文字
背景
行間
ブログ
【高校】ラグビー部、國學院栃木から会心の2トライ!
10月30日(土)栃木県総合運動公園ラグビー場で「第101回全国高校ラグビー大会栃木県大会」の準決勝が行われました。本校は、全国レベルの強豪校「國學院栃木」と対戦し、10対90と敗れはしましたが、後半に会心の2トライを奪う大奮闘で、3位となりました。
試合は12:15ちょうどにキックオフ。本校は期間限定部員(助っ人)6名を含む15名で試合に臨みました。
<前半>
キックオフライン、アウトからの攻撃という作戦がうまく機能し、國學院栃木を苦しめました。
あと一歩でトライ、という場面が何度もありましたが、なかなか思い通りにはプレーさせてくれません。
前半は、相手に6トライ、3キックを決められ、0対36で終了しました。
後半に向けて、再度、作戦の確認が行われました。とにかく「念願の1トライ」を目指して、モチベーションを高めました。
<後半>
國學院栃木は大幅にメンバーを入れ替えてきましたが、本校は15名全員が後半戦に臨みました。
後半開始早々、立て続けにトライを奪われ、じりじりと点差を広げられますが、決して緊張が途切れることなく、懸命に食らいついていく姿勢は変わりません。じっと耐えながら、チャンスをうかがいました。
そして、とうとう、その瞬間がやってきました。後半15分、「國學院栃木からトライを奪うならこれしかない」と練習を重ねてきたサインプレーが見事に決まり、岩上航君が「会心の、起死回生のトライ」を決めました。その様子を以下の写真でご覧ください。
続いて、後半20分。興奮冷めやらぬ中、動揺する國學院栃木の一瞬のスキを突き、3年生の田崎和寛君が、インターセプト(攻撃している相手からボールを奪って攻撃)で、一気に抜け出し、鮮やかにトライを決めました。これも、以下の連続写真で見てください。
衝撃的な2トライ目でした。会場は大興奮に包まれました。なにしろ、あの國學院栃木から2トライを奪ったのですから。これはもう歴史的なトライです。
試合は、後半、2トライ(10点)を奪うも、相手は8トライ、7キックで、10対54でした、前後半合わせて、10対90で敗退しました。しかし、「オール佐高」で挑んだ戦いで、勝ち負け以上の大きな金字塔を打ち立てました。
<表彰式>
試合終了後、3位の表彰式が行われました。主将の小倉悠輝君が代表で表彰を受けました。会場からは、健闘を称える惜しみない拍手が送られました。
応援に来てくれた保護者への挨拶です。
小倉君の言葉
「中1から6年間、附属中と佐高でラグビーを続けてきました。その間、佐野日大高や國學院栃木高に、佐高はことごとく0点に抑えられてきているのを目にしてきました。今日の試合で、2トライ(10点)取れたのは、自分たちの頑張りはもちろんですが、先輩たちの悔しい涙を見てきたからこそだと思います。また、助っ人として力を貸してくれた仲間たちがいたからこそ、この舞台に立つことが出来ました。石井監督をはじめ、顧問や学校の先生方、保護者の皆様には感謝しています。」
<終了後>
最後に、ラグビー部の顧問から、頑張った部員たちにねぎらいの言葉がかけられました。
中学校から6年間、一緒に練習してきた柾木先生。
生徒たちを優しく見守ってくれた川俣先生。
そして最後は、石井監督から健闘を称える言葉がかけられました。
「國學院栃木から10点取った佐野高校。これはそう簡単に出来ることではない。こんな素晴らしい試合をしてくれたみんなを頼もしく、そして、誇らしく感じた。2トライは、何物にも代えがたい勲章である。全国のチームも頂点に立つ1校以外は、それが全国大会であろうと、県大会であろうと、必ず負ける。負けた時の悔しい涙は、これまで一生懸命やってきたものだけが味わうことが出来る宝物である。それが今回だったに過ぎない。素晴らしい試合をありがとう。」
5名の3年生に一人一人握手し、これまでの頑張りをねぎらっていました。
<校長より>
*今日の試合での皆さんの頑張りは忘れることができません。佐高の歴史の中でも燦然と輝くことでしょう。こんな素晴らしい場面に立ち会うことが出来て、本当に嬉しいです。特に、目の前を駆け抜けていった2つのトライの衝撃は大きかったです。粘り強く、あきらめなければ、必ずチャンスが訪れる。そして、そのチャンスをつかみ取ることができたのは、幸運だけでなく、普段の練習で培った実力です。そうした皆さんのモチベーション、ポテンシャルの高さを感じました。石井監督の下で、ラグビーを続けることができる皆さんは、幸せだと思います。今日は、本当によく頑張りました。ご苦労様でした。
緊急情報
特にありません。
カウンター
8
8
1
2
7
5
3