H29テキスト
高等部理療科 理療関係施設見学
専攻科三年生は学習の集大成として1泊2日で「理療関係施設見学」を行っています。
今年も10月5日・6日、東京方面に行ってきました。
伝統的な技術を継承している施術所で実際に施術を受けたり、マッサージとリハビリをうまく融合して地域で好評を得ているデイサービス施設や「施術所らしくない施術所を目指している」という斬新な都会ならではの施術所等を見学したり、充実した時間を過ごしました。
また、それぞれに施術者としての心構えなど、大事なお話を伺いました。施術所の形態は違ってもやりがいを感じるときは「患者様やお客様から感謝されたとき」と、ほぼ全員の先生方がおっしゃっていたことから、鍼・灸・マッサージが素晴らしい仕事だと改めて感じられた2日間でした。
小学部(大村学級、大歳学級) 第2回遊び交流
2回目の遊び交流として、城西小3年生20名とニューサンピア栃木こども広場に行きました。第1回目でもペアを組んだ友達と思いっきり遊んだり、ときには段差などを手助けしてもらったりして楽しい時間を過ごすことができました。
お互いの名前も覚え、次回のゲームオリエンテーリング交流でまた会えることを楽しみにして帰ってきました。
小学部 校外学習(遠足)
小学部全員で「子ども総合科学館」へ校外学習に行きました。お天気にも恵まれ、午前中は乗り物広場で、豆汽車や変わり自転車に乗りました。豆汽車では、汽笛を鳴らしながら揺れる車両にまたがり、気持ちのよい風を感じました。また、変わり自転車では、二人乗りや四人乗りに友だちや先生と一緒に乗り、おしゃべりしながら楽しくサイクリングできました。昼食後は買い物や館内見学を行いました。いろいろな物を触ったり、見たり、感じたりして、楽しく充実した時間を過ごすことができました。
進路指導部「進路だより」更新
進路指導部 ビジネスマナー講習会
社会自立支援事業として、本校では毎年民間企業から講師をお招きし、ビジネスマナー講習を行っています。今年度もその第1回目が行われました。
就職や進学を間近に控えた3年生だけではなく、今後インターンシップに出かける2年生や進路選択はまだ先、と高校生活を満喫している1年生にも、明日から実践できる具体的な学習内容を、楽しい雰囲気とともに提供していただきました。2回目は10月末に行われます。
寄宿舎 お月見会(小学部・中学部)
9月27日(水)、小学部生・中学部生のクラブ「TOTIMOみんなのクラブ」でお月見会を行いました。みんなで月見サンドを作りました。今年は一人一人、卵を割って目玉焼き作りに挑戦しました。みんな、上手に目玉焼きを作ることができ、完成した月見サンドは、月見の由来の話を聞きながら、美味しくいただきました。
第13回栃木県障害者スポーツ大会
9月24日(日)
第13回栃木県障害者スポーツ大会が行われました。
本校からは、中学部・高等部の生徒が陸上競技・フライングディスク・競泳・サウンドテーブルテニスに参加し、結果は以下の通りです。
<陸上>
○100m男子
区分24 水沼 良 20″92 1位
区分25 木下 歩 13″65 1位(大会新)
区分26 宇賀神佑介 15″57 1位
区分26 本宮隼輔 18″58 1位
○100m女子
区分24 鈴木瑠理 37″96 2位
区分24 吉沢琴音 1′02″65 3位
○1500M男子
区分25 村田勇樹 5′36″51 1位
○ソフトボール投げ
区分24 広瀬由花 7m11 1位(大会新)
○フライングディスク(ディスタンス)
行平 瞬 36cm 3位
坂井歩夢 3m05
<競泳>
○25M自由形
区分26 岡澤洋成 17″66 1位(大会新)
○50M自由形
区分26 岡澤洋成 40″21 1位(大会新)
<STT>
○男子
区分1部 山本龍也 優勝
○女子
区分1部 八染まどか 優勝
第35回関東地区盲学校卓球大会
9月23日(土)東京都立八王子盲学校にて第35回関東地区盲学校卓球大会が行われました。
参加校
・茨城県立盲学校
・筑波大学附属視覚特別支援学校
・東京都立文京盲学校
・東京都立八王子盲学校
・横浜市立盲特別支援学校
・山梨県立盲学校
・群馬県立盲学校
・神奈川県立平塚盲学校
・栃木県立盲学校
本校からは、高等部男子5名がSTT(サウンドテーブルテニス)の部に出場し、参加者21名によるトーナメント方式で争われ、結果は以下のとおりでした。
宇賀神佑介 1回戦敗退
村田勇樹 1回戦敗退
岡澤洋成 2回戦敗退
木下 歩 3位入賞
山本龍也 優勝
交通安全教室
9月8日(金)、交通安全教室が行われました。
幼稚部・小学部の幼児・児童は、マロニエ号講師の方の腹話術で交通ルールを学んだり、模擬信号機を使って横断歩道の渡り方を学習したりしました。
中学部・高等部は、宇都宮中央警察署の警察官の方から講話をいただき、交差点での安全確認の仕方、歩道の渡り方等についてわかりやすく説明していただきました。
これを基に、交通安全教室で学習したことを日々の学習で確認し、交通安全への意識を高めていきたいと思います。
環境週間・清掃活動
環境週間・清掃活動を実施しました。
9月4日からの1週間は環境週間として、校内外の美化に取り組みました。初日の4日には、幼小部は花壇の整備をしました。中高等部は学校周辺の点字ブロックの清掃を行いました。夏休み中に大きくなった雑草を丁寧に除草したり、清掃をしたりしてきれいになりました。
第7回全国盲人演劇祭 点字文朗読コンクール部門 金賞
8月8日に埼玉県深谷市で行われた、全国盲人演劇祭点字文朗読コンクール部門で 高等部普通科3年の山本龍也さんが、中島敦の「山月記」を朗読し、最高賞である金賞に輝きました。おめでとうございます。
9月1日に、校長先生から賞状をいただいた後、全校生の前で朗読しました。人食い虎となった李徴の後悔や孤独・・押し寄せる様々な感情に思いを寄せた素晴らしい朗読でした。藪の中で語る李徴の姿が思い浮かぶようなひとときでした。
とちぎアビリンピック 結果報告
7月22日土曜日に行われた、第16回とちぎアビリンピック パソコン操作競技部門に出場し、3人が見事入賞しました。
金賞 村田 勇樹さん (高等部普通科3年)
銀賞 八染 まどかさん (高等部普通科2年)
銅賞 岡澤 洋成さん (高等部普通科1年)
おめでとうございます。
金賞と銀賞の村田さんと八染さんは、11月に行われる第37回全国アビリンピックへの出場権を獲得しました。8月29日には、全国大会に向けての激励会があり、福田知事より激励の言葉をいただきました。全国大会でももてる力を発揮してください!!
支援部 夏季研修
8月21日(月)、本校食堂を会場として、支援部による夏季研修が開催されました。県内の各小中学校や特別支援学校、幼稚園、市町福祉担当課、保健センターなどから、約40名の参加をいただきました。午前中は、「見えづらさのある子の理解と支援」という演題で、本校職員による体験を交えた講話を行いました。午後は、「見えにくさに対応した教材・教具の実際」として、弱視乳幼児を対象とした教材・教具、学習における弱視児に対する教材・教具、その他iPad等の便利グッズについて研修を行いました。幼小部の各教室を見学したり、様々な教材・教具を手に取り体験したりしました。参加者の方々からは、「見えにくさの体験によって見えにくさのある子どもの気持ちが分かりました。」「さっそく環境を整える等の工夫をしてみようと思います。」などの感想をいただきました。
学校支援ボランティアによる教材作成
8月5日と8月19日に学校支援ボランティアの方々が来校し、触って楽しめる絵本を作成していただきました。子どもたちが大好きな絵本「だるまさんが」に出てくるかわいらしい「だるまさん」を厚紙やフェルト等を使用して、細かい部分まで丁寧に作ってくださり、愛情たっぷりの素敵な絵本となりました。
栃木県高等学校教育研究会特別支援教育部会視覚障害教育分科会講演会
東京大学先端科学技術研修センター特任研究員、株式会社Studio Gift Hands代表取締役の三宅琢先生をお迎えし、講演会を行いました。演題は「デジタルビジョンケアによる障害特性に応じた効果的な指導について」です。
先生は、「デジタルビジョンケアとは」という点から、情報を可視化することで困難さを軽減し、意欲を向上させる様々な支援方法について、実践例を交えながら分かりやすくお話してくださいました。合理的配慮の観点からもお話をしてくださり、視覚障害だけではなく、障害の有無にかかわらず大変参考になる内容でした。先生からは、便利なサイトや役に立つアプリの紹介も沢山していただきました。
寄宿舎 歩行指導実地研修
8月7日(月)、宇都宮駅にて寄宿舎指導員の歩行指導実地研修を行いました。歩行訓練士を講師に招き、寄宿舎指導員が2人1組となり、全寄宿舎指導員が指導者役と生徒役を交互に体験する形式で研修してきました。今回の研修の成果も、今後の寄宿舎生への歩行指導に生かしていきたいと思います。
地域連携・映画鑑賞会
本県での盲学校発祥の地である足利市を会場に、平成29年度地域連携・映画鑑賞会を実施いたしました。この事業は盲学校や視覚障害についての理解と啓発を目的としています。今年度は足利市生涯学習センターをお借りし、映画『見えないから見えたもの 拝啓 竹内昌彦先生』を上映しました。当日は県南地区を中心に約30名の方々の御参加をいただきました。
参加された方より、「多くの苦労があると思うが一生懸命生きている姿は感動した」「ストーリーが大変分かりやすかった。視覚障害者への理解が進んだ」等の御感想をいただきました。ありがとうございました。
サマースクール
7月26日(水)にサマースクール(盲学校の授業体験)が行われました。
初めは少し緊張していた2名の参加者でしたが、徐々に緊張もほぐれ、楽しんで参加していました。
学習体験では、見えにくさに配慮した理科の実験や、作業体験を行いました。また、盲学校独自のサウンドテーブルテニスの体験では、アイマスクを付け、転がってくるボールの音を良く聞きながら上手に打ち返していました。
防災教育を中心とした実践的安全教育支援事業 職員研修会
宇都宮地方気象台 地震津波防災官永田俊光氏をお招きして、職員を対象に防災教育について研修会を行いました。
東日本大震災以後、大規模な地震、火山災害、大雨による被害など、多くの自然災害が発生しています。また、幼児児童生徒の交通安全や防犯体制の更なる強化なども求められています。
このため、自然災害等の危険に際して自らの命を守り抜く「主体的に行動する態度」を育成するために学校教育活動全体を通した系統的・体系的な安全教育の実施し、学校を含めた地域全体の安全水準の向上を図ることが重要であると言われています。
永田氏からは、防災教育全般に関わることを、防災の専門家の立場から丁寧に説明していただきました。過去の災害教訓を踏まえた新しい防災教育についてお話ししていただき、緊急地震速報を活用した避難訓練について、これまでの豊富な実践例などをもとに大変わかりやすく説明していただきました。
今後、幼児児童生徒が自ら命を守る行動がとれるようになることをめざし、気象台など専門家の皆様、また地域保護者の皆様にも御協力いただきながら、対応行動訓練を行っていきたいと思います。
育児学級
7月21日(金)に第2回育児学級を実施しました。今回は6家族16名の方に御参加していただき、本校理療科教員による幼少期の思い出や子育てに関する体験談や、情報交換等を行いました。
ユーモアを交えた体験談を聞きながら、保護者の方もお子さんの育ちを思い浮かべて、「あるある!」と共感したり、思わず涙したり、クスッと笑える場面があったり。対話形式の体験談でしたので、「この年齢でどんな玩具を与えたら良いの?」「遊べる年齢になったのですが、子ども頃楽しかった遊びは?」「夢はどんな感じで見るの?」など普段疑問に思っていることを熱心に質問しておられました。育児の工夫やアドバイス、おじいちゃんの手作り知育玩具の紹介など、保護者の方同士の情報交換も和やかに行われ、あっという間の一時間半でした。
お子さん達も、学校や保育者にも少しずつ慣れて屋外遊具や室内玩具で楽しく遊ぶ様子が見られました。
次回、第3回育児教室(10月13日金曜日 15:00~)は、「見えにくさに対するミニ講座」を予定しています。