第5日〔令和元(2019)年12月21日(土)〕 第10期生 210名



 講話を通して、学級経営の意味や内容を理解し、演習では、事例を通して、よりよい学級集団にするための具体策について考えました。



【現職】
  • 「ルールが守れない」「崩壊していく」ということは、学級開きがうまくいかなかったことが原因と考えました。そうならないように、来年新採として気を付けていきたいと思います。黄金の3日間で帰属意識が高まるように、諸条件を整備し、大切にしていきます。
  • 学級目標を立てるにしても、学級の課題を解決するにしても、子どもたちで考えさせ、子どもたちで決定させるということが大切だと学びました。教師が一方的に指導したり、ルールを押しつけたりせず、子どもに気付かせることを大切にしていきたいです。
【学生等】
  • 「学級経営」と聞くと、教師の支援や働きかけというイメージが強くありましたが、今日の講義を通して、それだけではなく子どもたち自身に問題意識をもたせ、話し合い、決めたことを自ら実行できるようにすることが必要であることを学ぶことができました。教師になったら、今日学んだことを活用し、良い学級経営ができるように努めていきたいです。
  • 教師は授業で勝負という言葉をよく耳にしますが、自分自身は、学級経営や教師の人間性も大切だと改めて思いました。学級経営がきちんとしていないと授業が成立しないので、大切にしていきたいです。



 


 講話を通して、ホームルーム経営の意義や内容について理解し、演習では、「帰属意識の高いホームルームづくりのアイデア」を考えました。


【現職】
  • 「この先生がいたから」卒業につながったという生徒の言葉を聞いて、先生の存在が本当に大きいのだということを再確認し、ホームルーム経営の大切さ、また、ホームルームが生徒を導く非常に大切な場であることを改めて学ぶことができました。
  • 問題が生じたときに教師の考えを押しつけるのではなく、生徒が自ら課題に気付き、自分の主張だけでなく、様々な視点に立って解決方法を考え、決定し、自らの意思で行動にうつせるように支援したいです。そのためにも、普段から生徒が学級の一員として自覚をもち、いきいきと活動できるホームルーム経営に努めていきたいです。
【学生等】
  • 不本意入学という話題について、どこの学校でも少なくとも1割はいると知り、驚きました。また、不本意入学者の9割は高校を卒業しており、その要因として担任が挙げられていて、高等学校における担任の役割と存在の大きさを改めて実感しました。帰属意識を高めるための手立てをグループで話し合い、様々な意見を知ることができて、とても勉強になりました。
  • 正直、高校の担任は、学級に対して積極的に働きかけている印象はありませんでしたが、講話・演習を通して、実はたくさんのことをやってもらっていたと気付くことができました。また、自立している高校生だからこそ教師との関わりや友達との関わりが生徒の学校生活に影響を与えると感じました。演習の中で得た知識を意識してホームルーム経営を行えるようにしたいです。




 


 那須町立那須中央中学校前PTA会長の大輪克哉様を講師に招きました。インタビューセッションを通して学校と地域の連携について理解を深め、保護者とのよりよい関係づくりについて考え、助言をいただきました。


【現職】
  • 土の人、水の人、風の人のお話を聞き、教員としての視点と地域住民としての視点を大切にしていかなければならないと学びました。また、変化していく社会に対応できるような子どもを育てる学校、教師でありたいと思いました。
  • 「PTAとはどういうものだろう」「地域連携とはどういうものだろう」と疑問に思っていたので、今回のインタビューセッションを経て、少しずつビジョンができてきました。教員としての立場で見てしまう部分もありましたが、バックグラウンドに保護者、地域住民がいることから、「地域住民」としての見方で物事をとらえていくことも必要だと感じました。
【学生等】
  • 「場面が変われば立場が変わる」という話を聞き、様々な角度から見て、多くの視点を持つことが大切だと思いました。地域との連携によるメリットも多くありますが、関わりすぎても保護者の当事者意識の薄れなどにつながってしまうという難しさも感じました。
  • 大学の講義でも、保護者や地域との連携について大切だと教わったので、今日の講話を聞いて改めて大切だと感じました。サマースクールの活動内容を聞いて、課題はいろいろあり実施することは難しいと思うのですが、自分も携わってみたいと思いました。