平成24年度 教職20年目研修(小・中)コース別研修の紹介
A:「学ぶ意欲」をはぐくみ、学力向上を目指す学習指導
  ~子どもの学ぶ意欲を把握し、授業づくりに生かす~
研修のねらい   学ぶ意欲が育つプロセスを理解し、児童生徒の学ぶ意欲の実態を測定し、その結果を踏まえて、学ぶ意欲を高めるための環境づくりや授業づくりについて考えていきます。
*「学習意欲」と「学ぶ意欲」は同義ととらえています。
研修の内容  学ぶ意欲が育つプロセス、把握の仕方、学ぶ意欲を育む環境づくり等の基本的なとらえ方についてお伝えします。事前に実施した学ぶ意欲を測定する「学習に関するアンケート」の自校の結果を分析し、結果を踏まえた授業づくりについて考えていきます。研修のおおよその流れは次のようになります。    
  1.  講話「学ぶ意欲を育むために」
      学ぶ意欲のとらえ方、学ぶ意欲が育つプロセス、「学習に関するアンケート」の結果の生かし方等についてお話しします。

  2.  ワークショップ「『学ぶ意欲』」を育む授業づくりのアイディア

  3.  演習「学習に関するアンケート」の自校の結果の分析

  4.  研修のまとめ

*「学習に関するアンケート」について
 本アンケートは小学校3年生以上を対象として作成しました。小学校1,2年生の担任で本講座を希望する場合は、3年生以上の学級で実施させてもらいデータを持参してください。今回は1学級のみの実施で結構ですが、学年あるいは学校全体(小3以上)で実施すると効果的です。
当日の持参品、課題等
  • 事前課題【様式A】
     「学習に関するアンケート」の結果
     「学習に関するアンケート」を少なくとも1学級で実施する。集計フォームを活用して入力してその結果を持参する。なお、「学習に関するアンケート」の用紙、集計フォームは、当センターのホームページよりダウンロードして実施する。

  • 持参品
     1.冊子「学ぶ意欲をはぐくむ-『学習に関するアンケート』を活用して-」平成23年3月
        栃木県総合教育センター(平成23年3月に小・中学校 各2部配布済)
      2.冊子「学業指導の充実を目指して」平成24年3月 栃木県教育委員会

    ※事前課題等は、当日○部持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/26よりWeb発信します。

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B:豊かな心をはぐくむ道徳教育
研修のねらい   新学習指導要領の改訂の趣旨を踏まえた道徳教育の在り方及び具体的な授業づくりについて理解し、実践的指導力の向上を図ります。
研修の内容
  1.  講話「道徳教育改訂のポイント」    
    • 「要」としての道徳の時間の役割、道徳教育推進教師の位置付け等について確認します。
  2.  研究協議「道徳教育の現状と課題」    
    • 各学校における道徳教育の現状と課題について、グループで話し合います。
  3.  演習「道徳の時間の指導の工夫」
  • 具体的な資料をもとに、グループで学習指導案作成や模擬授業を行います。    
  • ※ 資料はこちらで用意します。
当日の持参品、課題等
 
  • 持参品
     「小学校(中学校)学習指導要領解説 道徳編」(平成20年8(9)月 文部科学省)
     自校の道徳教育全体計画及び道徳の時間の年間指導計画

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C:コミュニケーション能力の素地を養う小学校外国語活動
研修のねらい   小学校外国語活動の在り方や具体的な授業づくりについて理解し、実践的指導力の向上を図ります。

研修の内容  小学校外国語活動について、学級担任の役割や授業づくりのポイントなどについて話し合いながら、日々の指導の工夫改善について考えていきます。研修のおおよその流れは次のようになります。

  1.  趣旨説明    
    • 研修の目的、流れについて


  2.  講話・演習 「『Hi, friends!』の効果的な活用法」

  3.  研究協議 「小学校外国語活動における取組」               
    • 説明    
    • 持参資料についての発表    
    • グループ協議    
      • 小学校外国語活動の授業での実践事例を発表し合い、効果的な授業づくりのための活動例を考えます。


  4.  発表    
    • グループ協議で話し合った内容の発表
  5.  研修の振り返り
当日の持参品、課題等
 
  • 持参品    
    • 「Hi, Friends!1」 「Hi, Friends!2」

  • 事前課題【様式C】
    • それぞれの学校で、日ごろ小学校外国語活動の授業の中で実施していることをA4判、1枚程度にまとめて持参する。また、実際に指導した授業の略案を持参する。

  • ※事前課題等は【様式C】に従って記入し、当日○○部持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/26よりWeb発信します。

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D:児童・生徒指導の推進
  ~ 小学校と中学校の連携のための相互理解 ~
研修のねらい   児童・生徒指導の内容や方法について、小学校と中学校の相違点とその理由を探ります。さらに、小学校と中学校が連携していく上で重視すべきことについて考えるとともに、受講者が今まで培ってきた児童・生徒指導の考え方を振り返ります。
研修の内容  児童・生徒指導を適切に推進していくためには、言うまでもなく、児童生徒の発達の段階を考慮していくことが重要です。そのためには、小学校と中学校がそれぞれの発達課題を考慮しながら指導していくことに加え、小学校と中学校の状況を両者が相互に理解し合い、適切に連携していくことが大切です。
 小学校と中学校は同じ義務教育ということで1つに括られることもありますが、学習活動をはじめとする諸活動やその指導方法等は、小学校と中学校では大きな違いがあります。
 そこで本研修では、「小学校と中学校の連携を図るための相互理解」に焦点を当てます。授業の中でどのように児童・生徒指導を行っているのか、小学校と中学校それぞれの立場で協議することで相互理解を深め、今まで各自が培ってきた「児童・生徒指導」についての考えを見直したり確認したりします。

  1.  研究協議1 「小・中学校での授業における児童・生徒指導とその相違点」           

  2.  研究協議2 「小・中学校の相互理解」           

  3.  指導助言

  4.  振り返り
当日の持参品、課題等
 
  • 事前課題【様式D-1】
     日ごろの授業における児童・生徒指導の取組について
     児童・生徒指導に関して、小学校教諭の立場から中学校にお願いしたいこと。同様に、中学校教諭の立場から小学校にお願いしたいこと

     【様式D-1】(A4判、1枚程度)に従って記入し、当日持参する。           

  • 事前アンケート【様式D-2】
     研修当日の班分けをするための参考資料にします。アンケート用紙に必要事項を記入し、8月31日(金)までに総合教育センター研修部までFAXにて送付する。

  • ※事前課題等は【様式D】に従って記入し、FAXにて送付すること。また、当日○○部持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/26よりWeb発信します。

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E:通常の学級における特別支援教育の推進
  ~子どものうまくいっているところを広げる指導~
研修のねらい   学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群のある児童生徒、すなわち発達障害のある児童生徒に対しては、通常の学級においてきめ細かな指導を続けながら、その子らしく発達する姿を支援していくことが求められます。
 このような支援を実践する際には、その児童生徒のうまくいっているところに担任が気づき、それを広げていくことが大切です。うまくいった体験を得た児童生徒は、自分のの自信を育てることができます。自信が育った児童生徒は、難しい状況にも自分なりに対処しようとします。
 そこで、通常の学級に在籍する、発達障害のある児童生徒の個別の指導計画を持ち寄り、うまくいっているところを広げる指導の実践例を出し合うことを通して、今後の実践に役立てていただきたいと思います。

研修の内容  通常の学級に在籍する、学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群のある(あるいはあると思われる)児童生徒の個別の指導計画(通常の学級用)を持参し、それをもとに研究協議をすることで、今後の実践に役立てていただきます。
(特別支援学級に在籍している児童生徒や、本来は特別支援学級で学習することが望ましいが通常の学級に在籍している児童生徒の事例は、本研修の対象となりませんのでご注意ください。)

研修の流れ(予定。詳しい内容は当日ご説明いたします。)
  1.  趣旨説明

  2.  自己紹介

  3.  個別の指導計画をもとに事例を説明

  4.  研究協議

  5.  研究協議のまとめ
当日の持参品、課題等
 
  • 個別の指導計画【様式E】
     研究協議で取り上げたい児童生徒の個別の指導計画(通常の学級用、対象児童生徒1人分)を、様式Eを参考に作成する。児童生徒の氏名は記入せず、評価欄を記入したものを持参する。
     学校独自、あるいは市町独自の個別の指導計画の形式で作成している場合は、その形式のまま持参してよい。


  • ※個別の指導計画は【様式E】に従って記入し、持参する。なお、当日の持参部数及び様式につい ては、7/26よりWeb発信します。

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F:発達の段階に応じた体育・保健体育の指導
研修のねらい   児童生徒の体力・体格についての現状と課題について理解します。また、各校の課題や解決、体力向上に向けての取組について研究協議し、小・中学校のつながりを考慮し、体系化を図るための見通しを考えます。
研修の内容  全国体力・運動能力、運動習慣等調査のまとめから現状と課題について確認します。その後、各校の児童生徒の体力について現状と課題について発表し合い、その内容を踏まえて、小中のつながりを考慮しての取組について考えます。

  1.  説明 「子どもの体力の現状と課題」

  2.  研究協議1 「各学校の現状と課題」「体力向上に向けての取組」

  3.  研究協議2 「小中のつながりを考慮した取組をするために」

  4.  指導助言
当日の持参品、課題等
 
  • 事前課題【様式F】
     各校の児童生徒の体力についての現状と課題、また、体力向上に向けての取組について【様式F】(A4判、1枚程度)に従って記入し、9月3日(月)までに総合教育センター研修部までFAXにて送付する。また、当日1部持参する。

  • ※事前課題等は【様式F】に従って記入し、FAXにて送付すること。また、当日○○部持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/28よりWeb発信します。

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G:教科指導におけるICT活用
研修のねらい   教育の情報化の意義とその対応について理解を深めます。教科指導におけるICTを活用した実践事例の発表を通して、各教科等の目標を達成するための効果的なICT機器の活用の在り方について考察します。
研修の内容  学習指導の工夫改善の一つとして、教育の情報化について意義とその対応について理解を深め、教科指導におけるICTの効果的な活用について研修していきます。
 研修のおおよその流れは次のようになります。

  1.  講話 「教科指導におけるICT活用」    
    • 教育の情報化についての解説と教育の情報化の構成要素の一つである教科指導におけるICT活用を中心に講話します。
  2.  研究協議 「ICTを活用した授業の実践」
  • 持参資料「ICTを活用した授業実践事例」の発表    
  • グループ協議    
    • ICTを活用した授業の指導事例を通して、各教科等の目標を達成するための効果的なICT機器の活用について話し合います。
  • グループごとの発表
当日の持参品、課題等
 
  • 事前課題【様式G】
     「ICTを活用した授業の実践事例」について、指定の【様式G】に従って、指導略案をA4判1枚程度にまとめ、当日印刷したものを持参する。また、授業で用いたデジタルコンテンツ、教材資料等を持参する。
  • ※事前課題等は【様式G】に従って記入し、当日○○部持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/26よりWeb発信します。

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H:発達や学びをつなぐ幼・保・小連携
  ~就学を境にした時期の教育について幼稚園教諭と語り合おう~
研修のねらい   幼稚園や保育所で生活していた子どもが小学校に入学すると、様々な違いに出会います。その違いは、子どもにとって小学校へのあこがれや成長の証である一方、これまでの経験では対応できない「段差」となり、生活面や学習面でうまく適応できないことがあります。しかし、子どもの発達は途切れることなく連続しています。そこで、幼児期の教育と小学校教育の共通点や相違点を探り、子どもの発達や学びをつなぐための指導の在り方について考えます。
 幼・小の連携は、小・中の連携と同様の成果や課題があります。中学校の先生方にも参考になりますので、ぜひ参加してください。
研修の内容  幼稚園教諭10年経験者研修と合同で実施します。実際の保育や授業をビデオ視聴し、幼児期の教育や子どもについて理解を深めることで、幼児期の教育と小学校教育の共通点や相違点を出し合います。その上で、子どもの発達や学びをつなぐために、小学校の授業においてどのような指導ができるか、子どもとどうかかわるべきかを議論していきます。

  1.  講話 「幼・保・小の連携~幼児期から児童期への教育~」    
     
  2. 就学を境にした子どもの状況と連携の必要性について
  3.  演習・研究協議
     幼児期の教育と小学校教育の双方で、就学を境にした時期の指導の在り方について考えます。

    (1)幼稚園の保育をビデオ視聴します。
    (2)小学校の授業をビデオ視聴します。
    (3)就学を境にした時期に、幼稚園・保育所で大切にしていること、小学校で大切にしていること等を話し合い、共通点や相違点を探ります。
  4.  2の協議を通して明確になった課題等について、子どもの発達や学びをつなぐための指導の在り方を考えます。
当日の持参品、課題等
  • 事前課題等【様式H】
     事前アンケート【様式H】を記入し、9月28日(金)までにFAXにて送信する。

  • 持参品
     小学校学習指導要領解説 生活編 平成20年8月 文部科学省
     小学校第1学年の国語・算数の教科書(協議の際の参考になります。)
  • ※事前課題等は【様式H】に従って記入し、FAXにて送付すること。また、当日○○部持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/26よりWeb発信します。

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I:学校教育に生きるコミュニケーション
研修のねらい   同僚や後輩のやる気を引き出し、お互いがサポートし合えるような環境づくりを行うための学年主任や教科主任としての在り方やコミュニケーションのとり方について考えていきます。
研修の内容  同僚や後輩のやる気を引き出したり、お互いがサポートし合える風通しのよい環境づくりを行うための主任の在り方について、講話や研究協議を通して考えます。さらに、学年主任や教科主任としてコミュニケーションのとり方について、演習を通して理解していきます。
 研修のおもな流れは次のとおりです。
  1.  講話・研究協議「学年主任や教科主任に求められること」
     【研究協議の視点】
     
  2. 同僚や後輩のやる気を引き出す取組    
  3. 風通しのよい環境づくりを目指した取組 等
  4.  演習「学年主任や教科主任として身に付けておきたいコミュニケーションスキル」
当日の持参品、課題等
 
  • 事前課題【様式I】
     「同僚や後輩のやる気を引き出す取組」や「風通しのよい環境づくりのための取組」等、主任として普段から心掛けていることやこれまでにうまくいった実践例などを、A4判1枚程度にまとめて持参する。

  • ※事前課題等は【様式I】に従って記入し、当日○○部持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/26よりWeb発信します。

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J:地域の教育力を生かした学校教育
   ~学校と地域の連携が生み出す効果~
研修のねらい   学校だけで教育課題のすべてを解決するには限界があり、家庭・地域住民等との連携が従来に増して強く求められています。
 そこで、保護者や地域住民による学校支援ボランティア等、地域の教育力を効果的に学校教育に取り入れていくための留意点やポイント等を、情報交換や研究協議を通して考察し、開かれた学校づくり、特色ある学校づくりに生かします。
研修の内容
  1.  講話「地域の教育力を学校教育に生かす」    
     
  2. 研修の目的    
  3. 生涯学習社会における学校    
  4. 学校と地域の連携の必要性    
  5. 地域の教育力を取り入れた活動の効果(平成23年度調査研究から)
  6.  情報交換「地域の現状と学校と地域の連携の実際」    
     
  7. 自校学区の地域の特性や保護者・地域住民との関わりについて    
  8. 地域との連携を取り入れた活動事例について    
  9. 地域との連携による成果と課題
  10.  演習・研究協議「学校と地域のよりよい連携を図るために」    
     
  11. グループごとに、地域とのよりよい連携を図り、地域の教育力を取り入れた教育活動を進めていく際の留意点やポイントについて協議します。
  12.  まとめ    
     
  13. 協議したことを発表し合い、地域とのよりよい連携を図り、地域の教育力を積極的に取り入れていくための方策等についてまとめます。
当日の持参品、課題等
 
  • 事前課題【様式J】
     自校における学校と地域の関わりについて、指定の【様式J】に従ってA4判1枚程度にまとめて持参する。

  • ※事前課題等は【様式J】に従って記入し、当日持参する。なお、当日の持参部数及び様式については、7/26よりWeb発信します。

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