校長室便り

【中2】「トリプルSプロジェクト」実施決定!

1月19日(木)放課後、中学2年生のプロジェクトリーダー小泉凛央さんと池田清子さんが佐野小学校を訪問し、6学年主任の中島先生と担任の新美先生のお二人と「トリプルSプロジェクト」(略称Sプロ)の打ち合わせを行いました。Sプロは、2月3日(金)の午前中、佐野小の体育館で、6年生全員(2クラス)を対象に、プロジェクトメンバー有志の代表16名で実施することが決定しました。

(左から)打合せを行っている池田さんと小泉さん

 

トリプルSプロジェクトは、「S知る、S主体的、Sサステナブル」のトリプルSを達成するために、多くの小学生に世界で起きている諸問題について知ってもらい、どのようなことが自分たちにできるのかを考える学びの場を作り、共に学ぶ機会とすることをねらいとしています。

活動内容は、「市内の小学6年生を対象にイベントを通してSDGsについて意識の高揚を図る」ことを目標としています。

具体的には、小学6年生がいくつかのグループに分かれ、そこにプロジェクトメンバー(16名)がチューターとしてサポートします。各グループにはSDGsの17の目標に関する2つのミッションが与えられ、それをクリアするために、すごろく形式でクイズに挑戦します。クイズで得た答えをヒントに、どんなことをすればミッションをクリアし、SDGsの目標を達成できるかを自分たちで考えます。つまり、このゲームを通して、小学生たちは、SDGsについて、より詳しくS知り、自分たちでS主体的に関わろうとし、その結果、Sサステナブルな世界を目指そうとする意識を高めます。これが、トリプルSプロジェクトが目指しているところです。

このプロジェクトの実現のために、二人は4月頃から構想を練り始め、夏休み中に具体化し、2学期をかけて、一緒にやってくれる仲間を集め(約30名が名乗りを上げてくれました)、体育館で何度もシュミレーションをして、完成度を高めてきました。先生方は、アドバイスをしたりすることはありますが、全部自分たちで進めてきました。学年主任の北堀先生と二人の担任の廣瀬先生が、常に二人を陰で支えてくれていたことも大きいと思います。

この日も、佐野小の先生方に説明する資料やリーフレットも自分たちで作ってきました。

(二人で作った「三つ折りリーフレット」の両面です。とてもよく考えられています。)

他にも、様々な資料を使って、わかりやすく説明していました。

 

*佐野小学校は、プロジェクトリーダーの一人である池田清子さんの出身校であることから、母校に協力していただき、実施することとなりました。池田さんの元担任だった先生ともお会いすることができ、りっぱに成長した姿に感心されていました。打ち合わせを行ったお二人の先生からは、このプロジェクトに先立ち、SDGsについて、小学6年生にも勉強させましょうと、このイベントが子供たちのより深い学びになるよう、協力していただけることになりました。小学校をここまで動かした二人の熱意、そして、その根底にある、附属中で培われた「探究力」や「人間力」に敬意を表します。

また、佐野小学校の校長先生からも積極的なご支援をいただいているほか、現在、佐野市が進めている佐野市立の小中学校、義務教育学校、県立中学校、私立中学校を含めた義務教育の連携という観点から、佐野市教育委員会からも注目されています。

本プロジェクトが大成功を収められるよう、学校としても応援していきます。頑張ってください!