校長室便り

【中学】佐野市春季体育大会「バスケットボール」

5月13日(金)・14日(土)の2日間、アリーナたぬま等の会場で「佐野市春季体育大会バスケットボール大会」が開催されました。本校チームは、2日目の準決勝で敗退しましたが、城東中との3位決定戦に臨みました。県大会出場をかけた最後の大一番に、想像を超えるドラマが待ち受けていました。

第4ピリオド終了10秒前まで50-49でこちらがリード。痛恨のフリースローで1本目を入れられ同点となるも、2本目が外れたため、50-50で延長戦に突入。
延長戦の激闘終了10秒前、相手にシュートを決められ50-52、「万事窮す」かと思われたその時、すかさずリバウンドを奪い一気にシュート。大どんでん返しの52-52で再延長にもつれ込みました。

この辺りから、2階の保護者席の興奮は最高潮へと突き進んでいきました。


しかし、ここはクールダウンし、試合開始から、じっくりと見ていきましょう。

試合前のミーティングです。すでに気合は十分です。


試合が始まりました。








粂谷先生、高木先生も、ともに気合が入っています。
















第2ピリオド終了時点で、18-22でリードされていました。


ここから、どんどん追い上げていきます。






第4ピリオドに入ると、逆転しました。










このまま勝てるかと思われましたが、終了間際に同点となり、延長戦となりました。


延長戦も、両者2点ずつ入れ、再延長に突入しました。


ここからの3分間は、怒涛の展開でした。選手も監督も観客も、興奮のるつぼの中で、何が何だかわからないうちに、2本のシュートが決まりました。相手もフリースロー1本が決まりました。







そして、最後のカウントダウンの結果、56-53で、勝つことが出来ました。
選手たちは、みな疲労困憊で、足をつっていました。お疲れさまでした。
ここまでの精神力で頑張り切れたのは、本当に素晴らしいと思いました。見ている方としては、少なくとも2度くらいは負けを覚悟しましたが、生徒たちは諦めませんでした。その点、生徒たちの方が上を行っていたと思います。

戮力協心(りくりょくきょうしん)」:力を合わせて一致協力して物事に取り組むこと。まさに、その通りのことを成し遂げました。


満面の笑みの保護者の皆様方。その思いが届きました。