学校行事報告
正門と正面玄関の校名の看板
本日より栃木県立宇都宮中央高等学校になります。
正門と正面玄関脇の校名も中央高一つになりました。
正門
正面玄関
マレーシア研修 現地研修報告⑥
現地研修の最終日となった12日は、滞在するホテルにて研修の振り返りを行いました。研修で努力した点や反省すべき点、日本とマレーシアの違い、そして研修を通して学んだ点などについてそれぞれ振り返り、最後には発表してもらいました。
多くの生徒は、現地の高校生との交流会や学生寮での宿泊体験が印象に残ったようです。特に、言語の異なる人々とコミュニケーションをとることの難しさ以上に、英語を使って自分なりに表現し意思疎通を図ることの楽しさに充実感を得ていたとの感想が大半でした。このほか、自然環境や食文化、教育制度の違いについても気づきが多く、改めて自分たちの置かれている日本の環境について考えを深めることができたのではないかと思います。
初めて訪れた異国の地で慣れない環境にもかかわらず、生徒たちは何事にも一生懸命にチャレンジしていました。この貴重な経験を友人や家族など周囲の人たちと共有するとともに、今後の学校生活にも生かしていってほしいと思います。
最後に、今回の研修にあたり、現地でご協力いただきましたマレーシアのみなさまをはじめ、快くお子様を送り出していただきました保護者のみなさまに心から感謝申し上げます。
マレーシア研修 現地研修報告⑤
11日午前は、サラワク州を代表する7つの先住民族の伝統的な住居を復元したサラワク文化村(サラワク・カルチュラル・ビレッジ)を訪れました。各民族が自然の恵みを生かして、どのような生活をしてきたかについて体験を通じて深く理解することができました。
各民族の伝統的な楽器の演奏や踊りも披露していただき、先住民族の方々と交流することができました。なかには吹き矢や楽器の演奏に挑戦する生徒もいました。
代表的な民族舞踊のショーも見ることができました。マレーシアの多様な伝統文化を体験することができた貴重な機会となりました。
この日、最後の研修先はセメンゴ野生動物リハビリセンター。オランウータンを保護し、約30頭が653ha(東京ドーム130個分)の原生林に暮らしています。電気バスに乗って森の奥へと移動し、餌付けステーションまで歩くこと数分。餌を食べる2頭のオランウータンを見ることができました。生徒たちは、初めて見る野生のオランウータンにしきりにカメラを向けていました。
幸運なことに、このセンターでナンバー2のエドウィン(すごい迫力)を含め、計5頭のオランウータンに会うことができました。絶滅危惧種に指定されている彼らをはじめ多様な動植物の生息地保全の重要性について再度考える機会となりました。
マレーシア研修 現地研修報告④
10日は、クチン南部で生活する先住民族ビダユ族の村を訪問しました。山麓地帯でインドネシア国境に近い場所に位置しています。かつては首狩りの風習を持ち、敵の首級を保存するための首堂が建築されていたそうです。
教科書などでよく目にする高床住居が連なっており、村には約三千人の人々が住んでいるとのことでした。基本的には自給自足の生活ですが、近年は狩猟や採集だけの生活ではなく、クチン市街地に働きに出る人も多くなっているそうです。先住民族のみなさんの生活の様子を垣間見ることができ、生徒たちは事前学習で得ていた知識についてより理解を深めることができました。
次に、先住民族の伝統的な文化を学ぶため、ボルネオ文化博物館を訪れました。自然との共存を示す生活用具、織物や陶器、民族衣装など、先住民族がこれまで歩んできた証である貴重な資料が並んでいました。
サラワク州の鍾乳洞ニア洞窟で発見された約4万年前の人骨も見ることができました。また、旧石器以降の生活用具や、その時代の食糧の残骸である多様な動物の骨なども展示されていました。
また、日本に関連する展示もあり、第2次世界大戦時の日本軍占領下時代(1941-1945)の遺品も展示されていました。生徒たちは授業で学んだことが思い出されたようで、最後まで真剣に見ていました。
マレーシア研修 現地研修報告③
8日は、マレーシア・サラワク大学(UNIMAS)を訪問しました。午前中は国際課主催の大学説明会に参加し、現地の学生に向けて栃木や宇都宮、学校生活について発表しました。その後、医学部の展示室で、学生たちが実際に使う人体模型を触ったり、バーチャル手術を体験したりしました。
午後は、生物多様性・環境保全研究所でボルネオ島の動植物とそれらの保全に向けた取り組みについての講義を受けました。講義では問いかけに英語で答えたり、質問したりと積極的に参加する様子が見られました。また、宇都宮市が目指すスーパースマートシティについてのプレゼンも行いました。英語での発表にも慣れてきたようで、堂々と話す姿に成長を感じました。
広大なキャンパスや充実した施設に感動して「将来海外の大学で学んでみたい」と話す生徒もおり、大いに刺激を受けたようでした。