校長室便り

【高1】コミュニケーション英語Ⅰの授業見学(鶴見先生)

5月28日(金)1限目、高校1年2組の「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業(鶴見先生、1クラス2分割のうちの1つ)を見学しました。
単元は、Lesson 3「A  Canoe  Is an  Island」(カヌーは島)のSection 1と2でした。

少人数授業なので、生徒一人一人に語りかけるように進めていました。

授業は、教科書の文章の朗読から始まりました。全員が立って読み、読み終わったら着席します。


続いて、Section 1で出てきた Words & Phrases(単語とフレーズ)を一人ずつ指名して、その意味を確認します。



生徒の目の前まで行って、質問します。すぐに答えが返ってこなくても、ヒントを与えたりしながら、辛抱強く、生徒が答えるのを待っています。みんなも質問されている生徒に意識が集中し、その答えを聞いて納得しています。

次に、前回の授業で生徒が提出したSection 1の「Retelling リテリング」(教科書の内容を参考にして、自分の言葉で物語をまとめること)で、間違いが多かった文法の解説を行い、Reading Practice (空欄に当てはまる言葉を自分で補いながら読む)へと続きます。


ここまでで、Section 1が終わり、Section 2 へと進みます。Section ごとに授業内容が凝縮されたプリントが配られます。Secton 2 も同様に、Words & Phrases(単語とフレーズ)から始まります。文章を理解する上で、ここは重要なポイントで、鶴見先生はとても丁寧に単語の意味を説明されていました。

例えば、steadily (着実に)については、生徒にこんなことわざを示しました。
Slow and steady wins the race 」この意味を考え、辞書を使って調べます。
答えは、急がば回れ、でしたが、そのsteady から steadily が派生していることを知り、みんな納得していました。

また、Big Dipper 北斗七星Southern Cross 南十字星では、教室からだとどの方角に見えるかを確認したります。(私にも振られました)

こうして、単語やフレーズをきちんと理解すると、その後、本文を読んだとき、不思議と、文の意味だけでなく、物語の情景まで私の頭に浮かんできました。


なるほど、文章を理解する上で、言葉の持つ意味を理解することが大切なんだと、わかりました。生徒も楽しみながら授業を受けているようでした。
また、英語を好きになってもらおうという鶴見先生の気持ちも伝わってきました。