アカデミアとちぎ

2017年1月の記事一覧

アカデミア「生活を彩る焼き物づくり」講座

「生活を彩る焼き物作り」
本講座は、全6回の講座で陶芸(楽焼き・信楽焼き)と七宝焼きという3種類の実用的な焼き物作品の制作を体験していただいております。初回と2回目の講座では、信楽の赤味陶土により、複数の技法で、器の成形を行いました。3回目から5回目までの午前中は楽焼きと信楽焼きの絵付けと施釉、午後には毎回技法を変えた七宝焼きのアクセサリづくりを予定しています。最終日には信楽焼の器がうまく焼き上がるとよいのですが・・・・

※吉澤順一教諭は平成25年度から4年連続で毎回異なるテーマで開講しています。平成26年度は3講座、平成27年度は2講座を実施しました。

アカデミア『下野狂歌を読もう』第3回

第3回 名所・名物と糟粕園文庫


江戸時代、氏家・喜連川の名所・名物といえば「塩谷里」「狐川」「桜野里」があげられ、よく狂歌の題として詠まれました。河野守弘編『下野国史』や『扶桑名所名物集 下野国』にもこうした歌が収載されています。当地にも狂歌師の活動があり、氏家の糟粕園文車喜連川の千里庵竹虎が知られています。文車は狂名を塵塚ともいい、『方丈記』にある「文車の文、塵塚の塵」の一節から名付けたものと思われます。千里庵の歌は、宇都宮町の下野庵宮住の編んだ『狂歌写玉袋』に見られます。