校長室便り

【高1】国際理解弁論大会「栃木県知事賞」受賞

11月1日(月)「第58回栃木県高等学校国際理解弁論大会」の審査結果が学校に届きました。今年度は、DVD(発表を録画したもの)による審査が行われ、高校1年1組若林仁瑛君が、最優秀賞(栃木県知事賞)に輝きました。おめでとうございます。

11月10日(水)放課後、どんな発表をしたのか校長室で話を聞かせてもらいました。発表のテーマは「パーム油と森林破壊」でした。

以下は、若林君の説明です。

「パーム油は、『アブラヤシ』の実から採れる油で、ポテトチップスやカップラーメン、フライドポテトを揚げるのによく使われています。日本人は一年間に平均4kgものパーム油を食べているとされています。

パーム油は、マレーシアやインドネシアなどの東南アジアで、熱帯の森林を切り開いて、アブラヤシ農園(プランテーション)で作られています。そのために、森林破壊が進行し、生物多様性が失われたり、山火事が発生するなどの環境問題が深刻化しています。

そこで、これ以上、アブラヤシ農園(プランテーション)を増やさない方策を提言しました。具体的には、アブラヤシを栽培できるエリアを限定し、そこで作られたパーム油には「認定マーク」を付けて流通させるというアイディアです。また、消費者の考え方や行動を変えることが重要で、世界全体で連携した行動をとることを「Unit  the earth 」(地球全体で連携を)というキーワードを作ってアピールしました。」

このような主張が、審査員から高く評価されました。
若林君は、SGクラブでも、森林破壊をテーマに研究しており、そこで考えたことをもとに「国際理解弁論大会」で発表したそうです。



*若林君は、いろいろなことに興味を持ち、チャレンジしています。今回の発表は、おそらく、一つの通過点なのだろうと思いますが、今後も、課題研究はもとより、様々なチャレンジを期待しています。応援しています。