校長室便り

身近な風景 ~立春

2月3日(水)は立春でした。1985年以来、立春は2月4日が続いていましたが、今年は37年ぶりに2月3日になりました。暦の上では、春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。正門付近の「しだれ梅」もだいぶ咲いてきました。

ところで、なぜ、今年は立春が2月3日になったのでしょうか?
立春は、中国で生まれた「二十四節気」に基づくもので、1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。

四季の最初の日が、立春、立夏、立秋、立冬で、その前日が、節分になります。つまり、節分は1年に4日あります。季節の変わり目を知らせる日ですが、立春の前の日の節分は、1年(四季)の最後の日なので、重要な節目ともなっています。今年は2月2日が節分でしたね。

現在では、国立天文台の観測によって、「太陽黄径が315度になった瞬間が属する日」を立春としています。



以上は、「てんきや」コラムより(https://www.84p.net/tenkiya/)を参考にしました。


二十四節気は、この太陽黄径が何度になるかによって、すべて決められています。
国立天文台のHPでは、以下のように、今年(令和3年)の二十四節気の日時などが公開されています。(https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2021/rekiyou212.html)


春.pdf
これによると、今年の立春となった瞬間は、2月3日の23時59分ですので、1分の差で、立春が2月3日になったことがわかります。
ちなみに、次に2月3日が立春になるのは、2025年だそうです。