学校行事報告
卒業アルバム制作会社のランサムウェア被害について
本校が卒業アルバム制作を依頼しているサトーカメラの業務委託先である斎藤コロタイプ印刷株式会社のシステムがランサムウェアの攻撃を受け、同社より「情報漏洩の可能性に関しても否定出来ない」との報告がありました。
対象となるのは、令和5(2023)年度卒業アルバム記載データ(氏名・写真)となります。
関係する皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
なお、この件の詳細は斎藤コロタイプ印刷株式会社の個人情報窓口にお問合せください。
【お問合せ先】
斎藤コロタイプ印刷株式会社
個人情報窓口
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2-7-10
E メール soumu@saicollo.co.jp
電話 022-222-5481
FAX 022-222-5416
新任式
中央高等学校では新年度の幕開けにふさわしく、新任式が晴れやかに執り行われました。
今年度は、多彩な経験と深い情熱をもった新しい先生方をお迎えし、生徒一人ひとりの成長を力強く支えてくださる体制が整いました。
式では髙木校長先生からのご紹介と共に、新任の先生方を代表し、板橋教頭先生から教育にかける思いや、高校生活に寄り添いたいという誠実な言葉が語られました。その一言一言に込められた意志と覚悟が、生徒たちのまなざしを真っすぐに引き寄せ、会場全体に静かな感動が広がっていました。
新しい出会いは、心に新たな風を呼び込みます。変化のときは、成長のとき。
教員、生徒、そして地域が一つとなって学びを深める今こそ、私たち宇都宮中央高校に与えられた大きなチャンスです。
思い切り学び、対話し、挑戦する日々のなかで、互いを高め合いながら、よりよい未来を描いていけるよう期待しております。
離任式・始業式
本日の校舎の空気はいつもとは少し違った緊張感と期待に包まれました。
離任式では、長年私たちと共に歩んできた先生方が新たな道へと旅立ちました。
「さようなら」の言葉に込められた感謝と惜しみの気持ち。その背中を見送りながら、私たちは別れがもたらす深い意味を感じ取ります。
別れは時に切なく、しかしそれ以上に成長を促してくれる大切な瞬間です。去っていく先生方が、これまで築き上げた思い出や教えが、どんな場面でもきっと生き続けることを信じています。
一方で、新たな始まりの季節でもあります。始業式では、校舎に新風が吹き込みました。
髙木校長先生より、各年次に対して学校生活の心構えのお話があり、その後新入生たちが緊張しながらも希望に満ちた顔で対面式が行われました。その瞬間、これからの未来を切り開いていく彼らの輝きが、学校全体に新たなエネルギーをもたらします。
出会いと別れは人生の一部です。そして、それぞれが織り成す時間の中で、私たちは新たな価値を見出していくのだと改めて感じます。
この春、新しい顔が加わり、去りゆく人々の思いもまた、次の世代へと引き継がれていきます。
先生方のこれからの道が素晴らしいものでありますように、そして新入生たちがこの学校で素晴らしい日々を重ねていくことを心から願っています。
私たちもまた、それぞれの場所でこの新たなスタートを大切にし、次に繋がる「何か」を見つけていきたいと思います。
令和7年度 入学式
令和7年4月7日、宇都宮中央高校の新たな歴史の一歩が刻まれる入学式が挙行されました。先月、共学化第一期生がこの学び舎に新たな息吹を吹き込み巣立ち、今日、新たに281名がこの宇都宮中央高校の門をくぐりました。
「狭き門から入れ・・・」とは、古より伝わる言葉です。その意味は、人生の中で直面する数々の試練や関門を突破した先に、真の幸せと成長が待っているということ。数々の困難を乗り越えた皆さんは、まさに「狭き門」をくぐり、この日を迎えました。そんな皆さんを、私たちは心から誇りに思います。そして、今日、ここに集った全ての新入生と、その背後で支え続けてこられたご家族の皆様に、心からお祝いを申し上げます。
髙木校長先生、同窓会長、PTA会長からは、それぞれ異なる角度で、これからの高校生活における学びの重要性と、姿勢についてのお話がありました。皆さんが今後歩む道のりには、たくさんの出会いや学びが待っています。時には試練に立ち向かう時もあるでしょう。しかし、どんな困難も乗り越える力を、この宇都宮中央高校で得られることを信じてください。
宇都宮中央高校は、昭和3年に開校して以来、常に「学び」の場であり続け、数多くの優れた人材を社会に送り出してきました。そして、間もなく迎える開校100周年にあたり、その歴史に新たな1ページが加わります。古き良き伝統に根差しつつも、共学化によって新たに生まれる校風。そこには、皆さん一人ひとりの挑戦と成長が刻まれていくことでしょう。
この学び舎に集うすべての人々が、限りなく古きものを尊びつつ、未来に向かって新しい風を受け入れ、共に成長できることを心から期待しています。新入生の皆さん、これからの高校生活を思いっきり楽しみ、そして共に学び、共に歩んでいきましょう。
再度、ご入学おめでとうございます。未来は皆さんの手の中にあります。その一歩一歩が、素晴らしい未来へと続いていきますように。
【茶道部・邦楽部・書道部・吹奏楽部】桜を楽しむ会
4月5日(土)に毎年恒例となった「桜を楽しむ会」が本校中庭で開催されました。
急な気温低下や降雨で桜が咲くか心配されましたが、当日は晴天の中、満開(?)の桜の下で、各部活動が楽しく発表を行うことができました。
<茶道部>
<邦楽部>
<書道部>
<吹奏楽部>
今年度から吹奏楽部が加わり、より華やかな会になりました。次回も桜の魅力を一層引き立てられるよう各部で準備をしていきたいと思います。ご来場、お待ちしております。
令和6年度修業式
2025/3/24
本日の修業式に先立ち、表彰式が行われました。今回の表彰では、バドミントン、女子バスケットボール、ソフトテニス、女子バレーボール、合唱部、書道部、モーグルなど、多岐にわたる部活動等で優秀な成績を収めた生徒が表彰されました。彼らは、日々の練習と努力を惜しまず、素晴らしい成果を挙げました。
これらの生徒たちの努力と成果は、学校全体にとって誇りとなるものです。表彰を受けた生徒一人ひとりの姿に、仲間たちからの温かい拍手が贈られ、その瞬間、同門として誇らしさを感じるとともに、他の生徒たちも刺激を受けたことと思います。
その後の修業式では、校長から「大切なことに出会う準備を」という言葉を受けて、さらなる成長に向けた激励がありました。表彰式での輝かしい瞬間が、今後の生徒たちの更なる挑戦と成長の原動力となることを心から願っています。
短い春休みではありますが、新年度に向けてスタートダッシュを切れるよう、心身を磨く時間にあてましょう。
第77回 令和6年度卒業式
本日、2025年3月3日、私たちの学校において第77回卒業式を挙行いたしました。
【卒業証書授与】
昨年は女子高最後の卒業式を迎え、今年は共学となって初めての卒業生を送り出すことができました。
【校長式辞】
昨日までは穏やかな日が続いていましたが、本日は一転、雨から雪へと空模様が変わり、舞い落ちる雪が白桜に見える美しい光景となりました。
【3学年担任】
総合家庭科41名、普通科228名、計269名の生徒が第一期生として、それぞれの新たな道へと歩み出しました。
【同窓会長式辞】
これまで本校の教育に多大なるご理解とご協力を賜りました保護者の皆様、学校関係者の皆様に心より感謝申し上げます。そして、今後も本校の更なる発展にご協力を賜りますようお願い申し上げます。
【PTA会長式辞】
また、在校生にとっては、卒業生の姿を見守る中で、1年後の自分がどのように成長しているか、そしてどう成長するべきかを深く考える大切な時間となりました。
【在校生送辞】
【卒業生答辞】
卒業生一人一人の未来が輝かしいものでありますように、心から願っております。
令和6年度専門学校等御下賜金記念生徒表彰式・意見発表会
令和7年2月14日(金)本校会場に栃木県産業教育振興会主催『令和6年度専門学校等御下賜金記念生徒表彰式・意見発表会』が行われました。
総合家庭科の1・2年次生が、案内や受付など受賞者、ご来賓の皆様をお迎えし、式の運営に携わらせていただきました。
受賞された皆様、おめでとうございます!!
普段の総合家庭科の様子については☆こちらから☆ご覧ください
総合的な探究の時間発表
2年次生の総合的な探究の時間における全体発表を実施しました。
1年次生にとっては、来年度自分たちも発表を行うことを見据え、先輩方の研究内容を学ぶ貴重な機会となりました。発表の内容は以下の通りです。
分野1:人文・社会・教育 「地域活性化」
分野2:国際 「きれいな水を届けたい!」
分野3:美術・文化 「ユニバーサルデザインとポップ」
分野4:法律・政治・経済 「AIと著作権の関わり」
分野5:工業・情報 「AIによる教師の声の学習と応用」
分野6:医療・看護・保険・福祉 「1400兆分の1の私たち」
合わせて、計7つの発表が行われました。
発表終了後、審査員の方々からは、発表内容における論理の飛躍や、聴衆に分かりやすく結論を示す話法、仮説設定の重要性など、多角的な視点から貴重なご指摘をいただきました。また、最も印象的だったのは、「自分たちが取り組んだ探究活動について、学年で最も詳しく知っているという自信を持つこと」の重要性と、普段の勉強とは異なる探究活動を通じて得られる経験の素晴らしさに関する励ましの言葉でした。
この経験を通じて、日常生活の中で自分の関心を深め、新たな探究の糸口を見つけることができるよう、引き続き学びを深めていきましょう。
【保健体育科】クラス内ミニ駅伝大会
2学期最後の授業でミニ駅伝大会を実施しました
校内の1㎞の周回コースを1人1㎞で襷をつなぎました!!
寒さに負けず、チーム一丸となって完走しました!
2か月間の長距離走の授業で長い距離を走り込んだ成果が見られました
ナイスラン!!!!!!
季節にあわせた調理実習♪
令和6年度高校生の交通問題を考える会シンポジウム
令和6年11月14日(木)宇都宮北高校にて、「令和6年度高校生の交通問題を考える会シンポジウム」が開催されました。
その中で、本校2年生3名が考案した
「ヘルメット 努力義務でも かぶろっと」
というスローガンが市内高等学校代表スローガンとして表彰されました。
来賓の方々からは、高校生らしさが表れており、さらに「努力義務でも被ろう」という前向きにとらえている点を評価していただきました。
このスローガンは来年度の交通安全啓発用ポスターに掲載されます。
この機会に今一度本校でも高校生の交通問題解決に向け、それぞれができることに取り組んでいきたいと思います。
交通安全講話実施
2024/10/29
自転車の交通安全講話を開催し、日頃から目にする「危険な運転」が引き起こす結末について深く考える機会となりました。今回はプロのスタントの方々にご協力いただき、スマホを操作しながらの運転、傘さし運転、二人乗りといった日常に潜む危険行為が実際にどのような事故に繋がるのかをリアルに演じていただきました。
スタントの方々の真に迫る演技を目の当たりにし、「自分は大丈夫」という油断や「少しぐらいなら」といった軽い気持ちがどれほど危険なものであるかを実感しました。この講話を通じて、ほんの一瞬の不注意が取り返しのつかない事故に繋がる恐ろしさを改めて共有することができました。全ての人が安全に自転車を利用できる社会を目指し、また一人ひとりが交通ルールを守り、命を守る行動をとるよう強く願っています。
さんフェアとちぎ2024大会開催!!
さんフェアとちぎ2024『第34回全国産業教育フェア栃木大会』がライトキューブ、マロニエプラザ、パルティ他5つの会場で開催されました。
本校の生徒は、発表部の進行役として全国からの高校生を迎え入れ、司会・案内等活躍しました。また、生徒実行委員として開・閉会式、交流活動など会場を大いに盛り上げました。
全体会場の様子です。生徒実行委員会による閉会式!
発表部も皆様をお迎えする準備真っ最中!
いよいよスタートしました!
1つ1つ丁寧に…司会頑張ります!
令和6年度修学旅行 最終日
いよいよ修学旅行の最終日。朝の光が京都の街を優しく包み込み、クラス別行動でそれぞれのエリアへと出発します。
生徒たちは少しずつ旅の終わりを意識し始めましたが、それでも一歩一歩をかみしめるように歩きました。
八つ橋作り体験ではきれいな木の香りが漂う和やかな雰囲気の中、職人さんに教わりながら米粉を練り、形を整え、一枚一枚に心を込めて作る過程で、八つ橋がただの「菓子」ではなく、歴史と風土に根ざした文化の一部であることを実感しました。
「ししゅうやかた」では、色糸を針に通し、一針一針慎重に刺していく作業が続きました。その瞬間だけに集中することで、心が穏やかに澄んでいくのを感じました。刺繍という作業には、完成を急がず、一歩一歩を大切にすることの大切さが現れています。自分が選んだ色糸が布に形を成していく喜びと、完成したときの達成感は、まさに京都文化の奥深さそのものでした。
京都らしさが色濃く映る「丸益西村屋」では、和紙に染めを施す体験を行いました。和紙の繊細な肌触りに触れ、職人さんの指導のもと、自分の個性を反映させながら模様を染め上げていきました。色が和紙にじんわりと染み込んでいく様子には、目には見えない心の彩りもまた映し出されているようで、一人ひとりが静かに自己を表現する時間となりました。
世界遺産にも登録される二条城は、壮麗な歴史建築が私たちを迎えてくれました。大政奉還が行われた場所として歴史的な意義を持つこの城は、単なる観光名所を超え、日本の過去と向き合う場所でもあります。煌びやかな装飾や広大な庭園を前にしたとき、日本の歴史と自然の調和に改めて心を動かされ、学んだ歴史が生き生きと息づいているように感じました。
静かな寺院で行われた座禅体験では、自分と向き合う静寂な時間が流れました。目を閉じて呼吸を整え、無心になることを目指しましたが、心はすぐに揺れ動きます。何度も繰り返し呼吸に意識を向けることで、少しずつ心が静まり、自然と自分の内面に向き合えるようになりました。現代の忙しさから離れ、心を清める座禅の経験は、普段の生活での思考の変化にもつながり、心を整える大切さを学びました。
学問の神様である菅原道真公を祀る北野天満宮での昇殿参拝は、静粛で厳かな雰囲気の中で行われました。参拝の際には未来への祈りを込め、自分の志を胸に刻みました。日本の伝統を守る神社の厳かさと、訪れる人々の思いがひとつに交わるその場に立つことで、古くから続く祈りの力と、日本の信仰文化の奥深さに触れることができました。
安達くみひも体験は繊細な糸を巧みに編んでいくこの伝統技術は、根気と集中力を要するものでした。一本の糸が、無数の手の動きを経てやがて美しい模様を作り出す過程は、自分の手から生まれる美しさを直に感じられる瞬間でした。伝統の技を身近に感じられるだけでなく、自分自身を信じて作品を生み出すことの大切さも学びました。
夕暮れ時、宇都宮に近づくと修学旅行の思い出が鮮やかに蘇りました。友達と笑い合った瞬間や感動を共有した時間、一人ひとりの胸に刻まれた経験は、今後の人生の中でふとした時に思い出される宝物となるでしょう。
旅の終わりを迎えながらも、この京都での学びと出会いを心に残し、それぞれが見つめた京都の風景や手にした経験が、これからの成長の一助となると信じています。
令和6年度修学旅行 3日目
令和6年度修学旅行 1日目 は左をクリックしてください。
本日は待ちに待った班別行動の日。生徒たちは、それぞれが心に描いていた場所へと足を運び、自分だけの旅路を歩みました。班の数は実に63。多くの選択肢の中から興味と関心に基づいて目的地を選び、自由な旅のひとときを楽しむことができました。
京都の街を歩く中で、多くの女子生徒たちがレンタル着物を楽しみました。色とりどりの着物に身を包み、伝統的な街並みを背景に写真を撮る姿は、まるで時代を超えたかのような美しさがありました。特に祇園の石畳を着物姿で歩く体験は、日本の歴史と文化を感じる素晴らしい瞬間でした。
多くの班が選んだ行先のひとつは、古都・京都。秋の澄みきった空気が漂い、薄っすら色づき始めた紅葉が境内を彩る中、その歴史と文化に触れることができました。そこから望む景色は、眼下に広がる京都市街や遠くにそびえる山々の絶景が広がり、まさに息をのむ美しさでした。青空の下、木々が赤や黄色に染まり始めており、季節の移ろいを肌で感じることができました。
また、社の鳥居をくぐり抜け、参道を一歩一歩を踏みしめるたびに、京都の奥深い歴史に触れることができました。
境内を取り囲む木々の間から差し込む光が、秋の京都ならではの幻想的な風景を描き出していました。
旅の楽しみは訪れる場所だけでなく、そこで味わう食べ物にもあります。京都の名物料理も、この旅を豊かにしてくれました。各寺社を訪れた後には、周辺の茶屋でいただいた抹茶パフェや、香ばしい湯豆腐が格別でした。濃厚な抹茶アイスに白玉やあんこが添えられた和スイーツは甘さ控えめで、疲れた体を優しく癒してくれます。
錦市場では、地元の名物を食べ歩きすることも楽しみのひとつでした。香ばしい焼き栗や、ふわふわのだし巻き卵、そして八つ橋の試食。京都の味を少しずつ楽しみながら歩く時間は、観光とはまた違う「味覚の旅」でした。
それぞれの場所で出会う景色や人々、そして食べ物が新たな視点で世界を見るきっかけを与えてくれました。自由に選び、感じ、味わうことのできるこの幸せ。目と舌の両方を楽しませてくれた一日でした。
楽しかった一日が終わり、今宵は心と体が満たされたまま、静かに夢の世界へと誘われます。月明かりが優しく照らす部屋の中で、満足感に包まれ、秋の夜の穏やかさを感じながら、ふわりとまどろんでいきます。
そして、旅の締めくくりとなる最終日の明日の朝。目を覚ます頃には、今日までの体験を振り返り、心躍る思い出の一ページをめくるように新たな一日を迎えたいと思います。この旅が生徒たちの心に深く刻まれ、成長の糧となることを信じて。
令和6年度修学旅行 2日目
※修学旅行1日目は「学年・年次行事」→「2年次」から閲覧できます。
修学旅行2日目は広島平和記念公園から始まります。
ここ広島には歴史が教えてくれる大切なメッセージが詰まっています。
事前に平和学習をしてきた私たちはただの観光ではなく、心に刻むべき
は何かを理解してここに立っています。
現在もなお、世界各国で紛争の音が鳴り響く中、平和を訴え続ける姿に
私たちは過去の痛みを忘れずに未来を見据えて、平和のためにどう行動するかを真剣に考える機会になりました。
原爆資料館では、核分裂を起こすための物質として広島の原爆ではウランが、長崎ではプルトニウムが使用されたことを知りました。
ウランは自然界にはごく微量しか存在しない一方で、プルトニウムは自然界には存在せず人工的に作り出せるものだということがわかりました。
これらの物質が核分裂を引き起こし、計り知れない破壊をもたらした事実は、科学技術の危険性とその扱いの重要性を強く訴えかけていました。
展示されている悲劇の瞬間が映し出された写真や資料、そして生存者の心の叫びや証言は過去の痛みがどれほど深いものであったかを余すことなく伝えてきました。
この体験を通じて、原子力の恩恵がもたらす可能性と、その裏に潜む破壊的な力を持つ兵器としての側面を真剣に考えさせられました。私たちの心に刻まれたこの思いは、日本人だけでなく、この地を訪れた多くの外国の方々にも強く共鳴するものであると信じています。
午後はコース別行動のため新大阪、京都に向け再移動しました。
それぞれ事前に決めた目的地へ向かい歩を進めます。
コースは5つあり、
異人館コースでは時を越えた物語が息づき、風情ある街並みに佇む建物は、かつて異国の文化が交わり、様々な人々の夢や思いが交錯した歴史を物語っていました。異国の香りや音、過去の人々の想いに、多文化共生の大切さを学びました。
海遊館コースでは色とりどりの海の生き物たちに心を奪われ、、深海の神秘を目の当たりにしました。特に、大きな水槽を悠々と泳ぐジンベイザメの姿は圧巻で、彼らが広い海で生きる様子に思いを馳せ、自然の偉大さを感じ、海の不思議な世界に浸る瞬間が心に刻まれました。
通天閣コースは、大阪のシンボルとしてそびえ立つ希望の光の放つ灯台のようで、大阪の活気と情熱を体感させてくれるました。
展望台から眺める街並みはまるで生きたキャンパスでした。
地元の人々や観光客が交わるこの場所は、文化が融合し独自のエネルギーを生み出しているように感じました。
一方、道頓堀コースは大阪の賑わいに飛び込み、食い倒れの旅を楽しみ、溢れんばかりの美味しさに舌鼓を打ち、友達と笑いあう瞬間を大切にしました。
(因みに江戸は飲み倒れ、京都は着倒れとあるそうですが、着倒れ飲み倒れ食い倒れは全国に沢山あるようです)
梅田コースでは空中庭園を訪れ、大阪の街を一望しました。高層ビル群が織りなす景色は、まさに絶景でした。道頓堀では、船下りを楽しみながら賑わいを感じ、観光客たちの笑顔や活気に包まれました。水面を滑るように進む船から見る道頓堀の景色は、まるで生きた絵画のようで、そこに道頓堀コースを散策する中央高校の生徒とも出会うなど心が躍る瞬間でした。
大阪の街の中で、友達と共に笑い合うその瞬間が何よりも大切な思い出となりました。
夕方、無事全員揃って、本日の旅の荷を京湯元ハトヤ瑞鳳閣に下ろしました。
そして夕食時、生徒有志による特別な瞬間を迎えました。
この旅行期間中に誕生日を迎えた友達を祝うためのサプライズが催されました。
皆の心が一つになり、あふれた笑顔は宝物のように輝いていました。
誕生日を祝った笑い声や歓声は、まるで温かな旋律のように心に響き、この夜の夕食はただの食事ではなく友情と絆が織りなす温かいストーリーとなり、心に永遠に残る特別な思い出となりました。
そして明日の旅の準備を整え、京都の静かな夜に心を寄せて眠りにつきます。
新生徒会始動
9月30日(月)
生徒評議会が行われました。
HR委員の承認を得て、令和6年度生徒会役員22名が決定しました。
1年間よろしくお願いします。
10月4日(金)
任命式が行われました。
校長先生から一人一人任命書をいただき、「生徒のみなさんがより良く過ごせる学校を共に作り上げていきましょう」との言葉をいただきました。
10月8日(火)
引継式が行われました。
旧生徒会役員から新生徒会役員へと役職が引き継がれました。
第3回若草講演会
先日10月1日 第3回若草講演会を開催致しました。
今年度は、東京大学薬学部の池谷裕二教授をお招きし、「脳を知って未来に活かす」という素晴らしいテーマで講演をいただきました。
池谷教授は、海馬からのみ発するというシータ波とリップルという脳波の魅力をユーモアたっぷりに語ってくださり、学習力を向上、定着させるための知識をわかりやすく伝えてくださいました。さらに、脳科学に基づく学習法を深く掘り下げ、睡眠の有効活用、姿勢や表情の重要性についても教えていただきました。これらお話頂いた内容は、普段の授業や学習に密接に関連しており、中央高校で学ぶことへの自信と誇りを感じるとともに、生涯にわたり学習に向かう大切なことを教わった貴重な機会となりました。
さらに、池谷教授の教授室の入口に掲げられた「知好楽」について『論語』の意味と脳科学的な意味合いが実は理にかなっていることを教えられ、その考えも心に響くもので、何事も楽しむことにかなわない姿勢が今後の学びや成長にどれほど大切かを改めて実感しました。
本日の講演は、生徒の未来や可能性をさらに広げ、高い理想や将来の夢を抱けるようなきっかけとなりました。今回の池谷教授の講話を今後の学習に活かし、さらなる成長に向けて挑んでいく決意を新たにした、感動的な一日となりました。
令和6年度 秋桜祭終了
2024/9/1
台風が心配されましたが、令和6年度宇都宮中央高校秋桜祭が無事終了致しました。
全学年が共学となった初の秋桜祭は初日(8/29)の校内公演を宇都宮市文化会館にて行いました。
一般公開は8/31に行い、1946人の来場者を迎えて盛大に終えることができました。
ご来場くださいました保護者の皆様、中学生の皆様ありがとうございました。
またPTA、同窓会の皆様にも多大なご協力を賜りましたことに御礼申し上げます。
宇都宮中央高校の更なる活躍にご期待ください。
令和6年度 秋桜祭 一般公開
明日8月31日(土)の秋桜祭一般公開につきましては、現段階では予定通り実施することにしておりますが、台風10号の影響により、警報等が発令された際には、予定を繰り上げて終了する等の対応をさせていただく場合もありますので、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
なお、お車でご来場いただいた場合、想定外の豪雨により、グラウンドへの駐車が厳しい状況になる場合があることをご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
一日体験学習
令和6年8月20日(火)一日体験学習を開催しました。約1500名の中学生が参加しました。全体説明で学校の概要や歴史、カリキュラムの説明があり、生徒会からは、特別活動の部活動や行事の紹介などを行いました。各教室では在校生から直接学校の様子を聞くことができる懇談会などを行いました。在校生は、中学生からの質問に対して答えたり、受験勉強のアドバイスや、中学生のうちにやっておくべきことなどを熱心に話していたりしていました。
総合家庭科では、学科についての説明のほか、今月末行われる秋桜祭(学校祭)の中で公開されるファッションショーの衣装制作の見学や作品展示などが行われました。
下校の際には、自由に部活動の見学をしていただきました。本校の在校生も、来年度の入学生を楽しみにしている様子でした。
短い時間でしたが、多くの中学生に本校の魅力を直接伝えられることができました。暑い中、ご参加いただきありがとうございました。
忘れ物や学校についてのお問い合わせは、直接学校にご連絡ください。
宇都宮大学農学部酪農科学体験教室
7月28日(日)本年度も宇都宮大学農学部付属農場で本校生のために、酪農体験教室を実施していただきました。
参加者は1・2年生20名。放牧されているウシさんとの触れ合いを通して「命」について深く考える貴重な機会となりました。
宇都宮大学農学部長尾先生をはじめ、多くの学生さんやスタッフのみなさんにサポートしていただきました。教科書や動画で見る「生命」ではなく、五感で感じる「生命」を体験させていただきありがとうございました。
中庭の芝生の上に
たぬきかハクビシンかはっきりしないのですが中庭にいました。
2年次生 総合的な探究の時間
6月11日(火)総合的な探究の時間
宇都宮大学から地域デザイン科学部准教授の若園先生と、さまざまな学部の学生さんが23名来校して下さいました。
各班で作成した今年度の活動計画に対して、いろいろな角度からアドバイスをいただくことができました。
宇都宮大学のみなさん、ありがとうございました。
これで課題テーマの設定が完了です。今後は正解のない課題に対して、自分たちなりの答えを見つけるために探究していきます。
水上太白桜の植樹
5月31日、2回目になる水上太白桜の植樹が行われました。
今回は、正門を入って右側の新設テニスコート前に植樹しました。
ここには水上勉文学碑もあります。
前回の植樹式では、工事のためのプレハブがあり、植樹できませんでした。
昨年植樹した太白桜も順調に成長しており、これで正門を入ると左右に桜を楽しむ事ができるようになりました。これからの成長が楽しみです。
宇中女の伝統が新たな形で宇中高に引き継がれ、これから大きく成長し開花していきます。
令和6年度(2024)桜花祭(体育祭)実施
2024/5/29(水)
令和6年度桜花祭(体育祭)を実施致しました。
全学年共学化しての初の桜花祭となった本年度は、活気・熱気・やる気が一味違います。
髙木校長もチームTシャツを身に纏い開会の挨拶。
生徒会長と実行委員長のコントを交えた挨拶。
本年度の競技種目は、
・中央の目
・F2GP
・部活動対抗リレー
・天国と地獄
・大縄跳び
・障害物競争
・玉入れ
・色別対抗リレー(予選)
・応援合戦
・借り物競争
・綱引き
・百足+三人四脚リレー
・色別対抗リレー(決勝)
の13種目。
チーム編成は
色 | 1年 | 2年 | 3年 | チーム名 |
赤 | 1 | 6 | 7 | 真っ赤なハートでもえもえきゅん♡ |
黄 | 2 | 4 | 2 | はじめるレモンの香り キュアレモネード! |
緑 | 3 | 5 | 3 |
それいけメロンパンナちゃん ~みんなでピースグリーンピース~ |
青 | 4 | 7 | 1 |
ここがわれらのアナザースカイ ~空の青さをおいかけちゃう?~ |
桃 | 5 | 3 | 5 |
ももいろクローバーC |
白 | 6 | 2 | 6 | 純粋girlsと清潔boys♡ |
紫 | 7 | 1 | 4 |
ジムいけ!バイ筋マン ~愛と筋肉は友達さ~ |
この陣容で競い合います。
1.中央の目
2.F2GP
3.部活動対抗リレー
5.大縄跳び
6.障害物競争
7.玉入れ
9.応援合戦
10.借り物競争
11.綱引き
12.百足+三人四脚リレー
13.色別対抗リレー
天候にも恵まれ、大きな事件事故もなく無事に競技を終えることができました。また全校生徒の行動も迅速に行われ、ほぼ時間通りスムーズな進行でした。
結果は
優勝:緑・紫(同点)
3位:桃
でした。
中間試験後、練習時間も少ない中、生徒の皆さん、お疲れ様でした。またお差し入れをしてくださったPTAの皆様にこの場をお借り致しまして御礼申し上げます。
宇都宮大学附属特別支援学校との交流学習
5月23日(木)総合家庭科1年が、宇都宮大学附属特別支援学校高等部のみなさんと交流学習を行いました。
今回は、宇都宮大学附属特別支援学校さんの花壇を整備し、そこへハーブの苗や藍の種を蒔きました。今後も交流学習を重ね、ハーブは素敵なあるものに形を変えていく予定です。乞うご期待!!
テニスコート完成
報告が遅くなりましたが3/19にテニスコートの工事が終わりました。
探究活動
4月16日(火)6時間目、1年次生と2年次生がそれぞれ、「理数探究基礎」と「総合的な探究の時間」の第1回目の授業を行いました。
1年次生は宇都宮大学地域デザイン科学部 准教授 若園 雄志郎 先生より探究活動の基礎について学びました。
2年次生は宇都宮大学工学部 教授 大庭 亨 先生より探究活動の進め方について学びました。「好きなことをしていい。失敗していい。」という大庭先生の心強いアドバイスをいただき、これから1年間、「隠れた何かを発見して、新しい何かを作る」活動に取り組みます。
VIKKI'S CORNER(APRIL)
水上太白桜開花
正門脇
西棟南
※水上太白桜と水上勉文学碑
愛桜家としても有名な文化功労者の作家水上勉先生が、桜の縁により創立50周年記念講演(昭和53年・1978年)に来校された折、短編「太白(金星を意味し、日本で最大の桜花の名)」の題材にした自邸の桜の穂木と、色紙「土くれの野に生きて花も實もあり」をくださったので、もの文言を石に刻み、日本で最初の水上勉自筆文学碑を建立し、穂木は継いで校庭に植え、「水上太白(みなかみたいはく)桜」と命名した。水上邸の親木は枯れて無い。
宇都宮大学農学部で大切に育てていただいていた接ぎ木を、令和5年9月27日に校内3か所に植樹しました。
校内の桜
第1体育館北側の染井吉野↓
正門脇の佐野桜↓
駐輪場脇の染井吉野↓
離任式・始業式・対面式・親任式
2024/4/8
離任式・始業式・対面式・新任式を行いました。
日本の4月は別れと出会いが続く季節です。
宇都宮中央高校でも7名の先生が離任されることとなりました。
いずれも学校共学化にご尽力くださった先生方で、先の入学式で全学年が一つに揃った瞬間を見届けての感慨深いお別れとなりました。
宮澤第一教頭先生より、宇都宮中央高校のスクールカラーを決める宿題が残されました。
続いて、始業式を行い髙木校長先生より改めて学年毎に式辞を頂きました。3年次生は部活動と進路への心構え、2年次生は昨年上手くいったことは継続し上手くいかなかったことは何らかの改善を施すこと。1年次生は生活リズムを合わせ学校の流れに乗ること、最後にルールを守る重要性をお話して頂きました。
その後対面式を行い、新入生在校生が初めて顔合わせを行いました。
在校生の歓迎の言葉に続き、新入生代表からも挨拶を頂きました。
これから学校行事、部活動など様々な場面で手を取り合い、助け合いながら一丸となって、素晴らしい学校生活を築いていくことを願っております。
入学式挙行
2024/04/05
宇都宮中央高校第3期生の入学式を挙行致しました。
先月、厳かな雰囲気の中「宇都宮中央女子校」の歴史は幕を閉じ、生徒たちの感慨深い涙が教室を満たしました。
そして今日、全学年が「宇都宮中央高校」となり、まさに新たな門出が始まり、熱い期待と希望が教室を満たしました。
一人一人が呼名に力強く応え、新入生を迎えた宇都宮中央高校が弥益々に盛んになる予感を感じさせました。
式辞では髙木校長先生から宇都宮中央高校が目指す生徒像と身に付けてほしい力をしっかりと語られました。
特に知識を与えてもらうのを待つのではなく、自ら獲得するため求めに行く姿勢の必要性をお話されました。
希望に満ちた新入生代表宣誓は、校内に新たな活気をもたらす素晴らしい内容でした。
宣誓通り、今日が新入生とに宇都宮中央高校の輝かしい未来への第一歩となることを信じております。
桜を楽しむ会【茶道部・邦楽部・書道部】
3月30日(土)に3回目となる「桜を楽しむ会」が本校で開催されました。女子高時代の桜の庭の思い出を継承するために始まった会です。今年は桜の開花が遅く、少し残念でしたが、天気に恵まれ、さわやかな春の日差しのもと、みなさまにお茶とお箏と書道を楽しんでいただきました。
茶道部は、茶箱雅の式の点前を披露しました。お抹茶とイチゴ大福が好評でした。
邦楽部は来年度「さくらさくら」と「ディズニーメドレー」を演奏しました。
そして、今年度から書道部も参加して、思いの込もったパフォーマンスを披露しました。
来年度は満開の桜の下で開催したいと考えています。是非、ご来校下さい。
ロータリーの看板
ロータリーの看板も新たに設置しました。
一方通行にご協力ください。
正門と正面玄関の校名の看板
本日より栃木県立宇都宮中央高等学校になります。
正門と正面玄関脇の校名も中央高一つになりました。
正門
正面玄関
マレーシア研修 現地研修報告⑥
現地研修の最終日となった12日は、滞在するホテルにて研修の振り返りを行いました。研修で努力した点や反省すべき点、日本とマレーシアの違い、そして研修を通して学んだ点などについてそれぞれ振り返り、最後には発表してもらいました。
多くの生徒は、現地の高校生との交流会や学生寮での宿泊体験が印象に残ったようです。特に、言語の異なる人々とコミュニケーションをとることの難しさ以上に、英語を使って自分なりに表現し意思疎通を図ることの楽しさに充実感を得ていたとの感想が大半でした。このほか、自然環境や食文化、教育制度の違いについても気づきが多く、改めて自分たちの置かれている日本の環境について考えを深めることができたのではないかと思います。
初めて訪れた異国の地で慣れない環境にもかかわらず、生徒たちは何事にも一生懸命にチャレンジしていました。この貴重な経験を友人や家族など周囲の人たちと共有するとともに、今後の学校生活にも生かしていってほしいと思います。
最後に、今回の研修にあたり、現地でご協力いただきましたマレーシアのみなさまをはじめ、快くお子様を送り出していただきました保護者のみなさまに心から感謝申し上げます。
マレーシア研修 現地研修報告⑤
11日午前は、サラワク州を代表する7つの先住民族の伝統的な住居を復元したサラワク文化村(サラワク・カルチュラル・ビレッジ)を訪れました。各民族が自然の恵みを生かして、どのような生活をしてきたかについて体験を通じて深く理解することができました。
各民族の伝統的な楽器の演奏や踊りも披露していただき、先住民族の方々と交流することができました。なかには吹き矢や楽器の演奏に挑戦する生徒もいました。
代表的な民族舞踊のショーも見ることができました。マレーシアの多様な伝統文化を体験することができた貴重な機会となりました。
この日、最後の研修先はセメンゴ野生動物リハビリセンター。オランウータンを保護し、約30頭が653ha(東京ドーム130個分)の原生林に暮らしています。電気バスに乗って森の奥へと移動し、餌付けステーションまで歩くこと数分。餌を食べる2頭のオランウータンを見ることができました。生徒たちは、初めて見る野生のオランウータンにしきりにカメラを向けていました。
幸運なことに、このセンターでナンバー2のエドウィン(すごい迫力)を含め、計5頭のオランウータンに会うことができました。絶滅危惧種に指定されている彼らをはじめ多様な動植物の生息地保全の重要性について再度考える機会となりました。
マレーシア研修 現地研修報告④
10日は、クチン南部で生活する先住民族ビダユ族の村を訪問しました。山麓地帯でインドネシア国境に近い場所に位置しています。かつては首狩りの風習を持ち、敵の首級を保存するための首堂が建築されていたそうです。
教科書などでよく目にする高床住居が連なっており、村には約三千人の人々が住んでいるとのことでした。基本的には自給自足の生活ですが、近年は狩猟や採集だけの生活ではなく、クチン市街地に働きに出る人も多くなっているそうです。先住民族のみなさんの生活の様子を垣間見ることができ、生徒たちは事前学習で得ていた知識についてより理解を深めることができました。
次に、先住民族の伝統的な文化を学ぶため、ボルネオ文化博物館を訪れました。自然との共存を示す生活用具、織物や陶器、民族衣装など、先住民族がこれまで歩んできた証である貴重な資料が並んでいました。
サラワク州の鍾乳洞ニア洞窟で発見された約4万年前の人骨も見ることができました。また、旧石器以降の生活用具や、その時代の食糧の残骸である多様な動物の骨なども展示されていました。
また、日本に関連する展示もあり、第2次世界大戦時の日本軍占領下時代(1941-1945)の遺品も展示されていました。生徒たちは授業で学んだことが思い出されたようで、最後まで真剣に見ていました。
マレーシア研修 現地研修報告③
8日は、マレーシア・サラワク大学(UNIMAS)を訪問しました。午前中は国際課主催の大学説明会に参加し、現地の学生に向けて栃木や宇都宮、学校生活について発表しました。その後、医学部の展示室で、学生たちが実際に使う人体模型を触ったり、バーチャル手術を体験したりしました。
午後は、生物多様性・環境保全研究所でボルネオ島の動植物とそれらの保全に向けた取り組みについての講義を受けました。講義では問いかけに英語で答えたり、質問したりと積極的に参加する様子が見られました。また、宇都宮市が目指すスーパースマートシティについてのプレゼンも行いました。英語での発表にも慣れてきたようで、堂々と話す姿に成長を感じました。
広大なキャンパスや充実した施設に感動して「将来海外の大学で学んでみたい」と話す生徒もおり、大いに刺激を受けたようでした。
マレーシア研修 現地研修報告②
6日と7日は、現地のセカンダリースクールKolej Abdillah(カレッジ・アブディラ)を訪問しました。同校は日本の中等教育学校(中高一貫教育)に相当する学校です。はじめに歓迎式典が開かれ、アブディラ校の校長先生をはじめ生徒のみなさんが私たちを温かく迎えてくれました。学校では日本語の授業も開かれているとのことで、学校紹介や校内案内の際には流暢な日本語を披露してくれました。医師や科学者を目指している生徒もいて、理系科目を中心にハイレベルな教育が行われているそうです。その上、ラグビーの強豪校でもあるとのことで、まさに文武両道を実践している学校と言えます。
本校生も代表生徒によるあいさつ、栃木県と宇都宮市の概要とその特徴、宇都宮中央高校の学校生活の紹介についてすべて英語で行いました。渡航前から入念に準備してきた成果を十分に発揮することができました。アブディラ校のみなさんは、栃木のいちごの種類の豊富さや宇都宮餃子が有名であること、本校については休み時間のある時間割(アブディラ校には授業間の休み時間がないとのことでした)や活発な部活動、四季折々の美しい自然などに興味を持ってくれました。
アブディラ校のみなさんは本校生に親しみを持って接してくれました。そのため、互いに初対面とは思えないほどすぐに仲良しになることができ、英語を使って活発に会話をしていました。交流会では、英語やマレー語について、カルタ遊びやジェスチャーゲームなどを通じて楽しく学習しました。また、本校生はソーラン節を披露するとともに、アブディラ校のみなさんにも振り付けを覚えてもらい、最後には全員で踊ることができました。
この日、本校生は学生寮に宿泊させていただきました。寝食を共にすることでより交流が深まったと思います。
7日も引き続き アブディラ校での交流会に参加しました。まずは、互いに自分の国での身近な遊びについて紹介し、それぞれ実践してみました。本校生のなかには凧を持参した生徒もいました。
その後、互いに宇都宮とクチンの都市機能の特徴に関するプレゼンを行い、それぞれの都市の魅力や課題について理解を深めました。また、アブディラ校のみなさんからマレーシアの伝統舞踊を教えていただき、みんなで踊ることができました。
最後に私たちのためにお別れの式典も開いていただきました。生徒たちは別れを惜しみながら、互いの国でよく食べられているお菓子などを交換していました。
あっという間の2日間でしたが、こんなにも仲良くなれるものかと驚くほどで、とても生き生きと楽しそうに交流を深めていました。この貴重な体験を今後の学校生活に生かしてほしいと思います。
アブディラ校のみなさん、ありがとうございました!
マレーシア研修 現地研修報告①
3月3日から13日にかけて、1・2年次生32名、教員2名によるマレーシア研修を実施しています。3日午後に本校を出発、前泊を経て、4日午前に成田空港を出発しました。クアラルンプール経由で研修地クチン(ボルネオ島)に無事到着しました。飛行機に乗ることおよそ10時間の長旅で、ホテル到着は現地時間の23時(日本との時差は-1時間)をまわっており、生徒たちはさすがに疲れた様子でした。
前日の遅い到着にもかかわらず、翌5日は朝7時30分に全員元気にホテルを出発。マレーシアの農作物として最大の輸出品で、日本の植物油の6分の1を担うアブラヤシの農園と搾油工場を見学しました。ほぼ赤道直下、気温30度・湿度80%超えの慣れない環境のなかにもかかわらず、生徒たちは疑問点を質問するなど積極的に参加していました。
研修に伺う先々でマレーシアの家庭料理をいただく機会にも恵まれ、現地の方々の温かい心遣いが印象的でした。そして、生徒たちは英語のほかマレー語を使って現地の方々とのあいさつや会話にも挑戦していました。このあと現地の高校生や大学生との交流イベントも控えているので、この調子で頑張ってもらいたいと思います。
宇都宮中央女子校 第76回 卒業式 挙行
2024/3/1
宇都宮中央女子校の校名を掲げる最後の卒業式を挙行致しました。
雨模様だった空も、開式が近づくに連れ雲間から暖かい日が差し込み、清々しくも晴れやかにその時刻を迎えました。
本日は宇都宮中央女子校最後の式典であり、報道局も入り参列する保護者の皆様は勿論のこと、卒業生在校生教職員、それぞれ思いを馳せる特別な一日となりました。
卒業式は学校行事最大の催事ですが、この卒業式の舞台裏には宇都宮中央女子校の教育の礎となった多くの卒業生と関わった先生方の絆や想いの軌跡が壁に染み込んでいます。
1928年(昭和3年)から様々な時代を乗り越え脈々と続く学び舎。その血は限りなく古く限りなく新しい。「よき社会人、よき職業人、よき家庭人」を教育目標に掲げ、「清純、情熱、進取」を生徒指標に取り組んだ宇都宮中央女子高。
中央女子校最後を締めくくる卒業式は、過去と未来が交差する瞬間でもありました。この感慨深い軌跡を儀式として刻み、新たな一歩へと導いていきます。
式歌に続き、全校生徒で斉唱する中央女子校最後の校歌が厳かな雰囲気を漂わせます。この歌声が未知なる道を照らす灯台となり、卒業生たちに勇気を与え、前進を促す希望の調べとなることを願っております。
ご多用の中、式典にご参列くださいましたご来賓の皆様、並びに保護者の皆様にこの場をお借り致しまして篤く御礼を申し上げます。
令和5年度女子サッカー新人大会
女子サッカー部です
新人戦が1月17日(水)にグリーンスタジアムサブグラウンドでありました。
1回戦目の対戦相手は栃木女子高校さんで、結果は3-2で勝利することができました!!!
点を取って取られてを繰り返している試合でしたが、運動神経のいいマネージャーの力も借り、1人少ないという不利な状況でも、全員が70分間足を動かし走り切った結果だと思います。
2回戦は、25日(木)に宇都宮女子高校さんと対戦します。
チームとして、BEST4奪還という目標を立てているので達成できるようチーム一丸となって頑張りたいと思います。
第二回 若草講演会
令和5年10月3日(火)、第二回若草講演会を行いました。
今回は、『自分自身を元気にする「言葉の力」-スポーツ現場に学ぶペップトークとは-』と題し、日本ペップトーク普及協会代表理事 岩﨑由純先生を講師としてお招きしました。
岩﨑先生がトレーナーとしてご活躍される中で、夢を叶えた一流選手達との関わりの中から培われたペップトークについて熱くご講演頂きました。
スポーツはもちろんのこと、文化面や学業面、さらには生徒のこれからの人格形成に至るまで、幅広い話題で生徒達を惹きつけてくださいました。
また、軽快ながらも深みのある話術で、受験を控えている3年生をはじめ、新人戦等を目前にしている2年次生、1年次生にもやる気の火が灯った内容でした。
講演の途中では、じゃんけんの勝者が先生の本を頂けるという催しがありました。質疑応答では、積極的な夢を持つ生徒からの問いに丁寧にお答え頂くなど、あっという間の80分でした。
言葉を大切に使い、克己を追求し、なりたい自分になるための言葉を探して、今からペップトークを実践していきましょう!
宇都宮大学農学部酪農科学体験教室
10月8日(日)宇都宮大学付属農場において「酪農科学体験教室」が行われ、本校から16名が参加しました。
実際に牛たちに触れ合い、給餌や搾乳など、多くの経験をすることができました。また、宇都宮大学農学部 長尾先生の講義では、家畜動物の運命や食と命について改めて考える良い機会をいただきました。
本校生のために、企画、準備して下さった宇都宮大学農学部 長尾先生と多くのPTAの方々、そして牛さんたちに感謝いたします。
「水上太白桜」 植樹式が行われました
9月27日(水)、本校正門西側をメイン会場として、「水上太白(みなかみたいはく)桜」の植樹式が行われました。今回の苗木は、昨年4月まで本校に咲いていた水上太白桜の接ぎ木を、宇都宮大学農学部で大切に育てていただいたものです。
学校長、宇都宮大学大久保教授、生徒会長の挨拶の後、本校生のほか駆け付けてくださった同窓生の方々にも見守られながら、植樹は行われました。さらに構内2カ所にも苗木が植えられ、記念撮影と大拍手をもって閉式となりました。
2023年 秋桜祭終了
2023/9/1~2023/9/2の二日間にかけて、宇都宮中央女子・宇都宮中央高校の秋桜祭を開催致しました。
3年生は宇都宮中央女子の名を冠した最後の文化祭とあって張り切り、2,1年次生も宇都宮中央高校として初の一般来場者を迎える祭典とあり、意気高揚したお祭りでした。
初日は校内での様々な催しを行い、勢いをつけて二日目の一般公開に臨みました。
二日目は大勢の方にご来校頂き、校内はどこもかしこも大勢の人で賑わいました。
まだまだ写真では掲載しきれないほどの各文化部、各クラスの様子がありますが、ご来校頂いた方には宇都宮中央女子・宇都宮中央高校の雰囲気のよさを存分に感じて頂けた一日でした。
3年生はこれから進路に向けて気持ちを切り替え、2,1年次生は各部の大会、学年行事が待っております。この勢いで楽しく充実した学校生活を送ってください。
【落とし物のお知らせ】
多数の落とし物を預かっております。お心当たりのある方は早急に学校までご連絡ください。
保管期限は2023/9/15(金)17:00までとさせて頂き、落とし主が現れなかった物品に関しましては恐れ入りますが、こちらで処分をさせて頂きます。何卒ご了承ください。