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高校生未来の職業人育成事業
令和3年度高校生未来の職業人育成事業
高校生未来の職業人育成事業
~「自動ブレーキを搭載したシニアカーの検討」~
本校は、「高校生未来の職業人育成事業」の実施校として、栃木県教育委員会より指定を受け、より良い社会を目指して主体的かつ協働的に行動できる未来の職業人の育成に取り組んでいます。
令和3度は生産機械科が中心となり、主に高齢者や体の不自由な方が使用するシニアカーに自動でブレーキをかけるシステムを搭載するため、(株)アオキシンテックの青木圭太代表取締役社長にご協力いただき、研究を行いました。
第1日目
設計の前段階である「設計仕様書」の作成を中心にどのような仕様にするかを検討しました。初めての設計ということもあり、不慣れな様子でしたが、青木様の丁寧なご指導で必要となる要素についてイメージすることができました。また、マイコンやセンサについての検討も行いました。
第2日目
シニアカーに搭載されている非常停止スイッチ(リミットスイッチ)を押下するサーボモータの固定用治具の設計を行いました。青木様にご指導を頂きながら、各部の寸法をノギスやスケールで測定し、サーボモータの適正な位置を検討しました。
第3目
課題研究で製作した制御装置や治具などを取り付け、実証実験を行いました。時速6kmでの走行時にも壁などの障害物の手前で自動停止することができました。最後に、今後の課題や改善点などを話し合い、青木様から助言をいただきました。
地域貢献活動
12月17日(金)真岡市民会館で行われました「栃木県産業教育振興会芳賀地区学科高校生徒研究発表会」において完成したシニアカーの展示をさせていただき、多くの中学生に見学や体験をしていただきました。
令和元年度高校生未来の職業人育成事業
高校生未来の職業人育成事業
~「電動ミニSLの製作と地域イベントへの協力」~
本校は、平成30年度及び令和元年度に、「高校生未来の職業人育成事業」の実施校として、栃木県教育委員会より指定を受け、より良い社会を目指して主体的かつ協働的に行動できる未来の職業人の育成に取り組んでいます。平成30年度は建設科が中心となり、市内にある中村八幡宮の末社2社の再建活動を行いました。添野工務店様にご協力をいただきながら、生徒の技術・技能の向上を図るとともに地域にも大きく貢献することができました。本年度は機械科・生産機械科が中心となり、電動ミニSLの製作に取り組んでいます。株式会社人財学園様のご協力の下、溶接技術の向上を図りながら製作したミニSLで、地域イベントに参加し、地域貢献できることを目標に活動しています。本年度の活動内容は次のとおりです。特に、人財学園様のご協力により、生徒たちが講習を受けている様子を中心に紹介いたします。
第1日目
鋼鉄溶接の基礎的な技術の育成を図るため、株式会社人財学園の溶接講師花塚秀次様を学校に招き、炭酸ガスアーク溶接の指導を頂き基礎的な溶接技術の向上を得ることができました。
第2日目
板厚の薄い鋼材の溶接技術の育成を図るため、引き続き溶接講師の花塚秀次様を学校に招き、SLの線路などに用いる角パイプや薄い板材の溶接方法の指導を頂きました。
第3日目
アルミニウムの基礎的な溶接技術の向上を図るため、引き続き溶接講師の花塚秀次様を学校に招きご指導いただきました。その際軌道やミニSL本体の製作に関するアドバイスも頂き、無事車体を完成させることができました。
地域貢献活動
完成した車体は、11月23日真岡市で行われました真岡市産業祭にて出展させていただきました。当日は、天候が悪く走行はできませんでしたが、展示という形で地域の子供たちに乗車していただき喜ぶ姿を見ることができました。
また、真岡市の中学生対象とした「栃木県産業教育振興会芳賀地区専門学科生徒研究発表会」が12月18日に行われ、本事業内容を発表させていただきました。講習から発表に至るまでの様々な問題や貴重な経験は、未来の職業人として大きく成長することができたと思います。
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