他班のウェビングマップ形式を見ることでも、個人一人では思いつかなかったであろう発想に関心する生徒も多くいました。

4/21探究②

4/21探究②

今回は探究のプチ体験として「バナナ」について深く考えていきます。「バナナ」について「不思議だな」「気になるな」といったことを考え、A3の白紙の紙にウェビングマップ形式にて意見を数多くだしていきます。例えば「なぜ黄色い」「なぜ甘い」「日本でバナナができる?」などです。そこから自分の気になる仮説を立てていきます。出すアイディアには否定をせず、「いいね」「面白い」など肯定的な意見を交わすことで、アイディアをだすのが意欲的になっていきます。

 生徒たちは初めての探究活動で不安そうでしたが、意見を交わすあたりで活発に話すことができていました。今後の生徒たちの成長に胸が高鳴ります。

4/14探究①オリエンテーション「なぜ探究をするのか」

【探究授業について】
 2021年度、清風高校1学年商業科の探究では、株式会社トモノカイの『一生使える探究のコツ』という教材を用いて基本の探究の流れ、基本的な思考の仕方を学びます。二学期からは地域活性化プロジェクトに向け自分の暮らす地域の現状を捉えるため『RESAS(※1)』を併せて用いて授業を実施していきます。

これから探究的な考え方が求められる時代の中、高校教育にいかに落とし込むか教員・生徒・地域一丸となり「探究」していきます。

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RESAS
:地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。

※参考文献:『一生使える探究のコツ 実践の手引き~導入編~』株式会社トモノカイ著

 

4/14探究①オリエンテーション「なぜ探究をするのか」

今回1年商業科の初回の探究授業では、初めて聞いたであろう「探究」について、なぜ学習が必要なのか生徒たちに問いかけていきました。

使う教室も、通常活動する教室ではなく、2クラス分の人数が入室できる実践室で実施しました。

トモノカイでは探究について「探究とは自分が興味のある、答えがすぐに見つからないテーマに対して自分なりの答えを探していく活動のこと」「もっと簡単に言うと『?』『!』をくり返すこと」というように説明をしていました。

 その後ステージ図を用いて1年間の授業の流れを説明し、各自の目標設定を行いました。