校長室便り

【中2】数学の授業見学(星野先生)

4月28日(水)1限目、中学2年3組の「数学」の授業(星野先生)を見学しました。
「陸上競技で、決められたレーンでトラックを1周走る競技を行うとき、トラックの大きさによって、スタートラインをずらす長さはどのようになるか」という問題について、文字を使った式を利用して解決することが、今日の授業の目的です。

前回の授業で、1レーンのコーナー部分の長さは、半円の半径を16mとすると、32π m、2レーンのコーナー部分の長さは、(32+2)×πm=34πmとなり、レーンが一つ外側になると、2πm長くなることを求めました。
→πを、3.14とすると、2πだと6.28となりますので、6.28mずらせばいいことになります。

今日の授業は、ここからの応用で、
トラックの大きさが変わったらどうなるか
レーンの幅が変わったらどうなるか
について、文字を使った式を利用して、解決します。

4人1組のグループになり、相談しながら解決します。
まずは、いきなり文字を使った式ではなく、トラックの大きさは、コーナー部分の半径を16mから20mにした場合とします。また、レーンの幅は、1mから1.25mにした場合で考えます。その結果をグループの代表が、黒板に説明を書いています。


そして、グループごとに結果を発表します。






この後、半径をrという文字を使うと、どう表すことができるかを考えます。
生徒は、文字を使った式を利用すると、一般式として表すことができることを理解します。
こうした一連の課題を協働して解決を目指すことで、全員が理解できる、という大きなメリットがあります。
本校では、中高ともに、数学でも「ペアワーク」や「グループワーク」が日常的に行われており、「主体的、対話的で、深い学び」を目指しています。

また、数学科ではPDCAサイクルを取り入れており、生徒は授業ごとに、振り返りシートに「今日のめあて」、「分かったこと・大切な考え」、「もっと知りたいこと・疑問点」について、書いて提出しています。
(↓こんなふうに)


それでは、今日の授業の振り返りでは、どんなことが書かれていたでしょうか?
何人かの振り返りを見てみましょう。(注:よく書いているものを選んでいるわけではありません。重なっているものを上から順番に何枚か写真に撮りました。)













このように、生徒たちは毎時間ごとに、理解を実感しながら成長しています!