校長室便り

【高2】2年連続「模擬国連」参加決定!

第15回全日本高校模擬国連大会」に、本校生チームが2年連続で、参加することが決定しました。今回、書類選考に合格したのは、横塚功樹君(2年4組)と武藤玲矩君(2年2組)のチームです。今大会は、全国から60チーム(120名)が参加し、11月13日(土)から14日(日)にかけて、兵庫県淡路市にある「淡路夢舞台国際会議場」にて、対面で開催されます。

ところで、「模擬国連」とは何なのでしょうか? 
本大会を主催する「Global Classrooms」のHPでは、以下のように説明されています。

「模擬国連とは、参加者が各国の大使になりきり、実際の国連会議を模した場で国際問題について議論する活動です。参加者は事前に担当国や議場、議題、国際情勢についてリサーチし、政策を立案します。会議では、スピーチや交渉を通して自国の立場を表明し、他の参加者と協力して決議を作成することで、国際問題の解決と国益の達成を目指します。」

(Global Classrooms のHPに掲載されている模擬国連の案内を引用)

今大会の議題は「核軍縮」です。この後、各参加チームには、担当国が割当たり、その国が置かれた状況などをリサーチし、本番に臨みます。

ところで、「模擬国連」に参加するためには、書類審査で合格しなければなりません。その課題は、そうとうな難問です。少なくとも難関大学の入試レベルの問題ではないかと思います。ちなみに、課題はHPで公開されていますので、興味のある方は以下のPDFをご覧ください。
書類選考_2021_改訂版.pdf

以下は、校長室でのインタビュー内容です。

Q1:書類審査に合格するため、どんな対策をしましたか?
→「実は、去年、応募した時は合格できませんでした。その時の悔しさを忘れず、来年は絶対合格するぞと決めていました。そのため、去年の書類審査の講評を徹底的に分析し、今回の課題ではそれらをクリアできるよう心がけました。去年よりもうまくまとめることができたと思います。」

Q2:今回の書類審査は、どんな点が難しかったですか?
→「問題は全部で4問あり、最後の1問は英語で答える問題で、答えにくかったです。『NGO(非政府組織)は国連の政策策定において、いかなる地位で参加し、どのような目的と役割を持っているかを200Words以内で答えよ。』という問題でした。」

Q3:合格が決まったときはどんな気持ちでしたか?
→「10月1日に、それぞれにメールが届き、合格を知りました。去年よりは手ごたえを感じていましたが、やはり、ほんとに通ったんだ、という驚きがありました。」

Q4:2人はSGクラブの「ディベート班」に所属していますが、ディベートと模擬国連では、どのような違いがありますか?
→「ディベートは、肯定側、否定側に分かれ、その勝敗を競うものですが、模擬国連は勝ち負けではなく、いろいろな意見の中から、みんなが納得できるような方向性を導き出し、それに賛成してもらうことが求められています。そこでは、傾聴・企画・調整・行動などによる「問題解決力」や「他者と協働する力」が必要になってきます。一方、相手を納得させるためには、様々なデータによるエビデンスが重視されます。その点では、ディベートで学んだことが大いに活かせると思います。」

Q5:これからどんな準備が必要ですか?
→「模擬国連での自分たちの担当国がこれから決まってくるので、その国のことをリサーチしなければなりません。あまり時間はありませんが、できる限りのことをやっていきたいです。」

*2人ともありがとうございました。対面での開催は2019年以来、2年ぶりとなります。ぜひ、実現して欲しいと思います。
*来年5月上旬にニューヨークで開催予定の「高校模擬国連国際大会」出場を目指して、頑張ってきてください。
*下級生(高1生、中3生)も、来年「模擬国連」出場を目指して、挑戦してください。