トピックス
平成30年度 ゆりのき講座
1月24日(木)放課後、本校会議室において、「平成30年度第24回ゆりのき講座」を開催しました。この講座は、平成6年から毎年開催されている本校の伝統行事の一つです。第1回の講師は、前橋均校長先生でした。
今回の講座は、国語科の阿部健治教諭を講師として、『光源氏の魅力』という演題で講話をしていただきました。紫式部の「源氏物語」が世界中の人々から愛読され続けているのか、その理由を、光源氏の生い立ちをはじめ、当時の人々の人間関係や光源氏の人生観にスポットを当てながら、わかりやすく解説をしていただき、会場を埋め尽くした百数十名の生徒や保護者、教職員を、笑いと感動の渦の中に巻き込んでいました。阿部先生のこれまでの研究成果に裏付けされた蘊蓄のある講話に、会場の皆さんはとても熱心に聞き入っていました。1時間の講話はあっという間に終わってしまい、「もっと聞きたかった」という余韻が会場を包みました。
講演の最後に、佐山智一PTA会長様から、阿部先生に花束が贈られました。
平成30年度 第3学期始業式
本校の長き良き伝統にならい、「埴生の宿」の合唱により、とても静寂な雰囲気の中で式が始まりました。
その後、壮行会(放送部・JRC部)を行いました。
校長式辞の中で、「あなたの夢は何ですか?」というテーマで生徒達はペアワークを行い、笑い声があふれるなか、アクティブな対話をしていました。「今を全力で生きている人は、自分の夢をすぐに言うことができます。また、『夢なき者に成功なし』の言葉通り、成功するためには、夢 → 理想 → 計画 → 実行という流れが重要になります」という校長先生の言葉に、生徒達は頷きながらとても熱心に聞き入っていました。
栃女生の皆さん、自分の夢を持ち、それを実現していくために、全力を尽くしてください。そのためには、日々の自分自身の言動を振り返り、反省・改善しながら着実に歩んでいくことが必要になります。皆さん一人一人が自分らしい大きな夢を持ち、それを叶えられる人になってください。
平成30年度 第2学期終業式
埴生の宿で始まり、まず賞状伝達を行いました。
次に、第2学期終業式として、校長講話、校歌合唱を行いました。
その後、進路指導部長講話と進路指導部長講話を行いました。
校長講話の中で引用された『古今和歌集』330番の清原深養父の歌をご紹介します。
雲のあなたは 春にやあるらむ
栃女生の皆さん、今に全力を尽くしてください。
第16回ゆりの木基金文化講演会
12月18日 第16回ゆりの木基金文化講演会が開催されました。
今回は2015年にノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章先生に「神岡での研究生活をふりかえって」という演題で講演していただきました。カミオカンデを作り上げるときの様子などの具体的な話とともに、ニュートリノなどの専門的な内容もわかりやすくお話しいただきました。生徒も活発に質問をするなど、充実した講演会となりました。
なお、これまでの講演会の講師は以下の通りです。(敬称略)
第1回平成14年小林研一郎 「夢」
第2回平成15年落合 恵子 「こころの居場所」
第3回平成16年黒田 玲子 「自然の不思議さに魅せられて」
第4回平成17年戸田奈津子 「好きに生きる」
第5回平成18年藤原 正彦 「21世紀を担う子どもたちへ」
第6回平成19年岩合 光昭 「ホッキョクグマからニャン吉君まで」
第7回平成20年鎌田 實 「生きるってすばらしい」
第8回平成21年白石 昌則 「ひとこと=プラスアルファ」
第9回平成22年姜 尚中 「新・きみたちはどう生きるか」
平成23年創立百十周年記念事業(音楽鑑賞)のため、開催せず
第10回平成24年福岡 伸一 「科学と芸術のあいだ」
第11回平成25年林 望 「源氏物語は読めば読むほど面白い」
第12回平成26年茂木健一郎 「脳と個性~みんなちがってみんないい」
第13回平成27年田中 優子 「江戸のリサイクル」
第14回平成28年半田百合子 「私とバレーボール」(オリンピック金メダリスト)
第15回平成29年林家 三平 「笑いと人生」
平成30年度 「科学の甲子園」栃木県大会 結果報告
11月11日(日)、宇都宮大学峰キャンパスにて、「科学の甲子園」栃木県大会が開催されました。この大会は、県内の科学好きの高校生が集まり、理科・数学・情報などの知識を活用し、チームで協力しながら科学的問題解決を図って競う大会で、本校からは選抜された1、2年生混合の3チームが参加しました。各チームとも総合順位は課題が残る結果となったものの、19校46チームが出場した中で、事前の様々な分野における準備が功を奏し、数学と物理分野については10位、化学分野については15位、生物分野については19位という成績をそれぞれのチーム内担当が残してくれました。競技では、目の前の課題に真剣に取り組みながらも、競技をチームメイトと共に楽しんでいる様子が見られました。参加した生徒たちは、この大会を通して、様々な刺激を受け、大きく成長することができたと思います。「科学の甲子園」に出場した生徒一人一人の皆さんが、サイエンスの楽しさを栃女全体に伝えていくと同時に、普段の学校生活のなかでの学習や学校行事などにおいて、さらなる活躍をしてくれることを期待しています。次年度の大会では、生徒の皆さんのさらなる飛躍を期待しています。
[事前準備~激励会][当日朝~午前中の筆記競技]
[午後の実技競技~閉会式]