R01 活動の記録

平和学習

10月30日(水)旭城ホールにおいて、中学3年生が、修学旅行で訪れる「広島の平和学習」として、公益財団法人広島平和文化センター 広島平和記念資料館 被爆体験伝承者 濱田 千恵 さんを講師にお招きしお話を伺いました。

濱田さんは、広島のお生まれで、被爆体験された國重昌弘さんから聞いたことを中心に、戦時中の生活や、原爆が投下された前日の8月5日と投下された8月6日のこと、伝承者として思うことなど、國重さんから聞き取ったことや御自身で勉強されたことなどを、忠実に伝承するために活動をされています。被爆体験された方々の高齢化が進む中、その体験の後代の国民への継承を図るため、伝承者による取組が進められているとのことでした。「戦時中は、とにかくおなかがすいていたこと。國重さんの通う二中の1年生は全員死亡であったこと。國重さんを含む2年生は爆心地から離れたところで活動していたので助かった人が多かったこと。近所に住む1年生の澁江茂樹くんのお母さんには、茂樹くんが亡くなったであろうということを伝えられなかったこと。学校の校庭などで亡くなった人たちを焼いていた様子。」など、穏やかな語り口の中にも、戦争はあってはならない、平和の大切さをしっかり伝えたい、という思いがしっかりと伝わり、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
 最後に、生徒からの多くの質問にも、丁寧にお答えくださいました。その中には、伝承者は誰にでもできます、ぜひ将来みなさんもなってみてください、というお話もありました。濱田先生、私たちのために、貴重なお話をしてくださりありがとうございました。